インターネットからのフランス研究


---- 社会・文化の一般的情報から人文学研究まで ----



飯 野 和 夫




 このWWW ページは、名古屋大学言語文化部の「1995年度特定研究」の一部をなす報告をWWW 上で公開するものです。この報告はまず1996年 3月に冊子体でまとめられました。内容は1996年 2月の時点で確認したものが中心となっています。内容については多くの方々からお教えをいただきました。
 報告中の色文字で表示されているサイト名をマウスでクリックすると当該のサイト (ページ) に直接移ることができます。フランス語によるサイトに接続したら、Netscapeの場合には "Document Encoding [文字コードセット]" を "Western(Latin1) [欧文(Latin1)]" などと設定すればアクサン付きのフランス語を正しく表示します。なお、WWW ページの公開以来新たに加えた記述には (*)を付けました。本文中での文献への指示は、末尾の「参考文献」欄の文献番号を [ ] 内に示しました。

 このページは不定期に部分的な更新を行っておりましたが、2008年2月を最後にそれも停止しています。1990年代後半に一定の役割を果たしたこのページも、その後の検索エンジンの発展により役割を終えています。内容のほとんどは現状に合わなくなっており、いわば史料として、ここに収録しています。
 飯野和夫ホームページの移転にともない、このページはまもなく自動的に新ページに切り替わります。ブックマーク、お気に入りなどの変更をお願いします。 (2015年5月追記)


[このページの公開日、1996年4月28日。最終更新日、2008年 2月 5日]


目次 (項目をクリックすると直接該当箇所へ移れます)

はじめに
1. インターネットへのアクセス
(1) 電子情報を入手するために
(2) 電子メール
(3) ネットニュース
(4) Telnetの利用--オンラインの図書館目録などを利用する
2. インターネット上の一般的なフランス語圏関係情報
(1) 情報検索サービス、テーマ別リンク集
(2) インターネット上のマスメディア (新聞、ラジオ等)
(3) 各種Webサイト
(4) 日本の (または日本人による) サイト
3. インターネットからのフランス人文学研究
(1) 人文学関係情報を集めたサイト
(2) 電子テキスト・電子化資料を集めたサイト
(3) テーマ別サイト (電子テキストも含む)
(4) 日本のサイト
(5) メーリングリスト
(6) ネットニュースを講読あるいは投稿する
(7) 書誌情報の検索をする
(8) フランス語圏の図書館にアクセスして情報検索をする
4. 人文学研究へのパソコンのその他の利用法
(1) コンコーダンス、インデックスの作成
(2) CD-ROM, Floppy disk
(3) インターネットやパソコン通信からツールを入手する
(4) インターネットを使って書籍を注文する
むすび(連絡先)

参考文献







はじめに

 最近急速に発展しているインターネットをフランス語圏の文化研究にどのように生かしていくか──この問題について、私自身がインターネットに接続して試行した経過を、主としてこれからインターネットを利用しようとしている方を念頭に報告したい。
 私は所属する名古屋大学のローカルエリアネットワーク(LAN) にパソコンを接続し、これを介してインターネットを利用している。また、モデムを使い電話回線を利用してプロバイダにダイアルアップ接続をすれば、誰でも自宅のパソコンからインターネットを利用することができる。パソコンが適当なネットワークやプロバイダに接続されてインターネットを利用できる環境が整ったとして、ではインターネットを実際にどのように利用していけばよいのか。この点について、本報告では、第1章としてインターネット上のさまざまなサービスと、フランス語を扱う立場からそれらのサービスを利用するための準備について述べ、以下、第2章、第3章としてフランスに対して一般的な関心を持つ者、あるいはフランス文化に関心を持つ者にとってインターネットのサービスにはどのような利用の仕方があるか、第4章として私が専門としている18世紀フランス語圏の思想・文学についてインターネット上で得られる情報について述べることにする。
(*) ここでいう第4章はその後「インターネットからのフランス18世紀研究」として独立した報告とした。



1. インターネットへのアクセス [全体を読む]

(*) 本章ではインターネットの各種サービスを概観し、それらを使って一般的に、あるいはフランス(語)に関連して、情報の入手・伝達をする場合の注意点も掲げた。ただ、内容は次第に常識となったり古くなったりしてきており、繰り返し参照すべきものでもないので、報告の本体から切り離して別ファイルとした。本章の内容全体を見るためには、 [読む] の色文字部分をクリックしていただきたい。

このページの以下につづく部分では、本章の内容の内、一般的に情報探索をする場合に出発点として利用価値の高いサイトへのリンクだけを掲げることにする。


(1)電子情報を入手するために [全体を読む]

 日本国外のWWW ページの情報探索の一般的な出発点としては、多くのサーバへのリンクが収録されている次のようなページ (サイト) が有効であろう。
The Virtual Tourist [http://www.vtourist.com/webmap/]
 地図をクリックすることで色々な国のサイトに接続することができるので、特定の国、地域のサーバにアクセスする出発点として便利。

 (*) このサイトは各地の情報に視覚的に接近できる点で便利だったが、その後性格も変化し、リンクをたどってもコマーシャルサイトにしかたどりつかないようなことが多くなった。[2000.3.28]

The Virtual Tourist - Europe [http://www.vtourist.com/webmap/europe.htm]
 上のThe Virtual Tourist からリンクしたヨーロッパのページ。

Yahoo [http://www.yahoo.com/]
 情報の分野ごとにサーバにリンクしているので、テーマから情報探索をする出発点として大変便利。

 (*) フランス版 Yahooについては 2 (1)を参照のこと。

 WWW 上の情報資源をキーワードから検索するには、次のサービスの評判が高い。(*)
AltaVista [http://www.altavista.com/]
 このサイトでは、Web ページのほかにニュースグループの検索もできる。"Search"の欄を "Usenet" と設定すればよい。
OpenText [http://index.opentext.com/]


(2)電子メール [読む]

(3)ネットニュース [読む]

(4)Telnetの利用--オンラインの図書館目録などを利用する [全体を読む]

 Telnetを介してアクセスできる情報源としては、インターネット上で公開されている世界各地の図書館のコンピュータ目録 (OPAC [オーパック]= Online Public Access Catalog)や、各種の書誌情報検索サービスなどがある。

(*) 各図書館の OPAC や各情報検索サービスは現在 Telnet による接続から Web上での検索へと移行しつつある。

 インターネット上で OPAC を公開している図書館のリストは次のようなサイトで調べることができる。 (なお、フランス語圏の図書館の OPAC について、またフランス語文献も対象とする各種の情報検索サービスについては、第3章 (6), (7) を参照のこと。)

Libweb [http://sunsite.berkeley.edu/Libweb/] (*)
 世界中の図書館のホームページへのリンク。検索機能もある。各図書館のホームページに達したら、そこで OPAC のアドレスなどの情報を得ることができる。

University of Minnesota [gopher://gopher.tc.umn.edu]
 "Libraries" ---> "Library Card Catalogs via Telnet" ---> 図書館所在地、とメニューを選択していくと、希望の地域で Telnet による OPAC を備えた図書館のリストに到達する ([7] p.48〜) 。同じ Gopher で、"Other Gopher and Information Servers" ---> 希望地域、とたどると、大学などの Gopher のメニューに OPAC が含まれていることもある。リスト上で図書館名に隣り合わせて掲げられている説明テキストを必ず事前に開いて参考にすること。接続方法、接続した後に必要な入力事項などが説明されている。使っているブラウザにTelnetアプリケーションが登録してあれば、図書館の文字部分をクリックするだけでtelnet接続することができる。ただし、このリストは網羅的とは言えない。


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2.インターネット上の一般的なフランス語圏関係情報

(1) 情報検索サービス、テーマ別リンク集

[情報検索サービス]
Annuaire Enseignement Superieur et Recherche [http://www.urec.cnrs.fr/annuaire/]
 このページは発足以来広くフランス語によるサイトにリンクしてきたが、他の検索エンジンの充実という状況の変化を受け、1998年に入って研究・教育分野の情報に専門化した。

City Net: France [http://www.city.net/countries/france/]
 フランスのWWW サイトの都市別リストなどを含む情報ページ。

AdmiNet [http://http://www.adminet.com/index_fr.html] (*)
 フランスの政府・行政関係の情報から娯楽情報まで。主要なテーマは次のとおり。Les institutions de la France; Le gouvernement de la France; Quelques grands organismes francais; Quelques Villes de France; Les Regions francaises; La France d'Outre-mer; Les departements francais; Gouvernements etrangers; Presses, T.V., Cinema, Loisir など。

Yahoo France [http://www.yahoo.fr/] (*)
 最もよく知られた総合情報検索サービスのフランス版。Yahoo には他にカナダ版などもある。
Nomade.fr [http://www.nomade.tiscali.fr/] (*)
 フランスの情報検索サービスのしにせ Lokace を継承したポータル・サイト。
la Toile du Quebec [http://www.toile.qc.ca/] (*)
 カナダ・ケベック州の情報検索サービス。

[テーマ別リンク集]
 次に、フランス (語圏) 関係の興味深いサイトを精選し、テーマ別に分類してリンクをまとめているページをいくつか掲げる。
HAPAX: French Resources on the Web [http://hapax.be.sbc.edu/home.html]
 主要なテーマは次のようである。Art and Architecture; Cinema; Culture; Education in France; France(Paris and beyond); Gastronomiy; History; Language; Literary Criticism and Theory; Literature; Music; News; Political Science and Economy; Science; Sports; Tourism など。
Tennessee Bob's Famous French Links [http://www.utm.edu/departments/french/french.html]
 主要なテーマは次のようである。Art & Special Image Exhibits; Literature and Music; Newspapers, Magazines and Newsgroups; Audio-visual(Radio/TV,etc.); Vertual Francophone Tourist; Some subway maps; Scholastic, Academic and Teaching Sites; Interactive Sites; French Language; French in Business Context など。
The Electronic Text Center at the University of Virginia [http://etext.lib.virginia.edu/french.html]
 次章でもふれる文学関係のサイトだが、フランスの文化・社会関係の情報へもリンクしている。


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(2) インターネット上のマスメディア

[新聞、雑誌]
Editor & Publisher [http://www.mediainfo.com/]
 新聞などのメディアへのリンク。このメインメニューから Media Linksを選択し、"Browse by Media Type"あるいは "Browse by Geographic Location"を利用して、希望の地域の新聞などのメディアのホームページへ達することができる。フランスについては Le Monde, Liberation, Dernieres Nouvelles d'Alsace などの記事 (の一部分) を読むことができる。また、例えばカナダ (ケベック) については Le Devoir, Le Soleil などが代表的新聞であり、それぞれ記事の一部分を読むことができる。(*) (1998.1.15 内容更新)

Bienvenue sur Le Monde [http://www.lemonde.fr/] (*)
 上のサイトからもリンクしているフランスの代表的日刊紙 Le Monde のメインページ。

Le Nouvel Observateur [http://www.nouvelobs.com/] (*)
 知識人層を読者とする週刊誌のホームページ。最新号の内容の一部などを読むことができる。
Le Monde diplomatique [http://www.monde-diplomatique.fr/md/index.html] (*)
 Le Monde が発行する時事問題についての月刊誌のホームページ。最新号の内容の一部などを読むことができる。

[インターネット放送] (*)
 フランス語圏のラジオ、テレビのニュースなどの番組の一部をインターネット上で視聴することができる。ラジオについては、回線の状態によって音が多少とぎれることがあるものの、クリアな音質で聴取することができる。テレビについては、見ることのできる画面も小さく、一般に映像は荒く、動きもぎこちない。音質もよいとは言えず、また、回線の状態によってか、データの転送自体が不安定な場合もあるようだ。だが、いずれにしてもインターネット放送によって現地のニュースなどを好きなときに視聴できるのは魅力である。

 インターネット放送を視聴するには、使用しているWeb ブラウザにプラグインソフト/ヘルパーアプリケーションを追加して利用する。さまざまな種類が出回っていたプラグイン/ヘルパーアプリケーションも次第に整理されてきて、フランス語のインターネット放送には "RealPlayer" だけでほぼ対応できるようになってきた。こうしたソフトは、無料のフリーウェアとして、日本のインターネット関連雑誌の付録のCD-ROMから入手することができる。また、インターネット上で入手することもできる。たいていのインターネット放送のサイトは、必要なソフトをインターネット上からダウンロードするためのリンクを設けている。

 RealPlayerには日本語版も出ており、ほとんど手間いらずでインストールと設定ができる。データのダウンロードを行いながら再生をすることになる場合が多いが、回線の接続速度が低い場合のために「バッファ再生 (PerfectPlay)」の機能もある。

 データの保存についてだが、ラジオの場合など、データをまとめてダウンロード(telecharger) し、後から (ローカルファイルとして) RealPlayerで聞くことができるサイトもある。この場合も、データの保存場所を指定できる場合 (データが圧縮されていて解凍の必要がある "France Culture" の場合など) や、自動的に (Windows の場合には) Windows フォルダ内の Temp フォルダにデータが保存され、再生まで自動で行われる場合などがある。後者の場合も、データのファイルを分かりやすいフォルダに移すことは不可能ではない。
 一方、オンラインで視聴しながらデータを「記録」 (いわゆる録音・録画) して保存することになる場合もある。この場合、フリーウェアとしての RealPlayer には記録の機能が備わっていないので、有料の RealPlayer Plusをインターネットを通じて購入する必要がある。ただし、データの提供者がこうした保存ができないようにしている場合も多い。

 実際のインターネット放送のサイトには、たとえば次のサイトからリンクがはられている。もちろん前項でふれた情報サイトなどから探すこともできる。
Guide de la Radio et des Medias - COMFM [http://www.comfm.fr/index.html]
 全世界のラジオ・テレビの多くのインターネット放送へリンクした便利なサイト。
Les sites radios en francais sur Internet [http://w3.teaser.fr/~jclevy/sites.htm]
FranceLink - Home Page [http://www.francelink.com/]
 フランス語によるラジオ放送へのリンク。

 具体的なラジオ・サイトについては、いくつか掲げるにとどめる。どのサイトも RealPlayer で聴取することができる。
RFI - Radio France Internationale [http://www.rfi.fr/]
Radio France [http://www.radio-france.fr/]
 France Inter, France Info, France Culture など。
Radio Canada International [http://www.rcinet.ca/]

 また、次のサイトでは、テレビニュースなどの映像を見ることができる。対応ソフトは RealPlayer 。
France 3 en ligne: Les journaux en video [http://www.france3.fr/]
France 2 Info en ligne [http://www.france2.fr/]
 "video" の項からニュースなどの映像へとリンクしている。
TF1: L'Info [http://infos.tf1.fr/sommaire.htm]
Radio-Canada.ca [http://radio-canada.ca/]
 このページの "Audio et video" からリンクをたどると映像も見ることができる。

(この項、1998年9月7日)


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(3) 各種 Web サイト

 フランス語圏関係情報を実際に提供しているサイトを掲げ始めたらきりがない。以下にはそのごく一部を掲げることにする。

[社会]
 フランス語圏各地のさまざまなサイトへはこれまでに見た"Virtual Tourist" や情報検索サービスなどから移ることができる。この項では、本報告の公開時から掲げ、そのまま開設されているいくつかのサイトを掲げるにとどめる。
The Paris Pages [http://www.paris.org/]
 パリの様々なガイド。美術館や博物館から、学校の案内まで。
 その他、フランスの各都市のページへは、上に掲げたフランスのWWW サーバの地域別のリストから移ることができる。各都市のページは現在、急速に充実しつつある。

MinitelWeb [http://www.minitel.fr/]
 インターネットからMinitel の機能を利用できるが、そのためには利用者登録をして、利用料金を払う口座を開く必要がある。ここはそのための案内のページ。
La France dans le Monde [http://www.france.diplomatie.fr/frmonde/index.html]
 フランス外務省のページ。核実験についての仏政府の見解を読むこともできた。

Switzerland-Home [http://heiwww.unige.ch/switzerland/]
 英語のページ。ジュネーヴ他の都市のページへリンクしている。
Le Guide de Geneve [http://www.ville-ge.ch/]

[文化]
Le Ministere de la culture [http://www.culture.gouv.fr/]
 フランス文化省のページ。"expositions virtuelles", "bases de donnees" など。

[フランス語]
Premiers pas sur Internet [http://www.momes.net/] (*)
 フランスの子供向けのページだが、フランス語の学習にも役立つ情報やツールをいろいろ集めており、日本人がフランス語を学び教える際にも利用できそうだ。たとえば、フランス語の子供の歌が集められていて、曲によってはメロディーを聞くこともできる。
 また、同じサイトの En classe [http://www.momes.net/education/] という一般向けのページにはフランス語教育関係の情報が集められている。
Francais langue etrangere et langue seconde (ClicNet) [http://clicnet.swarthmore.edu/fle.html] (*)
 3 (1) でもふれる "ClicNet"のフランス語学習に役立つ情報を集めたページ。
[以上2項、山崎吉朗「コンピュータでフランス語 (21) 」 (『ふらんす』1998年12月) による]
A la decouverte de Tintin [http://www.tintin.qc.ca/] (*)
 フランス語圏で人気の漫画の主人公のホームページ。フランス語の学習にも使えそうだ。

 フランス語 (教育) 関係の情報については、次章も参照のこと。

[美術]
WebMuseum [http://sunsite.unc.edu/louvre/]
Louvre W3 [http://www.culture.fr/louvre/]
Musee d'Orsay [http://www.musee-orsay.fr:8081/] (*)
 これらのサイトでは美しい画像を見ることができる。

PARIS MUSEES [http://www.paris.org/Musees/]
 このサイトにはパリの多くの美術館の情報が集められている。

[フランス語圏の大学・研究機関]
Unite REseaux du CNRS [http://web.urec.fr/]
 CNRS (Centre National des Recherches Scientifiques) のページ。


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(4) 日本の(または日本人による)サイト(*)

日仏会館ホームページ [http://www.mfj.gr.jp/index-j.html] (*)
 日仏会館関係記事の他にフランス関係のサイトへのリンクを設けている。辞書、憲法・法令・議会議事録、文献書誌情報データベースなどへのリンクもある。
在仏日本大使館 [http://www.amb-japon.fr/] (*)
 在仏日本大使館広報文化センターのページ。このメインぺージから Liens utiles -->Sites en francais au Japon とたどると、日本からフランス語によって発信されているホームページのリンク集がある。

NETWORK SOPHIA [http://www.st.rim.or.jp/~mksmzk/] (*)
 ジャーナリズム、言語学・記号学、映画・演劇など特色あるリンク。
Masahide Kobayashi & Digital Iyami [http://member.nifty.ne.jp/masahidek/] (*)
 国際関係の研究に関連した情報が特色。
戸口民也氏ホームページ [http://www.nagasaki-gaigo.ac.jp/ncs/fr_dpt/tog/tog_index.htm] (*)
 充実した「フランス語関係参考図書」はフランス語学習者にとって有益、他にも多彩なリンク集など。
世界の言葉をコンピュータとインターネットで/フランス語 [http://www.threeweb.ad.jp/logos/french.html] (*)
 三上吉彦氏の手になる世界の多くの言語についての情報を集めたページのフランス語の項。

村西博次氏ホームページ [http://web.kyoto-inet.or.jp/people/h-mura/] (*)
 登山家である村西氏が出版された『仏和山岳用語集』、『和仏山岳用語研究』の情報を得ることができる。フランス人登山家のホームページへのリンクなどもある。


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3.インターネットからのフランス人文学研究



Revue d'Histoire Litteraire de la France

 この著名な文学研究誌は1998年のNo.5(Septembre-Octore), 1999年のNo.4(Juillet-Aout)で "Bibliographie de la litterature francaise (XVIe-XXe siecles) Imprimes-Internet" という特集を組んでおり、刊本の目録に加えて、インターネット上のフランス文学関係のサイトや資料が広く調査されている。フランス文学関係の新しく詳しい情報を得たい方には参照をお勧めしたい。今後も毎年、情報の更新が期待できそうだ。



(1) 人文学関係情報を集めたサイト

 人文学関係の情報ページとしては次のようなものがある。
 他にも、次節「(2) 電子テキスト・電子化資料を集めたサイト」に掲げたサイトはどれもフランス文学関係の他のサイトへのリンクを設けている。

ClicNet [http://clicnet.swarthmore.edu/] (*)
 フランス人文学を中心とした充実した情報ページ。テーマ別の編成。
(*) 上位の分類は次のとおり。Autres Publications de Clicnet, Litterature francophone virtuelle, Francais Langue etrangere et Langue seconde, Dictionnaires et Lexiques, Presse-Radio-Television, Societe, Arts et Loisirs, Vie quotidienne, Internet.
 ちなみに "Francais Langue etrangere..." や "Dictionnaires..." の項ではフランス語教育に役立つ多くの情報を見つけることができる。

Voice of the Shuttle [http://vos.ucsb.edu/]
 大変充実した代表的な人文系情報サイト。人文系26分野の情報をたどることができる。LITERATURE (OTHER), PHILOSOPHY, HISTORY などの分野ごとにフランス関係の情報を探すことができる。

Western European Specialists Section (WESS):French Studies Web [http://www.library.uiuc.edu/ala/alawess/index.html]
 WESSは "the American Library Association" の下部組織。人文学関係を中心とした以下のような主題別の編成。Archeology, Architecture, Art, Business & Economics, Education, Gay and Lesbian Studies, History, Information & Computing Technology, Literature & Culture, Politics & Government, Theater, Women's Studies.

Literary Resources on the Net [http://andromeda.rutgers.edu/~jlynch/Lit/]
 Jack Lynch氏の手になる、インターネット上の文学研究に関するサイトを豊富にリストアップしたページ。英米文学が中心だが、文学を時代別・国別に分類し、また文学理論・女性文学などの項目別に関連するサイトを掲げてリンクさせている。"Other National Literatures"の項でフランス文学関係のサイトやメーリングリストが掲げられているなど、フランス文学研究のためにも利用できる。

Annuaire Enseignement Superieur et Recherche [http://www.urec.cnrs.fr/annuaire/]
 このページは発足以来広くフランス語によるサイトにリンクしてきたが、他の検索エンジンの充実という状況の変化を受け、1998年に入って研究・教育分野の情報に専門化した。

 前章でも見た次のような情報検索サービスももちろん人文学関係の情報収集に利用することができる。
Nomade.fr [http://www.nomade.tiscali.fr/] (*)
Yahoo France [http://www.yahoo.fr/] (*)

 その他の関連ページ。
Bibliotheque nationale de France [http://www.bnf.fr/]
 フランス国立図書館のホームページ。(6) で見るOPACの窓口も開かれている。


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(2) 電子テキスト・電子化資料を集めたサイト

[電子テキスト]
 フランス語による著作の原文の最も充実したデータベースは何といっても FRANTEXTである。これは、フランスの Centre National de la Recherche Scientifique(CNRS) に属する Institut National de la Langue Francaise (INaLF) が、1957年から仏語辞典 "Tresor de la Langue Francaise"の編纂のために作成したテキストデータベースであり、中世から20世紀までのおよそ2000タイトルと圧倒的なデータを含む。全文テキストをそのまま入手できるのではないが、全文テキストを対象に語彙などのさまざまな検索を行うことができる。大学などの研究機関が利用契約を結び、その機関に属する研究者が利用する形になる。現在はWeb 上から利用できる。日本でも利用契約を結ぶ大学が増えている。なお、このデータベースは、後述のARTFL のメーンデータベースとしてシカゴ大学によってインターネット上で北米の研究者の利用に供されている。
FRANTEXTに収録された作品のリストは、ARTFL のリストとしてARTFL のページの "ARTFL Bibliographies" から入手することができる。

 (*) INaLF のホームページ [http://www.inalf.cnrs.fr/cgi-bin/inalf.exe] でFRANTEXT についての情報を得ることができる。

 インターネット上で自由にアクセスできるフランス語著作の原文の電子テキストは、現状では FRANTEXT と比較して量的にかなり貧弱である。また、次に見る ABUなどもさまざまな人の手で作成された電子テキストを集めているため、元になった版が明確でないなどテキストの信頼性が問題となる場合もある。とはいえ、誰もが自由にテキストを入手できることは大きな魅力である。以下、こうした電子テキストを提供しているサイトを掲げる。 (作家別やテーマ別のサイトは (3)で扱う。)

 (*) 次に見るGallica の新設によって、自由に入手可能なテキストをめぐる状況は大きく変わってきた。


[電子テキスト・電子化資料を集めた WWWサイト]

Gallica: Images et textes numerises [http://gallica.bnf.fr/] (*)
 フランスの Bibliotheque nationale の電子化された資料 (印刷刊行された著作と画像) を公開する圧倒的な規模をもつ画期的なサイト。当初はフランス19世紀を対象としていたが、"Gallica Classique" が新たに登場し、中世から1914年にまで至るフランスの著作の相当部分をカバーするようになった。
 印刷刊行された著作 (辞書、定期刊行物を含む) については、多くは AdobeAcrobat(第2章(1)[社会・ニュース] の項参照) などで表示するイメージ形式での公開となっているが、加えて FRANTEXT(前段参照) に含まれる著作の一部がテキスト形式 (テキストファイルにタグをつけてHTML化している) で公開されている。
(1998. 3.31, 1999.10. 5)


ATHENA Auteurs d'expression francaise [http://un2sg1.unige.ch/www/athena/html/francaut.html]
 ジュネーヴのPierre Perroud氏のこのサイトには、インターネット上で公開されているフランス語原文の電子テキストへのリンクが設けられている。また、このページにはインターネット上のフランス語の著作の英訳へのリンクがまとめられている。
(*) 本報告をまとめた後 ATHENA は急速にリストを充実させた。同一作品に複数の電子テキストが掲げられている場合も多い。他の電子テキストサイトへのリンクも大変充実している。今後は、電子テキストを探すにはまず ATHENA をのぞいてみるのがよさそうだ。

Bibliotheque de l'ABU, Index des textes disponibles (par nom d'auteur) [http://cedric.cnam.fr/ABU/BIB/index.html] (*)
 Bibliotheque d'ABU [http://cedric.cnam.fr/ABU/]
 パブリック・ドメインを主とするフランス文学 (原文) のFTP ライブラリ(FTPの項参照) のWWW 上のサイト。後者はこのサイトのメインページ。前者は作品へのリンク。Netscapeの「保存 Save 」機能で保存することができる。作品全体はFTP で一括してダウンロードすることもできる。フランス語の新作作品も収録されている。また、インターネット上で公開されている他のフランス文学の電子テキストへのリンクも設けられている。

ARTFL Project [http://humanities.uchicago.edu/ARTFL/ARTFL.html]
 ARTFL は American and French Research on the Treasure of the French Languageの略で、シカゴ大学の運営。中心をなすのは上記の FRANTEXT のデータベースで、シカゴ大学がフランスの CNRS との合意の下に、インターネット上で北米の研究者に限定して利用に供している。従って、日本から利用することはできない。ただし、WWW 上で一般に公開されている独立したプロジェクト ("Imaging Projects", "The Encyclopedie Project" [試験版] など) もあり、ホームページにリンクが設けられている。また、他のフランス文化関係サイトにもリンクしている。
(*) フランス語辞書、フランス語動詞活用表などフランス語学習に使えるツールも備えている。

The Oxford Text Archive [http://ota.ahds.ac.uk/]
 このサイトでは、英語文献を中心に古典的著作の電子テキストを提供している。フランス語による著作も収録されている。このアーカイヴは、テキストをクラス分けして、自由にコピーできるテキストと、利用申込みの必要なテキストに分けているので、まず、目指すテキストの入手方法を確認する必要がある。

The Electronic Text Center at the University of Virginia [http://etext.lib.virginia.edu/french.html]
 当センターの French 部門にもフランス語原文の電子テキストが収録されている。ただし、かなりの部分は利用が University of Virginia のユーザーに限定されている。また、一般に公開されているテキストは上述のABU のコレクションの一部のようだ (SGML [Standard Generalized Markup Language] という形式に変換してあるとのことだが、WWW ブラウザからHTML文書として直接読み出すことができる) 。このページはフランス文化関連のさまざまな有用なサイトにもリンクしている。また、当センターには、ラテン語などフランス語以外の電子テキストも収録されている。

Western European Specialists Section (WESS):French Studies Web: Literary Texts [http://www.nyu.edu/pages/wessfrench/lit/texts.htm]
 上に「人文学関係の情報ページ」として掲げたサイトの電子テキストのページ。上の The Electronic Text Center at the University of Virginia, ABU, ARTFL などのテキストへリンクしている。Virginiaのテキストは分割入手はできない。

Le Centre d'Edition de textes electroniques a l'Universite de Nantes (CETE) [http://palissy.humana.univ-nantes.fr/CETE/CETE.html]
 新しいサイト。Chretien de Troyes: Le chevalier de la Charretteの独自の電子テキスト、Fabliauxの電子テキストなどを企画している。"Articles et conferences" のページでは、講演の原稿などを読むこともできる。

Le site de poesie de Marie... [http://www.feelingsurfer.net/garp/poesie/]
 Toulouse の Marie-Line Boy 氏による19〜20世紀フランス詩を中心とした電子テキストサイト。


[電子テキスト・サイト---Gopher/WWW]
Alex (A Catalogue of Electronic Texts on the Internet) (gopher) [gopher://gopher.rsl.ox.ac.uk:70/11/lib-corn/hunter]
Alex (www) [http://www.lib.ncsu.edu/stacks/alex-index.html]
 インターネット上に分散して存在する英語または英訳の古典的著作の所在情報を統合的なメニューで提供し、アクセスと入手を容易にしたサービス(cf.[7] p.81) 。このメニューからアクセスできるテキストは"Project Gutenberg" 、"Internet Wiretap Collection"、"On-line Book Initiative" 、"Oxford Text Archive" (前出) などの電子テキスト・プロジェクトが提供しているもので、その数は約700 点に上る。たとえば、17〜18世紀のフランス関係では、Descartes, Rousseau, Voltaire の著作の英訳などを見つけることができる。電子テキストのメニューから欲しい著作を指定すると、テキストそのものを入手することができる。Oxford大学のGopherのメイン・メニュー[gopher.rsl.ox.ac.uk] からはLibrarians Corner---> Alexと進む。


[単独の電子テキストを収録した WWWサイト]
 これについては次のページおよび項目を参照するとよい。
Litterature francophone virtuelle (ClicNet) (*)
(1)でふれた情報ページの文学の項。

 単独の電子テキストは、上掲のATHENA のリストからアクセスできるものも多い。

 その他には次のような電子テキストがある。
Chretien de Troyes's Le Chevalier de la Charrette [http://www.princeton.edu/~lancelot/docs.html]
 Princeton 大学の "multi-media electronic archive" 。
Marie de France's Bisclavret [http://www.lang.uiuc.edu/LLL/etexts/]
 Illinois大学の小規模の electronic text archiveの所蔵。


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(3) テーマ別サイト (電子テキストも含む)

 フランスの人文学関連サイトは日々変動がある。具体的なサイトについては、3 (1)でふれた情報ページや情報検索サービスなどを利用して、各自の関心に応じて情報を集めていただきたい。

[作家別、テーマ別フランス文学サイト (電子テキストも含む)]
 この項では、本報告を公開した初期から掲げているサイトをそのまま掲げるにとどめる。
UPRESA Bases, Corpus et Langage (Institut National de la langue francaise, CNRS) [http://134.59.31.1/] (*)
 Rabelaisの全作品のテキスト、画像、語彙検索サービスと、Balzacの"Comedie Humaine" 全編の語彙の検索サービスが公開されている。後者は、埼玉大学の霧生和夫氏が電子化されたものである。
La Societe Francois Villon [http://fmc.utm.edu/~rpeckham/VILLON.HTM] (*)
 Villon 研究家 R.D.Peckham氏によるページ。Villon のテキストや関連サイトへのリンク、専門書の紹介など。

Quelques poemes de Robert Desnos [http://www.cyber-espace.com/desnos/]

 以下には、関連分野のサイトを掲げる。

[言語]
TLFi : Tresor de la Langue Francaise informatise [http://www.inalf.fr/tlfi/] (*)
 編集段階からコンピュータを導入したことで有名な大規模なフランス語辞典 Tresor が無料でオンラインで検索できる。 (2002.12.26)
The Human-Languages Page [http://www.hardlink.com/~chambers/HLP/]
 世界の多数の言語についてのインターネット上の情報を集めたページ。フランス語など有力言語についての項目の他に、Basque, Breton, Catalan などの項目もある。フランス語については、フランス語のレッスンのページなどへのリンクがある。
 その他、上述のJack Lynch氏のLiterary Research Tools on the Netなどにも、言語関係の情報が掲載されている。

[フランス語教育]
En classe [http://www.momes.net/education/] (*)
 フランス語教育関係の情報を集めたページ。 [山崎吉朗「コンピュータでフランス語 (21) 」 (『ふらんす』1998年12月) による]
 フランス語 (教育) 関係の情報については、2 (3)、3 (1)、(2)も参照のこと。

[比較文学、ヨーロッパ文学]
Electronic Text Collections of Western European Literature [http://www.lib.virginia.edu/wess/etexts.html]
 上述のWESSのページ。英語以外の西欧文学のテキストにリンクしている。
Research Institute for Comparative Literature (Institut de Recherches en Litterature Comparee) [http://www.ualberta.ca/ARTS/ricl.html]
 カナダの University of Albertaにある研究所のページ。

[現代思想・文学理論]
Contemporary Philosophy, Critical Theory and Postmodern Thought [http://www.cudenver.edu/~mryder/itc_data/postmodern.html] (*)
 表題のように現代の思潮についての網羅的なリスト。思想家各人に関するホームページなどの情報も含む。この同じサイトには記号論に関わるリストもある。 [中尾、伊藤『人文系論文作法 Windows95版』による]

[哲学、歴史、その他]
Philosophical Resources on the Net (The University of Liverpool) [http://www.liv.ac.uk/~srlclark/philos.html]
 思想・哲学関係の多くのリンクを含む出発点に好適なサイト。
General Philosophy Sources [http://www.ed.ac.uk/~ejua35/philgen.htm]
 思想・哲学関係のリンクを集めたページ。
Voice of the Shuttle: History Page [http://humanitas.ucsb.edu/shuttle/history.html]
 3 (1) にも掲げた代表的な人文系情報サイトの中の歴史関係のページ。多くの関連情報へのリンクが集められている。"Europe", "French"などの項目がフランス史研究に利用できる。
Historical Maps of Paris from the 18th and 19th centuries, including the famous plan de Turgot of 1739 [http://www.cc.columbia.edu/imaging/html/paris.html]
The Siege and Commune of Paris at Northwestern University [http://www.library.nwu.edu/spec/siege/]
Les tres riches heures du Duc de Berry [http://humanities.uchicago.edu/images/heures/heures.html]
 有名な時祷書の挿絵の画像。


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(4) 日本のサイト (*)

 ここでは日本国内のフランス語フランス文学関係サイトを掲げる。また、第2章で掲げた日本語によるサイトも人文学関係の情報を含んでいる。

[情報サイト]
国内言語学関連研究機関WWW ホームページリスト (ロマンス語編) [http://www.sal.tohoku.ac.jp/~gothit/kanren-rom.html] (*)
国内人文系研究機関WWW ページリスト [http://www.sal.tohoku.ac.jp/~gothit/zinbun.html] (*)
 国内の言語関連機関のリストからフランス語関連ページを含むロマンス語編、および人文系研究機関等のリスト。後藤斉氏による。大学などのフランス (語) 関係のページへはこのリストを経由してアクセスするとよい。氏のホームページには「ロマンス語学関連ページリスト」「リンク集」などもある。

Page de Patrick REBOLLAR [http://www.twics.com/~berlol/home.htm] (*)
 名古屋在住のP.Rebollar氏のフランス語によるホームページ。ネット上のフランス関係情報が満載されている。特に "Chronologie litteraire 1848-1914" は19世紀研究者に利用価値が高そうだ。

[学会関係]
日本フランス語フランス文学会ホームページ [http://wwwsoc.nii.ac.jp/sjllf/] (*)
 フランス語フランス文学に限らず広く日本国内のフランス関係学術情報への入り口として使える。

日本フランス語学会ホームページ [http://lapin.ic.h.kyoto-u.ac.jp/belf/home.html] (*)
 学会関係の各種の案内、学会誌などの内容紹介、「海外雑誌論文目録アーカイヴ」など。
日本フランス語教育学会ホームページ [http://wwwsoc.nii.ac.jp/sjdf/] (*)
 学会関係の各種の案内、学会関係出版物の紹介など。学会誌の内容を読むこともできる。(2004年8月3日)

学術情報センター電子図書館サービス (NACSIS-ELS) [http://www.nii.ac.jp/els/els-j.html] (*)
 日本の各種学会が発行する学術雑誌所収の論文を検索し、論文そのものをパソコン上に表示させることのできるサービス。ここで日本フランス語フランス文学会の『フランス語フランス文学研究』の最近号の内容を見ることができる。ただし、利用には利用資格を備えた上で利用登録をする必要がある。パソコンではブラウザと専用プラグインソフトを組み合わせて閲覧することになる。

[テーマ別サイト (電子テキストを含む) ]
俳句*ヴィヨン (Haiku-Villon) [http://www4.ocn.ne.jp/~sas18091/] (*)
 佐々木敏光氏のページ。氏の手になるFrancois Villon の全作品の電子テキスト、Villon の全作品の日本語訳、リンク集、芭蕉、蕪村、一茶らの俳句などを含む充実したページ。1996年開設のしにせのページが2003〜2007年の休止期間を経て復活した。(2008年2月5日)

世善知特網旧殿(よにうとうねっとのふるごしょ) [http://www.furugosho.com/accueil.htm](*)
 「近代知確立の先駆者たち〜デカルトから百科全書派まで〜」という、フランスを中心とした西洋近代思想史研究の充実したページを含む。他に「院政期社会の言語構造を探る」という 日本の院政期の研究ページなどもある。管理者は匿名だが、実は筆者の旧知の菅原多喜夫氏のページ。(2004年7月30日)
ジャン=ジャック・ルソーと音楽 [http://www.osk.3web.ne.jp/~nityshr/jindex.htm] (*)
 内藤義博氏のページ。氏のルソー関係の論文 (日本語版とフランス語版) などが公開されている。

La Page d'accueil de Yuichi KASUYA [http://web.kanazawa-u.ac.jp/~kasuya/toppage.html] (*)
 粕谷祐己氏のページ。アルジェリアに生まれフランスにも定着したポップ音楽「ライ・ミュージック」についてのページは圧巻。また、氏のスタンダール関係の論文が公開されている。

ウィリアム・ブーグロー研究 [http://mypage.odn.ne.jp/home/bouguereau] (*)
 ブーグローから影響を受けた画家にして、ブーグロー研究家である米永輝彦氏のページ。(2003年7月21日)

[フランス語学 (言語学) 、フランス語教育]
言語学関係リンク集 (東郷雄二氏ホームページ) [http://lapin.ic.h.kyoto-u.ac.jp/linguistics.html] (*)
 言語学関係の充実したリンク。同じサイトには CALL (Computer Assisted Language Learning) システムについてのページ、「卒業論文の書き方」、「本・文献を探すページ」などもある。
ようこそ中尾研究室へ [http://taweb.aichi-u.ac.jp/hnakao/] (*)
 中尾浩氏のページ。フランス語データを公開する「データの部屋」、4(1) でふれるシェアウェアのテキスト分析ソフト "TXTANA" 用の「フランス語動詞検索辞書(Windows95/98用)」を公開する「TXTANAの部屋」などがある。


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(5) メーリングリスト

 フランス文化に関係するメーリングリストの所在や参加方法などは、以下に掲げるサイトで調べることができる。なお、フランス語のメールの送受信については、 第1章(2) および「補遺 I」を参照のこと。

(*) 大規模なメーリングリストは配信されるメールの数も多い。気をつけないと個人的な重要なメールも多数のメールの中に埋もれてしまう。個人的なメールとリストからのメールを区別したり、また、複数のリストに参加する場合には各リストからのメールを弁別したりする作業を受信時に自動的にやってくれる「フィルタ機能」を備えたメールソフト (たとえば Eudora Pro など) が便利である。

Francopholistes: Catalogue des listes de diffusion francophones [http://www.francopholistes.com/]
 フランス語によるメーリングリストを多数集めたサイト。具体的なメーリングリストの項をクリックするとWeb 上で登録手続きを始めることができる。
Yamada www Language Guides [http://babel.uoregon.edu/yamada/guides.html]
 言語関係の情報を集めたサイト。"French Mailing Lists"の項にフランス (語) 関係のメーリングリスト情報がまとめられている。
The English Gopher of the University of Pennsylvania [gopher://gopher.english.upenn.edu]
 有名な "English Gopher" のメインメニューから "Literary & Other Listservers" を選択すると、文学 (英文学中心) をはじめ、関連する女性学、歴史、哲学・教育などの分野のメーリングリストについての情報が集められている。"Other Literatures" の項でフランス文学を含む各国文学についてのメーリングリストの情報を得ることができる。なお、この "English Gopher" のメインメニューから Announcements---> Calls for Papers と進むと、英米文学と関連分野についての "Call for Papers"と呼ばれる論文募集情報を得ることもできる。
Mailing Lists in Linguistics [http://www.ling.rochester.edu/links/lists.html]
 言語学関係のメーリングリスト情報。
Philosophy Sources on the Internet [http://www.ed.ac.uk/~ejua35/phillink.htm]
 上に掲げた哲学情報ページと同じサイト。哲学者ごと、トピックごとのメーリングリスト情報を得ることができる。

 具体的なメーリングリストは一つ掲げるにとどめる。
・Biblio-fr
 Rennes第1大学の運営。書誌情報を交換。登録は上記の "Francopholistes" を通して行うことができる。また、[listserv@univ-rennes1.fr]宛に [SUB Biblio-fr (Prenom) (Nom) (Affiliation)] の形式のメールを送ってもよい (単語の間は半角あけ、所属はなくてもよい) 。アクサン抜きのフランス語での情報提供を希望する場合は、[SUB Biblio-fr-d (Prenom) (Nom)]とする。メールの "subject"欄は空白にしておく。

(*) 人文学関係の日本語によるメーリングリスト情報を次のサイトで得ることができる。
学術人文系日本語メーリングリスト案内 [http://orlando.jp.org/VWW/ML/mljpn.html]


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(6) ネットニュースを講読あるいは投稿する

 フランスでは [fr] で始まる上位グループがあり、多くの下位グループを擁しているようだが、筆者の属するネットワークでは講読していない。日本の他のネットワークでも事情は同じではなかろうか。日本のネットワークからでも講読・投稿できるフランス関係、または文学、哲学関係のネットニュースとしては、次のようなものがある。前にもふれたように、使用言語は英語が原則である。
・soc.culture.french このグループではフランス語の投稿も多く見うけられる。アクサン付きのフランス語の読み方は第1章(3) 「補遺 I」を参照のこと。
・bit.listserv.literary
・talk.philosophy.humanism
・talk.philosophy.misc


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(7) 書誌情報の検索をする

図書や雑誌論文などのデータを著者名や主題名を手がかりに探すためには、以下に掲げるようなオンライン情報検索を利用するとよい。なお、ある主題についての蔵書が充実している図書館がわかっており、その図書館がオンライン検索システム (OPAC) を備えている場合には、直接その図書館にアクセスすることも考えられる (次章参照) 。

Library of Congress [http://lcweb.loc.gov/catalog/] (*)
 世界最大規模の蔵書を有する米国議会図書館の蔵書カタログをオンラインで検索できる。つまり書誌情報の検索のためのツールとして利用価値が高い。"Word Search", "Browse Search"などがあるが、それぞれやや異なる結果が得られるようだ。"Browse Search" では、"BOOKS Cataloged Since 1975", "BOOKS Cataloged Since 1898", "SERIALS" などから選択する ("Since 1898"を選択すると "Since 1975" の内容も含まれる) 。なお、後述の学術情報センターの NACSIS-IRでも、米国議会図書館のデータベースを使うことができる。

Ingenta's full text delivery service [http://www.ingenta.com/]
 無料で利用できる雑誌記事検索サービスとして UnCover がよく知られていた。現在は、この "Ingenta's full text delivery service" に統合されている。


BN-OPALE PLUS [http://www.bnf.fr/pages/catalog/cat-imp.htm] (*)
 Bibliotheque Nationale の新しいオンラインカタログで、Web 上から検索ができる (1999年 5月公開) 。BN 所蔵のほとんど全ての書籍・定期刊行物を誰もが自由に検索できる画期的な検索システムとなり、書籍・定期刊行物などの書誌情報は700 万件に昇る。検索には、このページから "Connexion au catalogue" のボタンを押せばよい。
 なお、BNのカタログは CD-ROM の形でも刊行されている(第4章(2) 参照)。


NACSIS Webcat[http://webcat.nii.ac.jp/] (*)
 日本全国の大学等の図書館が所蔵する図書・雑誌についての所在情報を提供する「目録・所在情報サービス NACSIS-CAT 」(文部省学術情報センター)を Web上で誰でも自由に検索できるようになった。和書も洋書も検索できる。フランス語で検索する場合はアクサンは省略して検索するとよい。検索対象件数は 3000 万件にのぼる (1997年11月現在)。

 以下には有料のサービスを掲げる。
・First Search
 米国に本部を置くOCLC (Online Computer Library Centre) が提供する学術情報検索サービス。
 このサービスではまず、世界最大とされる書誌データベース WorldCat 、雑誌記事データベース ArticleFirst(1990年以降対象) など OCLC 独自のデータベースを使うことができる。そこに他の検索システムが提供するデータベースを加え、全体で50以上のデータベースを同じ環境で使うことができる。人文系データベースには MLA (Modern Language Association of America) Bibliography (図書・雑誌記事情報、1963年以降) や、雑誌記事情報の Arts & Humanities Search (1980年以降), Humanities Index (1984年以降) などがある。
 インターネットによる接続が主流である。あらかじめ機関ないし個人でユーザ登録をしなければならない。代理店である紀伊国屋書店に問い合わせること。

 (*) FirstSearch の Web 上の情報ページ [http://www.oclc.org/oclc/promo/fsautho.htm] でも若干の情報を得ることができる。

・国立情報学研究所の情報検索サービス
 国内には国立情報学研究所が提供している情報検索サービス NACSIS-IRがある。ただし、学会の正会員であることなどの利用資格が必要なので研究所のホームページ[http://www.nii.ac.jp/index-j.html] などで情報を得るとよい。
 NACSIS-IR では、telnet接続によって、日本全国の大学等の図書館で所蔵する図書・雑誌の情報データベース (目録所在情報データベース NACSIS-CAT)、雑誌記事索引データベースをはじめとするさまざまな国内のデータベースを利用できる。さらに、大学等の教員・図書館職員、大学院学生など(「利用者I 」) に利用が限られるが、米国議会図書館が収蔵している単行本・雑誌の書誌データベース (LCMARC Books, LCMARC Serials, ともに1968年以降) 、First Searchの項で見た Arts & Humanities Search などの検索ができる。検索料は公的機関であるだけに安い。(*) LCMARCでは、上掲の Web版の Library of Congress Catalogs の各検索システムともやや異なった検索結果が得られるようだ。
 なお、telnetでの通信の記録 (ログ) をとるためには、NACSIS-IR に接続した段階で、画面モードとして "LINE MODE"を選択する。文字コードは NACSIS 側と Telnet ソフト側とを一致させる。自分の入力した文字が画面上に表示されないときは、Telnetソフトの設定で Local Echo をチェックする (文字が二重に表示されるときは逆にチェックを外す) 。

 (*) 「電子図書館サービス (NACSIS-ELS) 」もサービスを開始したが、ここで日本フランス語フランス文学会の『日本フランス語フランス文学研究』の最近号の内容を見ることができる。これについては第三章(3) を参照のこと。

 以下のデータベースはこれまで、米国のパソコン通信 CompuServe が提供するゲートウエイ・サービス「 IQuest (アイクエスト)」、あるいは日本のパソコン通信 NiftyServe の同様のサービス「INFOCUE (インフォキュー)」を通じて利用できたが、現在は利用できなくなってしまっている。利用を望む場合はデータベースの供給元などに直接連絡をする必要がある。
・Francis (*)
 QUESTEL というデータベース・サプライヤーが提供するフランス語文献のデータベース。対象領域として人文・社会分野に医学を加えた、1972年以降のフランス語の学術出版物と雑誌記事を専門に扱う索引である。抄録もつく。
 日本での代理店は次の通り。
Mr. Koichi MURAYAMA
USACO/JIP
Social & Science Business Department
Japan Information Processing Service Company, Ltd.
2-4-24, Tokyo, Koto-Ku
Tokyo, 135

Phone: +81 3 5690 3136
Fax: +81 3 5690 3227
E-mail: usacojip@nisiq.net

 Francis については、http://web.ccr.jussieu.fr/urfist/fr-somm.htmでも情報を得ることができる。
 なお、Francis はCD-ROMの形で刊行もされている。第4章(2) を参照のこと。

・Philosopher's Index (*)
 これは哲学・思想系の著名なデータベースで、1940年以降の図書・雑誌記事情報に抄録がつく。
 連絡先は次の通り。
PHILOSOPHER'S INFORMATION CENTER
1616 East Wooster Street, Box P
Bowling Green OH 43402

Phone: 419/353-8830
Fax: 419/353-8920
E-mail: philindex@wcnet.org

(Francis と Philosopher's Index の項、2000年3月28日)


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(8) フランス語圏の図書館にアクセスして情報検索をする

 フランス語圏などのさまざまな図書館、大学図書館およびネットワークに直接アクセスすることができる。OPACを公開している図書館を知るには、第1章(4) に記したサイトを利用することができる。また、OPACも含めたフランスの大学図書館の情報として次のリストがある。
Pages des Bibliotheques universitaires sur Internet(France) [http://www.sup.adc.education.fr/bib/FnSvr.htm] (*)
 他に、Swiss Libraries [http://www.switch.ch/libraries/]、Access to library catalogues in Belgium [http://www.ua.ac.be/belcat.html] などのリストもあるが、回線の容量不足のせいか、アクセスできる確率がたいへん低い。

 なお、OPACによって通信記録 (ログ) をうまくとることができない場合には、Windows95 付属の Telnet ソフトならば通信をしながら Copy and Paste でエディタなどへ画面の内容を移すことができる。

 OPACの利用の具体例としてはすでに前項で BN-OPALE についてふれた。ここでは、一例を挙げるにとどめる。
・Bibliotheque de l'Universite de Geneve
   telnet [tibm.unige.ch] ; [tibm2a.unige.ch] (アクサン付き)
 アクセスした後、"SIBIL" を選択する。Web 上の図書館のホームページ[http://www.unige.ch/biblio/] で情報を得ることができる。


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4.人文学研究へのパソコンのその他の利用法

(1)電子テキストからコンコーダンスやインデックスを作成する(*)

 コンコーダンスやインデックスの作成は電子テキストを入手する主要な目的の一つであろう。DOS-Windows 系ではソフトが十分そろっているとは言えなかったが、すこしずつ充実してきているようだ。ここでは、これまで筆者がいろいろな方から教えていただいた内容などを報告したい。

[Windows (またはDOS) 用]

1)「秀丸エディタ」の「grep 検索」を利用する
 Windows で広く使われているシェアウェア「秀丸エディタ」のこの機能を使うと複数のテキストファイルから指定した文字列を検索することができるが、同時に、検索した結果が新規の秀丸ウインドウに行単位で出力され、簡単なコンコーダンスを得ることができる。Windows95 対応の「秀丸v.2.07」 (またはそこから簡単に作成できる「英語秀丸Maruo 」) では、Windows95 のフランス語入力機能を使ってアクサン付きフランス語の検索を行うことができる。
 まず検索の対象となる"ANSI/ISO 8859 Latin1"のコードによるフランス語のテキストを秀丸のウインドウに開く (欧文フォントを指定するとアクサン付き文字も正しく表示する) 。このコードはインターネット上の標準のコードであり、Windows が採用しているコードともほぼ一致している。 [検索] メニュー -->[grep の実行] と進み、 [grepの実行] ダイアログボックスを開く。 [検索する文字列] にWindows95 のフランス語入力機能によってフランス語の単語を入力し、 [ドライブ] 、 [ディレクトリ] 、 [検索するファイル] を指定する (検索するファイルは *.txt などとワイルドカードを利用することもでき、結果として複数のファイルを指定できる) 。検索の結果はファイル名や行番号とともに自動的に新規の秀丸ウインドウに行単位で出力される。この検索結果は保存することができる。また、検索結果から原文の検索箇所に即座に移ることのできる「タグジャンプ」という機能も大変重宝する。
 なお、この「秀丸」の「grep検索」の利用は 永原智之さんに教えていただいた。「秀丸」や「英語秀丸作成キット」は『フリーソフト& シェアウェア PACK for WIN 』(ベクターデザイン/アクセラ)のCD-ROMに収録されているほか、パソコン通信 Niftyserve のライブラリにも登録されている。

2) TXTANA
 検索・コンコーダンス作成などもできる総合的テキスト分析ソフト (Windows95 用) 。シェアウェア。フランス語にもほぼ問題なく使える。このソフトについては 中尾浩さんにお教えいただいた。WWW 上の次のURL でダウンロードすることができる。(1998/5/7)
http://www.biwa.or.jp/~aka-san/
 3(4) でふれた中尾氏のホームページでは「Txtana用フランス語動詞検索辞書(Windows95/98用)」が公開されている。(1999/7/1)

3) HyperBase
 INaLF(CNRS) が開発したフランス語テキスト分析ソフトで、これまでMacintosh 版だけだったが、1997年版になってWindows にも対応した。 (株) フランス図書が出している "Logiciels"というソフトウェア目録や、
http://lolita.unice.fr/
で情報を得ることができる。直接注文することもできる。

4) Concordance. Dataflight Software.
 このソフトは約10万円と高価。筆者は使ったことはない。WWW 上の次のURL で情報を得ることができる。
http://www.dataflight.com/

5) Micro-OCP. Oxford Concordance Program, 1988. OS: DOS3.0 or later.
 このソフトは DOS用のコンコーダンス・インデックス作成ツールであり、文字コードとしてはいわゆる "拡張ASCII"系のDOS 用コードを用いなければならない (コードページ850 など) 。現在インターネットから入手できる電子テキストは多くの場合 "ANSI/ISO 8859 Latin1" のコード (Windows コードページ1252はこのコードに基本にしている) を使っているので、Micro-OCP を使用するにはコードの変換をしなければならない。コードの変換についてより詳しくは こちら を参照していただきたい。


[Macintosh 用]
 Macintosh 用ソフトについては 岡田真知夫さんから情報を寄せていただいた。

1) HyperBase
 このソフトについては (株) フランス図書が出している "Logiciels"というソフトウェア目録や、
http://lolita.unice.fr/
で情報を得ることができる。直接注文することもできる。

2) Conc
 John Thomson氏作成のフリーウェア。軽快な操作性を持つ。WWW 上の次のURL で、情報を得ることからダウンロードまでを行うことができる。
http://www.sil.org/computing/conc/conc.html

3) Le Condordeur (The Concorder)
 モントリオール大学の David Rand 氏が開発したソフト。オンラインで注文をすることができる。送料込みで約100 カナダドル。提供されるソフトはフランス語版と英語版のいずれかを選ぶことができる。200 ページ余りのマニュアルは英語版のみ。上記の Conc ほど軽快ではないが、ページ(/章/パラグラフ)番号とそのページ(/章/パラグラフ)内での行番号を同時に表示する機能 (Concにはない機能) も備えている。次のURL で情報を得ることができる。(1998/11/4)
http://www.crm.umontreal.ca/~rand/


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(2) CD-ROM, Floppy disk

 CD-ROMやフロッピー・ディスクの形でフランス (語) にかかわる数多くのソフト−−語学辞典、百科事典、新聞、各種著作・叢書、書誌のソフト、あるいはフランスの芸術・地理などにかかわるソフトなど−−が出版されている。フランスの人文学関係のコンピュータ・ソフトの詳細については、たとえば (株) フランス図書が出している "Logiciels"という目録などを参照されたい。

 ここでは、語学辞典、フランス語文献書誌、電子テキストの主要なソフトに限って、上記の目録を参考に紹介する。(*) なお、重要なソフトでありながら、Windows95 日本語版上で使用する場合にテクニックを必要としたり、使用できなかったりする若干のソフトについては「補遺 I」でもふれている。

[フランス語辞典]
・Le Petit Robert : Dictionnaire de la Langue francaise (*)
 1996. 1 CD-ROM. Win/Mac.
 フランスの代表的国語辞典『プチ・ロベール フランス語辞典』 (全 1巻) (次項の『ロベール フランス語大辞典』を簡略化したもの) の CD-ROM。収録語 60 000。豊富な機能を備えている。
・Le Grand Robert Electronique (*)
 1994. 1 CD-ROM. Dos/Win/Mac.
 フランスの代表的国語辞典『ロベール フランス語大辞典』 (全 9巻) の CD-ROM。収録語 80 000 。用例、引用が豊富。Windows95 日本語版上で使用する場合については「補遺 I」 も参照のこと。

[書誌]
・Catalogue general des imprimes de la Bibliotheque Nationale de France sur CD-ROM (*)
 1996. 6 CD-ROM. Win.
 フランス国立図書館が1970年までに納本を受けた刊行物 3,365,047点を収録。高価なため (1997年 4月時点で 715,000円ほど) 図書館などで利用することになろうが、フランス関係の研究者には大変価値のある書誌がCD-ROMで提供され、各種検索が行えるようになったことはまことに喜ばしい。
(*) このカタログは、Web 上で自由に検索ができるようになった。これについては第3章(6) の BN-OPALE PLUSを参照のこと。
・Bibliographie nationale francaise depuis 1970 sur CD-ROM
 1995. 2 CD-ROM. Win.
 フランス国立図書館が1970年以降に納本を受けた刊行物 650,000点を収録。 (なお、1970年以降のBNのカタログについては第3章(6) の BN-OPALE も参照のこと。)
・Electre-Biblio
 1995. 1 CD-ROM. Win. フランス書籍総目録。現在入手可能なフランス語の書籍370,000 点を収録。
・Francis sur CD-ROM: les sciences humaines, sociales et economiques
 1: 1984-1990, 1 CD-ROM. 2: 1991-1994, 1 CD-ROM. Dos.
 Institut de l'Information scientifique et technique (CNRS)が編纂した人文・社会科学関係書誌。雑誌記事、書籍、学位論文など500,000 点を収録。 (なお、Francis については第3章(6) も参照のこと。)
 以上の書誌のソフトはそれぞれ検索機能などを備えている。

[テキスト]
・Discotext 1: Textes litteraires francais 1827-1923.
 1992. 1 CD-ROM. Dos.
 INaLF(CNRS) のフランス文学テキスト・データベースである FRANTEXT の一部分を収録したもの。全文テキストをそのまま読むことができるのではないが、全文を対象にさまざまな検索を行うことができる。収録著者100 名、収録文献300 点。Windows95 日本語版上で使用する場合については「補遺 I」も参照のこと。
・Corpus des OEuvres de Philosophie en Langue francaise sur CD-ROM
 1995. 1 CD-ROM. Win.
 Michel Serre監修の "Corpus des OEuvres de Philosophie en Langue francaise"のCD-ROM版。ルネッサンス〜1914年のフランス語の哲学的著作全500 巻を収録の予定。初版は、現在までに冊子体で刊行済みの約100 巻を収録。以後、毎年1 回新版が刊行される予定。
・有名作家の有名作品については電子化されたテキストの出版が続いている。これについては (株) フランス図書のカタログ "Logiciels"などを参照されたい。


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(3)インターネットやパソコン通信からツールを入手する(*)

人文学関係のテキストをさまざまに処理するための多くのツールが、フリーウェアやシェアウェアとして、インターネット上もしくはパソコン通信上に置かれており、私たちは居ながらにしてこれら国内外のツールを入手して利用することができる。インターネット上のサイトやパソコン通信のデータライブラリを覗くなどして必要に合いそうなツールを探し、実際にダウンロードして使ってみるのがよいだろう。

ここではインターネット上の代表的なサイト一つと日本人の手になるソフトの入手先を挙げておきたい。
Linguistics Resources on the Internet [http://www.sil.org/linguistics/] (*)
Summer Institute of Linguistics (SIL) の言語学関連の充実したサイト。このメインページから Computing Resourcesに進むと、"Fonts and Multilingual Resources", "Text Analysis and Corpus Linguistecs"などの項目別に、ソフトウァアや他の情報ページへのリンクが設けられている。ここからもリンクしている同じサイトの中のページ
Fonts in CyberSpace [http://www.sil.org/computing/fonts/]
からは各種のフォントが入手できる。ここから例えば SILの SILipa Fonts を入手すれば、パソコン上のワープロソフトで国際音標文字 (IPA)を使うことができる (Windows 用、Macintosh 用ともにある) 。Windows95 におけるIPA Fonts の使用については「補遺 I」を参照のこと。

・パソコン通信 ニフティサーブのFLR 会議室付属のデータライブラリ (*)
ここには「ことばのソフト類」として、フランス語を初めとするヨーロッパ系言語に関係する、日本人の手になるソフトウェアがDOS-Windows 系、Macintosh 系に分けて登録されている。数は多くはないがフランス語の学習用のソフトなどが登録されている。
また、Macintosh --> ANSI(Windows), DOS (コードページ850) --> ANSI(Windows), Macintosh --> DOS(コードページ850)のコード変換のためのソフト (ACOVMTW4, ACOVDTW4, ACOVMTD4) も登録されている。

ようこそ中尾研究室へ [http://taweb.aichi-u.ac.jp/hnakao/] (*)
中尾 浩さん作成の「秀丸エディタ用 欧文特殊文字変換マクロ集 (Windows用) 」が入手できる。


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(4) インターネットを使って書籍を注文する

[WWW 上のブックストア]
 Web 上で書籍、音楽CD、ビデオなどのタイトルを検索して発注する。支払いはクレジットカードなど。

Alapage: tous les livres disponibles en France [http://www.alapage.com/] (*)
 フランス語書籍のオンラインブックストアの代表的存在。
La librairie electronique du Monde [http://www.lemonde.fr/livres/index.html] (*)
 "Le Monde"のホームページ中にあるオンラインの書店。実際の販売のシステムは上の "Alapage"と同一。
Le site de la Fnac [http://www.fnac.fr/] (*)
 パリなどに店を構える大型書店のWeb 上の店舗。

Librairie du Bat d'Argent(Lyon) [http://www.livre-rare-book.com/]
 Web 上の古書店。16世紀から20世紀まで、人文系から理系までをカバー。Web の画面上からカタログの検索ができる。
(*) フランス語の書籍を扱う古書店についての情報は、オンラインで注文のできる店も含め次のページで得ることができる。
Booksellers' Directory [http://www.franceantiq.fr/books1/default.htm]


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むすび

 インターネットをフランス関係の研究にどのように活用できるのかとの興味から調査にかかったが、いろいろなサービスを一通り経験してみて、オンライン検索のように大変便利と思えるものから、電子テキストのように期待外れの感が強いものまで、印象にもいろいろある (*)。ただ、確かなことは、フランスのインターネットも現在急速に充実しつつあるということである。私が調査を始めた1995年秋の時点では、米国の情報サイトを経由してフランス関係情報に行き着くことが多かったが、今後はフランスの自前の情報「網」が確立されることが望まれるし、その方向へ進んでいくことと思われる。そして、もちろん電子テキストをはじめとする情報自体の充実を期待したい。また、英語圏ではすでに盛んな、専門的なメーリングリストや "Call for Papers"などが発展していくことも期待される。インターネットはあくまでも資料収集、情報交換など研究の手段となるものである。今後は、自らインターネットの充実に関わり、それを使いこなしていくことが求められよう。

 (*) これは1996年 2月時点の評価であり、その後インターネット上で自由に入手できるフランス語文献の電子テキストも大変充実してきた。これについては第3章を参照のこと。

 この報告書をまとめるに当たっては、パソコン操作と情報の両面で多くの方々のご援助をいただいた。また、第1章で掲げた情報源などについて『インターネットで情報探索』 (紀伊国屋書店) を参考にさせていただいた。ご援助いただいた方々、著者の方々に心からお礼申し上げたい。
 報告書の内容については誤りのないように努めたが、筆者の理解不足のためにパソコン関係の記述などに思わぬ誤りも含まれているかもしれない。また、インターネット上の情報については、多くの重要な情報が欠落している恐れがあり、また報告した内容も今後さまざまに変化していくことと思われる。こうした点について、ご教示いただければ幸いである。 (1996年2月)




参考文献


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