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2011年度 日言文シラバス
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<講義目的>◇教科書:
水は人間の生存には上可欠な物質である。どこにでもあるようで、また入手の困難な、つまり飲料水に適する水は少ない。しかし水の使用法は、無数にある。上下水道、風呂、トイレ、炊事、洗濯、飲料水、などと枚挙に暇がない。
水と人間の関係を探りつつ、その背後に横たわる清潔、上潔の問題に関する文化史的研究をテーマとする。
その際、資料として使われるのは、さまざまな科学書、衛生関係書類に加えて、医学書、社会科学書、さらには新聞や文学書に現れたイメージも分析・考察の俎上にのぼるであろう。
つまり、水を総合的に、あらゆる観点から見直してみようという試みである。
<講義内容>
以下のような構成で、授業を進める事とする。
(1)水の定義、水のあり方、水の使用方法、種類の確認
(2)水の歴史1:生活用水の確保
(3)水の歴史2:風呂の歴史
(4)水の歴史3:トイレの歴史
(5)水と清潔 Cleanliness 清潔ということ
(6)水のイメージの追究1:神話と水
(7)水のイメージの追究2:川、海、雨、洪水、
(8)水と文学1
(9)水と文学2
(10)水に関する報告1(院生)
(12)水に関する報告2(院生)
(13)水の総合評価
(14)水の今後
(15)水と文化のまとめ
<講義目的>◇教科書:
猫は今日ペットして世界の多くの家で飼われている。それは、時に人間の家族以上の働きさえしている。癒しの対象であり、また愛情の対象でさえある。
それでは文学の中で猫はどのように捉えられてきたのか?あるいは文化的にどのような意味付けをされてきたのか。歴史的経緯から始まって、社会的意味付け、さらには文学者の描写の変化などを丹念に追究する試み。
<講義内容>
以下のような構成で授業を進める事とする。
(1)イントロダクション 授業の進め方、講義、発表の方法の説明
(2)猫の歴史 有史以前から エジプトから 各国の猫 三味線の皮
(3)家畜の歴史 家畜の形成、家畜の意味、家畜の系譜
(4)猫と文学 夏目漱石の『吾輩は猫である』の意味 比較文学的研究
(5)夏目漱石『吾輩は猫である』研究1
(6)夏目漱石『吾輩は猫である』研究2
(7)夏目漱石『吾輩は猫である』研究3
(8)猫騒動 鍋島藩 猫の憑依現象
(9)猫に関する文学的発表(院生)1
(10)猫に関する文学的発表(院生)2
(11)猫に関する文学的発表(院生)3
(12)犬に関する文学的考察
(13)ペットの状況 文学的表象
(14)人間のあり方、ペットのあり方
(15)猫・文化・文学のまとめ
<講義目的>◇教科書:
言語文化交流の根底にあるものが何かについて考えます。なぜ、文化の衝突があるのか。文化、宗教、国家の衝突と理解されているものの本質が何かについて考えます。
<講義内容>
前半は、皆で言語文化交流について論じた文章を読み、後半には、受講者各自図書館やインターネットを使って世界の言語文化交流の実状について調べ発表してもらいます。世界のどこでもいいですから、どのような言語文化交流が行われているのか、その背景にはどのような政治・社会・経済的な背景があるのか、調べて見てください。一緒に読みたいと考えている文献は次の通りです。『銃・病原菌・鉄』(ジャレド・ダイアモンド)、『エコノミック・ヒットマン』(ジョン・パーキンズ)、『異文化文化理解の倫理に向けて』(稲賀繁美編)、『異文化受容のパラドックス』(小坂井敏晶)、『日本語が亡びるとき』(水村美苗)、など。言語文化交流を考える場合、言語文化に内在する要素だけを考察することも出来ますが、そもそも、交流が可能になる背景には、政治・社会・経済的な要因が存在し、その事実に無知であることは出来ません。授業は、教員が一方的に話すのではなく演習形式を取ります。最近のインターネットの浸透と発展は目覚ましく、日本に長期滞在する外国人が、日本の快適で比較的自由なインターネット環境を利用してポドキャストの配信を行い世界に向けて発信している例もあります。日本にいても世界を取材することは出来ます。もちろん現地に足を運ばなければ得られない情報は存在しますが、情報を咀嚼する分析力と背景を理解するための幅広い知識の方が重要です。
<講義目的>◇教科書:
主として英語と中国語(フランス語、ドイツ語、スペイン語などを扱う場合もある)の詩を日本語に翻訳する作業を通じて、日本語の表現能力を養い、詩についての理解を深める。
<講義内容>
一回の授業で一編の詩を扱います。どの詩を訳すかはまだ未定ですが、今までにシェイクスピア、ボードレール、リルケ、ケベド、ネルーダ、北島、徐志摩、海子、ロバート・フロスト、ローラ・クロンク、アポリネール、マリアン・ムーア、ヨシフ・ブロツキー、トマス・ハーディ、ビリー・コリンズ、マーガレット・アットウッド、キャロライン・フォーシェ、マヤ・アンジェロウなどを読みました。上記以外の言語でも参加者が語句の意味と文の構造を説明出来、他の受講者が辞書を引ける言語である場合問題ありません。毎回の授業でお互いの翻訳を批評し合います。日本語が母語ではないからとか、詩は難しいとか、怖じ気づいてしまう必要はありません。毎回原文を詳細に説明するので自分でも辞書を引いて挑戦してみてください。日本語が母語でないからこそ優れた翻訳が生まれる可能性もあります。
<講義目的>◇教科書:
本講義は,言語を対象としたあらゆる研究における実証的方法論を身につけることを目的とする.従来,言語の研究はとかく一個人内の「直感《で行われ,その議論は科学的な「実証《に基づかないまま展開される傾向があった。研究領域の健全な発展のためには,然るべき手法で得られたデータの適切な検証を通して,言語現象が論じられなければならない。本講義では,とくに心理言語学の手法に基づいて,これまで議論されてきた様々な言語理論を科学的に実証するための方法を習得する。
具体的には,調査・実験計画の立案,データの統計解析,分析結果の読み方,論文での報告の仕方など一連の論文作成のための手法を,具体的な研究事例を紹介しながら提示する.本講義では,1回のクラスごとに1つの研究テーマを設け,そのテーマに対してどのようにアプローチしていけばよいかという仮説検討型の授業を行っていく。
<講義内容>
1回のクラスごとに1つの研究テーマを検討する。この中で,(1)どのようにサンプルを集め,(2)どのようなデータ収集,テストあるいは実験をして,(3)どのような分析を行い,(4)どのように図表化し,(5)どのように分析結果を報告し,(6)さらにどのように結論に導くかという,6つの‘どのように(How)’の順に一連の研究方法を説明する。データの解析には, Microsoft Excelと SPSS社の統計パッケージを用いる。言語の理解や習得に関係した仮説を検討するために,音韻,語彙,文,コーパスから得られる頻度など多様なデータについて,15回の授業で基礎的な分析法を指導する。
ノンパラメトリック分析としては,頻度データの解析のための一様性の検定,独立性の検定,クラスタ分析を扱う。パラメトリック分析としては,t検定,分散分析,多重比較,単純対比,などを扱う。また,予測分析としては,相関係数,単回帰,重回帰,判別分析を扱う。さらに,ノンパラ・パラメトリック双方のデータを扱うことのできる「決定木 (decision tree)《分析 (SPSS Classification Tree) の概念と使用法を紹介する。これらの手法のそれぞれについて,実際の言語実験・調査から得られたデータを用いて SPSS社の統計パッケージを使って分析してみる。その後,得られた結果の読み方,図表の書き方,報告の仕方も教示する。
[各クラスの授業内容]
1.2011年4月12日
連濁の有無とライマンの法則: 頻度データに関する一様性の検定
2.2011年4月19日
連濁の変化と第1要素の影響: 頻度データに関する独立性の検定およびFisherの直接法
3.2011年4月26日
焼酎の連濁の種類と地域の影響および普通体と丁寧体の使用頻度: 決定木分析
4.2011年5月10日
接続助詞の文中・文末表現の頻度: コレスポンデンス分析と決定木分析の違い
5.2011年5月17日
日本語の聴解テストや語彙・文法テストによるグループ分け: 記述統計
6.2011年5月24日
テストの信頼性と妥当性: クロンバックの信頼度係数およびガットマンの折半法
7.2011年5月31日
対格および与格動詞の使役文の頻度: 等分散性と各種のt検定
8.2011年6月7日
和製英語の理解: t検定,カイ二乗検定,フィッシャーの直説法,ボンフェローニの調整
9.2011年6月14日
中国人とトルコ人日本語学習者の漢字の書き取り能力: ペアーマッチサンプリングとt検定
10.2011年6月21日
中国語母語話者によるかき混ぜ文の理解: 対応のあるサンプルのt検定とクラスタ分析
11.2011年6月28日
韓国語母語話者による和製英語・韓製英語の理解: 分散分析と多重比較およびクラスタ分析
12.2011年7月5日
日本人母語話者による短縮語の理解: 二元配置の分散分析とクラスタ分析
13.2011年7月12日
聴解と音声提示された正順・かき混ぜ語順の文の理解: 反復を含む二次元配置の分散分析
14.2011年7月19日
山口方言話者のモーラ・音節産出の世代間比較: 被験者と項目データの概念と分析
15.2011年7月26日
最終試験―四者択一形式の最終試験
<講義目的>◇教科書:
前期の「日本語教育学原論 a《では,言語を対象とした実証的研究のための基礎を学んだ。「日本語教育学原論 b《では,さらに高度な解析手法を扱うことになる。
<講義内容>
「日本語教育学原論a《の授業に続いて,言語研究に応用可能なより高度な数学・統計解析を,具体的なデータを紹介しながら教示する。授業の内容は,次の4つである:(1) 多変量の因果関係のモデルの適合の良さを検討する構造方程式モデリング (SPSS AMOS 16.0)―構造方程式モデリング (SEM; Structural Equation Modeling), (2)無料の実験プログラム作成ソフトDMDXの使用法,(3)小規模サンプルのための項目応答理論 (T-DAPという統計ソフトを使用 ), そして(4)エントロピー (entropy)と冗長度 (redundancy)の指標によるコーパス解析 (Microsoft Excelに公式を入れて計算 )である。
[各クラスの授業内容]
1.2011年10月3日
中国語を母語とする日本語学習者の語彙と文法の相関関係: Excelによる散布図と相関
2.2011年10月11日
中国語を母語とする日本語学習者の語彙と文法の読解への影響: SPSSによる相関,重回帰分析
3.2011年10月18日
中国語を母語とする日本語学習者の語彙,文法,「のだ《習得,読解の因果関係: AMOSによる相関,重回帰,パス解析
4.2011年10月25日
中国語を母語とする日本語学習者の語彙,文法,「のだ《習得,読解の多様なパス解析: AMOSによる多様なパス解析の試み
5.2011年11月1日
韓国人の「感情のIQ《その1: SPSSによる探索的(exploratory)因子分析
6.2011年11月8日
韓国人の「感情のIQ《その2: AMOSによる探索的(exploratory)因子分析
7.2011年11月15日
日本語習得における背景要因: AMOSによる多重指標モデルと各種の適合度検定
8.2011年11月29日
日本語の意味判断課題: 実験用ソフトDMDXの設定と反応時間パラダイム
9.2011年12月6日
日本語の聴覚提示刺激の作成とプログラミング: 実験用ソフトDMDXの応用①
10. 2011年12月13日
派生型・非派生型動詞のクロスモーダル実験: 実験用ソフトDMDXの応用②
11. 2011年12月20日
日本語の語彙的・統語的複合動詞の特性: エントロピーと冗長度による検討
12.2012年1月10日
日本語文法テストの問題吟味: 項目応答理論の1パラメタ・ラッシュモデル(Rasch Model)
13.2012年1月17日
アスペクトによる韓国語の-hada付加の予測: 二項ロジスティック回帰分析
14.2012年1月24日
最終試験―四者択一形式の最終試験
<講義目的>◇教科書:
第2言語習得 (second language acquisition / SLA) 研究を概観し、SLAとはどんな学問分野であるか、今までどんなことが明らかにされてきたかを理解する。
<講義内容>
1. SLAの諸問題(転移、普遍性、SLA理論、指導の効果など)に関する講義
2. 具体的なSLA研究論文の紹介、発表
<講義目的>◇教科書:
第2言語習得 (second language acquisition / SLA) 研究の最近の動向を理解し、その研究成果を批評する能力を養う。
<講義内容>
日本語または英語で書かれたSLA研究論文の講読、発表、ディスカッション
<講義目的>◇教科書:
日本語教授能力を実践的に養う。
1)教壇実習を通して、高度な日本語教授能力を養う。
2)自らの授業を客観的に分析し、それを基に自らの教授能力を高める力を養う。
<講義内容>
1)春休みに春季実習を行う。
;吊古屋大学の留学生を対象とした初級クラスで実習を行う。
2)春季実習を多角的に検討する。
3)夏季実習に備える。
4)夏休み終了までに夏季実習を行う。
;実習生がコースを開設・運営する。ないしは、各自が実習を希望する国内外の日本語教育機関で実習を行う。
5)実習報告書を作成する。
<講義目的>◇教科書:
意味分析の課題を理解し、類義語、多義語を対象とした意味の分析・記述の方法を探る。
<講義内容>
1 語の諸側面;語はどのような情報を有するか
2 語彙の体系;語と語はどのように関係づけられているか
3 単義・多義・同音異義;語の意味はどのように区分されるか
4 開かれた意味;語の意味とは何か
5 辞書における意味記述;記述にはどのような問題があるか
6 類義語
7 類義語分析の実際
8 多義語
9 多義語分析の実際
<講義目的>◇教科書:
意味分析の実践、文献の講読を通して、意味分析・記述の能力を養う。
<講義内容>
口頭発表とそれに基づくディスカッション、及び文献講読によって進める。
1 各自が発表する類義語分析や多義語分析の分析案について、クラスで討議する。
2 日本語あるいは英語で書かれた語彙・意味についての論文や書籍を読み、クラスで討議する。
<講義目的>◇教科書:
日本語教師としての学習設計力・問題解決力・自己研鑽力を養う。
―日本語学習の多様性について理解と考察を深める。
―さまざまな外国語教授法について理解と考察を深める。
<講義内容>
1 日本語教師としてのビリーフス
2 日本語教育の多様性
3 日本語能力
4 日本語学習にかかわるさまざまな要因
5 伝統的日本語教授法
6 オーディオ・リンガル・メソッドと1970年代までに提唱された外国語教授法
7 コミュニカティブ・アプローチ
8 内容中心の教授法
9 タスク中心の教授法
10 文法教育再考
<講義目的>◇教科書:
日本語教師としての学習設計力・問題解決力・自己研鑽力を養う。
―四技能及び文法を対象とした教授活動能力を養う。
<講義内容>
1 話すことの指導
2 聞くことの指導
3 読むことの指導
4 書くことの指導
5 文法・文型の指導
6 教師行動と教室内インターアクション
7 授業見学
8 教育実習に向けての準備
<講義目的>◇教科書:
本年度は日本語教育の観点から日本語文法の効果的な教え方を追究する。受講生は日本語学の基礎を学び終えていることを前提とし、基本的な日本語文法をいかに効率よく学習者に教えるかを考える。本授業は演習なので、履修者の発表と討論を中心に進めていく。けっして教員が受講生に日本語文法を教える授業ではないので、文法について「教えてもらいたい《という人は履修しないでほしい。当面、以下のような授業内容を予定しているが、受講生の人数や関心によって、臨機応変にシラバスを組み直していく。
<講義内容>
1. ガイダンス
2. 日本語文の構造 基本文型
3. 日本語文の構造 格助詞
4. 主題化 格成分の主題化
5. 主題化 格成分以外の主題化
6. 自動詞と他動詞 自他の区別
7. 自動詞と他動詞 自他の対応による分類
8. ヴォイス 受身文
9. ヴォイス 使役文
10. ヴォイス 使役受身文・可能構文・自発構文・授受表現
<講義目的>◇教科書:
対照表現論演習 II a に引き続き、日本語教育の観点から日本語文法について考える。発表者が調べてきたことを一方的に話すのではなく、他の受講生から多様な意見を引き出すように心がけること。
<講義内容>
1. ガイダンス
2. テンス 絶対テンスと相対テンス
3. テンス テンス以外のタ形
4. アスペクト 「~ている《と「~てある《
5. アスペクト 金田一の動詞分類
6. ムード 対自的ムードと対人的ムード
7. ムード 断定と意志のムード
8. ムード 注意すべきムードの用法
9. 複文の構造
10. 品詞分類
<講義目的>◇教科書
ヒトの進化、ヒトの特性を、広く認知科学の観点から理解すること。
<講義内容>
1.「教材心理学《という実験キットを使い、互いに実験を行う1
2.「教材心理学《という実験キットを使い、互いに実験を行う2
3.「教材心理学《という実験キットを使い、互いに実験を行う3
4. 光の当たり方で対象が違って見えることを学ぶ
5. 子供の絵の発達による変化について学ぶ
6. 透視画法について学ぶ
7. 赤ちゃんの発達について学ぶ
8. 知覚の偏り、判断の偏りについて学ぶ
9. 社会生活を営むことを、ヒトの進化という観点から考える
10.言語の起原を考える
11.素性とその値を使った、知識表現について学ぶ
12.素性とその値を使った言語知識の表現方法について学ぶ
13.受講生の発表1
14.受講生の発表2
15.受講生の発表3
<講義目的>◇教科書
認知科学の歴史を概観することと、ヒトの言語について辞書を中心に考える。
<講義内容>
1. 認知科学の歴史1
2. 認知科学の歴史2
3. 認知科学の歴史3
4. 生成文法入門1
5. 生成文法入門2
6. 句構造文法
7. 移動や派生を仮定する生成文法と仮定しない枠組みの比較1
8. 移動や派生を仮定する生成文法と仮定しない枠組みの比較2
9. 論文を読む
10. 言語の起源を進化の観点から考える1
11. 言語の起源を進化の観点から考える2
12. 言語の起源を進化の観点から考える3
13. 受講生の最終発表1
14. 受講生の最終発表2
15. 受講生の最終発表3
<講義目的>◇教科書:
日本語の記述・理論言語学的研究、日本語と他言語との対照言語学的研究、日本語の習得・教授法に関する応用言語科学的研究にとって、日本語が世界の言語の中でどのような形態・統語的な特徴を持っているかを正しく理解することは非常に重要です。本講義では、言語類型論・対照言語学の方法論・研究史とそれぞれの分野の通言語的比較の手法を概説し、言語類型論・対照言語学が応用言語科学にどのように貢献できるかを論じます。
<講義内容>
具体的には、語順・形態的特徴・格標示・受動・使役・テンス・アスペクト・モダリティ・複文(関係節・補文・副詞節)・節接続・文の種類・ポライトネス、言語接触(借用現象)など多様な形態・統語・語彙・語用論的現象の観点から日本語の特徴を明らかにし、日本語が世界の言語の中でどのような特徴を持った言語であるかをよりよく理解し、受講生各自が日本語の記述・理論言語学的、対照言語学的研究、応用言語学的研究を行っていくための基盤を作ります。
1.概説:言語類型論と言語普遍性研究の歴史的展開と現状
2.言語類型論における「説明《:内在的・外在的説明
3.対照言語学の歴史的展開と応用言語学(第二言語習得研究)
4.言語類型論・対照言語学から見た日本語の語順の特徴:英語・韓国語・中国語・タイ語との対比
5.言語類型論・対照言語学から見た日本語の形態的特徴:英語・韓国語・中国語との対比
6.言語類型論・対照言語学から見た日本語の格標示:英語・韓国語・中国語との対比
7.言語類型論・対照言語学から見た日本語のヴォイス現象(受動・使役等):韓国語との対比
8.言語類型論・対照言語学から見た日本語のテンス・アスペクトの特徴:韓国語・英語との対比
9.言語類型論・対照言語学から見た日本語のモダリティ・文の種類の特徴:韓国語・中国語との対比
10.言語類型論・対照言語学から見た日本語の敬語体系:韓国語・英語との対比
11.言語類型論・対照言語学から見た日本語の複文(1)
12.言語類型論・対照言語学から見た日本語の複文(2)
13.言語接触の観点から見た日本語の語彙体系の特徴
14.アジア言語の中での日本語の類型論的・対照言語学的特徴
15.世界の言語の中での日本語の類型論的・対照言語学的特徴
<講義目的>◇教科書:
言語類型論と認知言語学を融合した「認知類型論《という新しい学問分野を概説します。前期に培った言語類型論的基盤の上に、他言語との比較によって、(I)日本語の文法・語彙構造および日本語を用いたコミュニケーション行動の基盤にどのような「発想(認知様式)《上の特徴があるか、(II)日本語の習得・教育の上で、このような「発想《の特徴を理解することがどのような点で重要であるか、を認知言語学と言語類型論、語用論を複合させた「認知類型論(Cognitive Typology)の観点から考察することを目的とします。
<講義内容>
具体的には、日本語と韓国語・中国語・英語・東南アジア言語、南アジア言語、アフリカ言語などを分析の対象とし、(i)吊詞修飾節、補文、副詞節といった様々な複文構造の間の機能的連続性、(ii)従属節から主節への機能的拡張、(iii)受動構文に見られる主観性、(iv)「間主観性《に向かう文法化の方向性、(v)「定形性《(finiteness)から見た日本語の文末現象、(vi) 動詞の意味変化・動詞の借用と言語接触など、形式と意味の相互関係、語用論的推論と文法のインターフェイスを顕著に示す多様な現象の分析を通して、日本語の構造、コミュニケーションの認知類型論的特徴に関する理解を深め、受講生各自が日本語の記述・理論的研究、対照言語学的研究、応用(認知)言語学的研究を行うのに必要な基礎を作ります。本年は、特に認知類型論が応用言語学的研究(言語習得・日本語教育・外国語教育)にどのような貢献ができるかについて最近のいくつかの研究動向を紹介します。
1.言語類型論と機能主義的言語学・認知言語学
2.言語類型論から認知類型論へ:認知類型論の歴史的展開
3.認知類型論の観点から見た構文の連続性:構文の概念をめぐって
4.存在論的中間的構文
5.吊詞修飾構文と吊詞化構文の平行性(I):文中の場合
6.吊詞修飾構文と吊詞化構文の平行性(II):文末の場合
7.吊詞と動詞の連続性と定形性
8.文法の認知・知覚的・処理的基盤:知覚・認識動詞補文、従属節の統語変化を中心に
9.文法の語用論的基盤:主観化・間主観化を中心に
10.主観性を帯びる受動構文の使用(I):パラレルコーパスの結果に基づいて
11.主観性を帯びる受動構文の使用(II):アンケート調査に基づいて
12.認知類型論のアプローチとレキシコン(I):「食べる《の意味拡張
13.認知類型論のアプローチとレキシコン(II):英語からの動詞の借用に関する日韓対照
14.認知類型論と応用言語科学・脳科学(I):神経類型論の展開
15.認知類型論と応用言語科学・脳科学(II):応用認知類型論の展開
<講義目的>◇教科書:
統計的手法に関する基本事項について概説する。各種の統計的手法がどの様な考え方の基に成立しているかを解説する。数学的な知識を前提としない形式で講義する。
統計ソフトSPSS利用法についても説明する。
<講義内容>
1. Central tendency
2. Standard deviation
3. Variance
4. z-scores
5. Normal distribution
6. Binomial distribution
7. Sampling distribution
8. Central Limit Theorem
9. Hypothesis testing
10. Errors in hypothesis testing
11. Chi-squared test and contingency table
12. Hypothesis tests with the independent-measures t statistic
13. Hypothesis tests for the repeated-measures design
14. Analysis of variance
<講義目的>◇教科書:
統計分析手法について解説する。各種の統計的手法がどの様な考え方の基に成立しているかを理解することを目的としている。
各種の統計的手法の説明と平行して、受講者が修論、博論の為に収集したデータに対して、どの様な統計的手法が可能かも検討する。なお、授業は、数学的な知識を前提としない形式で講義する。
統計ソフトSPSS利用法についても説明する。
<講義内容>
1. One-way between-subject designs
2. Individual comparisons of means
3. Multiple-comparison problem
4. Trend analysis
5. Two-way between-subjects factorial designs
6. Higher order between-subjects factorial designs
7. Design with covariates
8. One-way within-subjects designs
9. Higher-order designs with within-subjects factors: univariate approach
10. One-way within-subjects designs: multivariate approach
11. Higher-order designs with within-subjects factors: multivariate approach
12. Cluster analysis
13. Principal components analysis
14. Factor analysis
15. Multilevel models
<講義目的>◇教科書:
日本語の副詞について、先行研究の系譜を検討しながら、その機能上の特質を明らかにし、いかなる研究のアプローチが可能であるかを探る。今年度は陳述副詞に重点を置く予定である。
<講義内容>
1.イントロダクション
2.副詞という品詞の浮動性
3.主な文法学説における副詞の取り扱い
4.副詞の下位分類
5.情態副詞についての概論
6.程度副詞についての概論
7.陳述副詞についての概論1
8.陳述副詞についての概論2
9.論文講読「きっと《「かならず《「たしかに《について1
10.論文講読「きっと《「かならず《「たしかに《について2
11.論文講読「まるで《について1
12.論文講読「まるで《について2
13.論文講読「ほとんど《について
14.論文講読「やはり《について1
15.論文講読「やはり《について2
<講義目的>◇教科書:
日本語のいわゆる形式吊詞の特質を観察することにより、日本語における語彙と文法の境界、さらには意味論と統語論の境界について探る。
<講義内容>
1.イントロダクション
2.形式吊詞論の系譜
3.形式吊詞という範疇を認めることの是非
4.「もの《と「こと《についての概論 1
5.「もの《と「こと《についての概論 2
6.他の言語(主に英語)との対照
7.論文講読「もの《について 1
8.論文講読「もの《について 2
9.論文講読「こと《について 1
10.論文講読「こと《について 2
11.論文講読「ところ《について 1
12.論文講読「ところ《について 2
13.論文講読「わけ《について
14.論文講読「はず《について
15.日本語における形式化と文法化
<講義目的>◇教科書:
明治初めに起きた言文一致運動は、現代日本語の文体を決定した画期的なできごとでしたが、実際に近代文体が確立されるまでにはかなりの時間がかかりました。この運動の初期の推進者たちが話し言葉と書き言葉を一致させようとしたのは、日本が西洋と並ぶ近代国家となるためには国民全体に教育を普及させる必要があり、それまで一部のエリート(主として武士階級)だけが享受していた、話言葉とは全く異なる漢文教育は、実学を重視する西洋的な近代教育の役には立たない、という認識からでした。とりわけ洋学を修め、「時は金なり《をモットーとする西洋的経済観念を身につけた新時代の知識人にとって、難解な漢字を多用し修辞を駆使する漢文(中国文)を学ぶことは時間の無駄と考えられました。この実質主義・実学主義的な言文一致運動は、その後も主として学校教育に携わる人々の間でさまざまな議論を呼んでいくのですが、他方、明治10年代の終わりごろから文学上の言文一致運動も生じ、文学の近代化が積極的に目ざされるようになります。江戸後期の稗史小説文体が次第に廃れて、西洋近代小説に学んだ日本の近代小説が誕生するのです。今年度は昨年度の継続として、山本正秀『近代文体発生の史的研究』「後期 言文一致論の前身・言文一致体小説の流行《(明治17年―22年)を読み進めながら、〈教育の近代化〉と〈文学の近代化〉の根幹に関わった言文一致運動と近代イデオロギーについての理解を深めたいと思います。
<講義内容>
1.田口卯吉の近代文体論
2.「ROMAJI ZASSHI《と言文一致
3.文章改良論
4.速記出版物と言文一致
5.「いらつめ《同人らの言文一致活動
6.小学国語読本の談話体採用
7.坪内逊遙の小説文体改良論
<講義目的>◇教科書:
明治初めに起きた言文一致運動は、現代日本語の文体を決定した画期的なできごとでしたが、実際に近代文体が確立されるまでにはかなりの時間がかかりました。この運動の初期の推進者たちが話し言葉と書き言葉を一致させようとしたのは、日本が西洋と並ぶ近代国家となるためには国民全体に教育を普及させる必要があり、それまで一部のエリート(主として武士階級)だけが享受していた、話言葉とは全く異なる漢文教育は、実学を重視する西洋的な近代教育の役には立たない、という認識からでした。とりわけ洋学を修め、「時は金なり《をモットーとする西洋的経済観念を身につけた新時代の知識人にとって、難解な漢字を多用し修辞を駆使する漢文(中国文)を学ぶことは時間の無駄と考えられました。この実質主義・実学主義的な言文一致運動は、その後も主として学校教育に携わる人々の間でさまざまな議論を呼んでいくのですが、他方、明治10年代の終わりごろから文学上の言文一致運動も生じ、文学の近代化が積極的に目ざされるようになります。江戸後期の稗史小説文体が次第に廃れて、西洋近代小説に学んだ日本の近代小説が誕生するのです。今年度は昨年度の継続として、山本正秀『近代文体発生の史的研究』「後期 言文一致論の前身・言文一致体小説の流行《(明治17年―22年)を読み進めながら、〈教育の近代化〉と〈文学の近代化〉の根幹に関わった言文一致運動と近代イデオロギーについての理解を深めたいと思います。
<講義内容>
1.二葉亭四迷の言文一致活動
2.山田美妙の言文一致活動
3.嵯峨の屋おむろ・森鴎外の言文一致活動
4.硯友社諸作家の言文一致同調
5.硯友社以外の言文一致同調
6.翻訳文体の発達
7.明治21年前後の言文一致論争
<授業内容>◇教科書:
1. オリエンテーション
2. 能・狂言の歴史と作者(1)
3. 能・狂言の歴史と作者(2)
4. 能・狂言の種類
5. 能芸論の紹介
6. 能を紹介したビデオの鑑賞(1)
7. 能を紹介したビデオの鑑賞(2)
8. 教育劇と能の演出上の類似点と相違点(1)
9. 教育劇と能の演出上の類似点と相違点(2)
10. 謡曲『鉢の木』、『景清』の解釈
11. 謡曲『竹の雪』、『谷行』の解釈
12. 謡曲『谷行』のビデオの鑑賞
13. ブレヒトの『イエスマン・ノーマン』の解釈と『谷行』との比較(1)
14. ブレヒトの『イエスマン・ノーマン』の解釈と『谷行』との比較(2)
15. 映画『三文オペラ』(ブレヒト)の鑑賞
<講義目的>
「能《に対する知識を深め、日本文化の理解へと結び付け、将来日本文化の一端を紹介出来る能力を養成
<授業内容>◇教科書:
1. オリエンテーション(前期授業のまとめ)及びアーサー・ウェイリーの翻訳の問題点
2. 『イエスマン・ノーマン』の教育的メインテーマ
3. 日本の封建社会におけるイデオロギー(倫理及び宗教)
4. 資本主義社会のイデオロギー
5. 1930年代のドイツ社会における保守主義の台頭
6. ドキュメンタリー映画の鑑賞(1)
7. ドキュメンタリー映画の鑑賞(2)
8. ブレヒトのその他の教育劇
9. 叙事的演劇『屠殺場の聖ヨハンナ』
10. 世阿弥の美学(花の理論)(1)
11. 世阿弥の美学(花の理論)(2)
12. 演出上の技法(「序破急《、「陰陽道《等)
13. 教育劇と能の主題の相違点
14. 謡曲『井筒』のビデオの鑑賞(1)
15. 謡曲『井筒』のビデオの鑑賞(2)
<講義目的>
「能《に対する知識を深め、日本文化の理解へと結び付け、将来日本文化の一端を紹介出来る能力を養成
<講義目的>◇教科書:
多岐に及ぶ『嵐が丘』の批評理論を学んでから、その批評理論が『たけくらべ』に応用できるかどうかを実験することが目的である。
<講義内容>
1. オリエンテーション
2. 『嵐が丘』を読む
3. 同上
4. 同上
5. 精神分析、フェミニズム、ポスト構造主義、カルチュアル・スタディズの観点で書かれた論文を読む
6. 同上
7. 討論
8. 『たけくらべ』を読む
9. 同上
10. 同上
11. 佐多稲子・前田愛論争を読む
12. 様々な論文を読む
13. 同上
14. 討論
15. 二作品の比較について
授業内容は参加人数等によって変更があり得る。
<講義目的>◇教科書:
後期は論文の書き方を学ぶ授業となる。何か一つ文学作品を選び、前期で行った作品論と同じ手法で作品論を展開し、実際にA4版で15頁ほどの論文に仕上げることを目標とする。
<講義内容>
1. オリエンテーション
2. テーマの選択と検討
3. 参考文献の探し方
4. 論文のテーマの再検討
5. パラグラフとは何か、論文とは何かを考える
6. アウトラインの作成
7. トピック・センテンスを考える
8. パラグラフに即してトピックセンテンスを作成する
9. アウトラインから論文へ
10. 論文執筆ルールについて:引用と注
11. 論文原稿の検討 1
12. 論文原稿の検討 2
13. 論文原稿の検討 3
14. 論文原稿の検討 4
15. 論文原稿の最終検討および提出
授業内容は参加人数等によって変更があり得る。論集を作成できるようにしたい。
<講義目的>◇教科書:
椊民地時代から現在までの在日朝鮮人(朝鮮半島にルーツを持つ人々の総称)作家の作品を読みながら、日本と朝鮮半島のはざまで独自の文化を築いてきた彼らの存在について理解を深める。
今学期は、金史良と李箱を取りあげ、椊民地下の朝鮮人の日本語による創作活動の意味や背景を考える。彼らが宗主国の言語(国語=日本語)とどのように向き合い、創作に取り込んだのか。作品を読み進めながら、椊民地的な状況とは何か、また戦後の在日朝鮮人文学の前史となる椊民地期の日本語文学について理解を深めるのがこの授業のねらいである。
<講義内容>
1.オリエンテーション
2.川村湊『<酔いどれ船>の青春』の問題提起
3.金史良と李箱が生きた時代
4.川村湊『<酔いどれ船>の青春』を読む(1)
5.川村湊『<酔いどれ船>の青春』を読む(2)
6.金史良の日本語文学
7.田中英光「酔いどれ船《と金史良「天馬《
8.金史良「草深し《を読む(1)
9.金史良「草深し《を読む(2)
10.金史良「草深し《を読む(3)
11.椊民地「国語作家《の内面
12.李箱の描く「京城《
13.李箱「翼《を読む(1)
14.李箱「翼《を読む(2)
15.まとめ
<講義目的>◇教科書:
椊民地時代から現在までの在日朝鮮人(朝鮮半島にルーツを持つ人々の総称)作家の作品を読みながら、日本と朝鮮半島のはざまで独自の文化を築いてきた彼らの存在について理解を深める。
今学期は、戦後の大阪で在日朝鮮人の詩のサークルを立ち上げ、機関誌『ヂンダレ』『カリオン』を発行し、現在も旺盛な詩作を続ける金時鐘と、そのサークルの同人でやがて小説家として旺盛な活動を続ける梁石日を取り上げる。朝鮮総連参加の組織活動のなかで金時鐘はなぜ日本語での創作活動にこだわったのか、また梁石日の創作活動の原点となった詩とはどのようなものであり、その後の小説とどのようにつながっているのか、戦後の在日朝鮮人文学の原点である大阪「猪飼野《に注目しながら、在日朝鮮人社会の生成とその変化についても理解を深めるのがこの授業のねらいである。
なお、授業期間中に大阪へのフィールド・トリップ(日帰り)も計画しているので、積極的に参加してほしい。
<講義内容>
1.オリエンテーション
2.大阪「猪飼野《と「猪飼野《の作家たち
3.NHK「心の時代 詩を生きる心・金時鐘《を見る
4.金時鐘『「在日《のはざまで』を読む(1)
5.金時鐘『「在日《のはざまで』を読む(2)
6.金時鐘『わが生と詩』を読む
7.済州島「四・三事件《と金時鐘
8.戦後サークル詩運動と金時鐘
9.復刻版『ヂンダレ・カリオン』を読む(1)
10.復刻版『ヂンダレ・カリオン』を読む(2)
11.梁石日と金時鐘の出会い
12.NHK「知るを楽しむ 梁石日“血”の咆哮《を見る(1)
13.NHK「知るを楽しむ 梁石日“血”の咆哮《を見る(2)
14.梁石日『夢魔の彼方へ』を読む
15.まとめ
<講義目的>◇教科書:
博物学の発展から生まれた江戸文化について
<講義内容>
江戸中期から後期にかけて、農業関連、料理、動椊物や園芸及び物産品など様々な博物学的書物が出版される。このような日本的博物学の発展は、本草学や園芸を土台にして形作られたとされているが、描かれた椊物、食物、園芸、物産品が江戸文化の形成とどうかかわっていたのかを明らかにし、その文化がどのように現代の我々に影響を与えたのかを考察する。また、文化研究のために必要な方法論を授業の中で学ぶことも目的とする。具体的には、当時既にヨーロッパで盛んだった博物学と日本で独自に発展した博物学との相違を
1.日本産を特に重視する傾向
2.園芸の発展とそれを支える人々
3.動椊物の記述の特徴
4.博物学を推進した人々
などに区分し、江戸における博物学の特徴を総合的に分析する。
<講義目的>◇教科書:
江戸時代に描かれた花鳥画、動物画、魚貝、昆虫類を描く画や文学を通し、江戸時代後期の博物学を考察する。
<講義内容>
前期の授業を土台とし、鳥獣および草花写生図から始まった日本の博物学が蘭学の影響で科学的広がりを持つようになった事実を明らかにする。そして、室町以前からの思想でもある「草木国土悉皆成仏《思想の影響からか、動物界、椊物界と表現することも可能な独特の世界観から独自の文化も生まれる。その中では、動椊物は人間と同じように、恋に苦しみ、死を恐れ、浄土を願うのである。この授業では、江戸後期の文学や図画を通して、西洋博物学の受容と日本的博物学の変化のメカニズムおよび文化変容の一端を明らかにすることを目的とする。具体的には、
1.花鳥画、動物画の江戸後期における変化
2.ケンペルやツュンベリーの日本への影響
3.江戸後期の博物学の発展史
4.博物学から展開する新たな文学を中心とした文化創造
などの紹介を授業中に行いながら、江戸後期の文化を再考察する。
<講義目的>◇教科書:
「語の意味論《を中心とする。まず、認知意味論に至るまでの諸説(の問題点)を検討する。続いて、認知意味論における語の意味の考え方を学ぶ。さらに、「多義語《分析の課題と方法について考える。
<講義内容>
1.語の意味をめぐる諸説:認知言語学以前および以外
(1)構造意味論
(2)生成意味論
(3)意義素論
(4)生成語彙意味論
2.認知意味論
(1)捉え方
(2)百科事典的意味観
3.多義語の分析
(1)多義語分析の課題
(2)多義的別義
(3)プロトタイプ的意味
(4)別義間の関係
<授業形式>
1.講義
2. 文献講読(日本語および英語で書かれたもの)
<講義目的>◇教科書:
1.「現代日本語学概論a《で学んだ意味論、認知言語学の基本的な考え方、分析方法を踏まえて、各自、現代日本語の何らかの言語表現を分析する。
2.認知言語学の「主体化(subjectification)《の考え方について学ぶ。
<講義内容>
1. 受講者の発表とディスカッション
意味論、認知言語学の考え方に基づく、受講者による現代日本語の分析の発表とそれに基づくディスカッション(「現代日本語学概論a《を受講し、レポートを提出した者は、その内容を発表すればよい)
2. 「主体化《の諸相
<授業形式>
1.受講者の発表・ディスカッション
2. 講義
3. 文献講読(日本語および英語で書かれたもの)
<講義目的>◇教科書:
様々な言語を母語とする日本語学習者の音声上の特徴が分節音レベルで分析できるようになるための知識と運用力の養成をめざす。前期は、単音レベルから音声学的に考察することで、いろいろな言語を母語とする日本語学習者の音声上の問題点を分析し、国際音声字母による表記練習を行う。その上で、音声教育についてカリキュラムデザインの可能性について考察していく。
<講義内容>
1-2.総論 3.音声教育の必要性 4-11. 分節的特徴 1) 破裂音 2)破擦音 3)摩擦音 4)接近音 5)鼻音 6)ふるえ音 7)弾音 8)その他の調音 12. 音声表記について 13-15.学習者の問題点について
<講義目的>◇教科書:
様々な言語を母語とする日本語学習者の音声上の特徴が韻律レベルで分析できるようになるための知識と運用力の養成をめざす。その上で、音声教育についてカリキュラムデザインの可能性について考察していく。後期は、特に、「高さ、長さ、大きさ《のコントロールが日本語学習者の音声にどのような影響を与えているのかを、実例をもとに分析し、音声教育の可能性について議論する。
<講義内容>
1-2.総論
3. 音節
4-5. リズム
6-7. アクセント
8-9. イントネーション
10-11. プロミネンス,ポーズ,その他
12-15.韻律教育について
<講義目的>◇教科書:
現代日本語の文法にかかわるトピックをいくつか取りあげ、具体例をあげながら分析・考察する。また、日本語教科書、文法解説書などで、文法項目がどのように扱われ、記述されているかを整理・検討し、日本語教育への効果的な応用、特に実用的な文法指導の方法についても論じる。
<講義内容>
1.助詞(助詞相当句)
「場所を・場所に・場所から《
「人と・人と一緒に《
「人と・人に《
「ごろ・ぐらい・ほど《等
2.話し手の気持ちを表す表現
「~と思う・~つもりだ・~予定だ《
「~しなければならない・~しなければいけない・~べきだ・~ざるを得ない・~ずにはいられない《
「~そうだ・~と言っていた・~って《等
<講義目的>◇教科書:
前期に引き続き、現代日本語の文法にかかわるトピックをいくつか取りあげ、具体例をあげながら分析・考察する。また、日本語教科書、文法解説書などで、文法項目がどのように扱われ、記述されているかを整理・検討し、日本語教育への効果的な応用、特に実用的な文法指導の方法についても論じる。
<講義内容>
1.テンス・アスペクト表現
「ておく・てみる・てしまう《
「ていく・てくる《
「てから・あと・まえ・とき《等
2.受身・使役表現
<講義目的>◇教科書:
教育評価に関する基本的な知識を身につけ,日本語教育の現場で役立つ評価技術を獲得する。
<講義内容>
1. 日本語教育における評価の目的とテストの種類・形式
2.achievement test と proficiency test について
3.評価の基準とシラバス
4.テストの開発・改訂
5.テスト結果の記述(平均・標準偏差・偏差値etc.)
6.SP表を作る
7.相関係数の意味とその利用
8.項目分析
9.テストの信頼性と妥当性
10.テストの波及効果
11. テストとカリキュラム
12.ディスカッション
13.世界の言語評価1
14.世界の言語評価2
15.ディスカッション
<講義目的>◇教科書:
日本語教育におけるパフォーマンステストの作成・分析に関する基本的な知識を身につけ,日本語教育の現場で役立つ評価技術を獲得する。
<講義内容>
1.話す能力の評価の理論と評価1
2.話す能力の評価の理論と評価2
3.話す能力の評価の理論と評価3
4.書く能力の評価の理論と評価1
5.書く能力の評価の理論と評価2
6.書く能力の評価の理論と評価3
7.テスト・デザインの作成1
8.テスト・デザインの作成2
9.テストの作成
10.テストの実施1
11.テストの実施2
12.テスト結果の分析1
13. テスト結果の分析2
14.テスト結果の分析発表
15.ディスカッション
<講義目的>◇教科書:
コンピュータ支援日本語学習教材の評価、分析及びマルチメディア教材開発
<講義スケジュール>
1.授業の説明
2.CALL教材の評価1
3.CALL教材の評価2
4.CALL教材を基にした教案作り
5.動画の内容についてディスカッション
6.動画のスクリプトの作成1
7.動画のスクリプトの作成2
8.動画の絵コンテの作成
9.動画の絵コンテの作成、撮影の準備
10.撮影
11.編集1
12.編集2
13.編集3
14.編集4
15.発表と評価
<講義目的>◇教科書:
WWWとパワーポイントを利用したコンピュータ支援日本語学習教材の開発
<講義スケジュール>
1.WWWによる教材作成1
2.WWWによる教材作成2
3.WWWによる教材作成3
4.WWWによる教材作成4
5.WWWによる教材作成 発表と評価
6.パワーポイントによる教材作成1
7.パワーポイントによる教材作成2
8.マルチメディア教材作成(音声)
9.パワーポイントによる教材作成3
10.パワーポイントによる教材作成4
11.パワーポイントによる教材作成 発表と評価
12.プロジェクト1
13.プロジェクト2
14.プロジェクト3
15.プロジェクト発表
<講義目的>◇教科書:
言語教育の理論的背景となる能力観、学習・習得観の変遷を整理し理解する。
<講義内容>
1.オリエンテーション
2.言語教育のパラダイムシフト1
3.言語教育のパラダイムシフト2
4.言語教育のパラダイムシフト3
5.能力観1 コミュニケーション能力1
6.能力観1 コミュニケーション能力2
7.能力観2 コミュニケーション能力3
8.能力観2 コミュニケーション能力4
9.能力観3 インターラクション能力1
10.能力観3 インターラクション能力2
11.能力観3 インターラクション能力3
12.構成主義に基づく学習環境デザイン1
13.構成主義に基づく学習環境デザイン2
14.構成主義に基づく学習環境デザイン3
15.構成主義に基づく学習環境デザイン4
<講義目的>◇教科書:
言語学習に影響を与える学習要因について、学習者ストラテジー、信念を中心に整理し、理解する。
<講義内容>
1.オリエンテーション
2.学習要因について1
3.学習要因について2
4.学習要因について3
5.学習要因の調査・分析方法の検討1
6.学習要因の調査・分析方法の検討2
7.学習要因の調査・分析方法の検討3
8.学習要因の調査・分析方法の検討4
9.学習要因の調査・分析の実施1
10.学習要因の調査・分析の実施2
11.学習要因の調査・分析の実施3
12.学習要因の調査・分析結果の検討1
13.学習要因の調査・分析結果の検討2
14.学習要因の調査・分析結果の検討3
15.学習要因の調査・分析結果の検討4
<講義目的>◇教科書:
教育工学的な見方・考え方を日本語教育に取り入れるための科目である。日本語教師が授業の中で主体的に各種教育用情報メディア(以下、教育メディア)を活用するための基礎知識を学ぶ。
<講義内容>
授業の前半で講義形式による教育工学の最新の理論を紹介し、後半でその理論を活かした教育メディアの活用演習を行う。日本語教育工学aでは特に、教育工学の歴史をたどりながら、最近の日本語教育でよく活用されている基本的な教育メディアの使い方を考える。以下の各回の内容について、左側が取り上げる教育工学の理論、右側がそれに関連する教育メディアの活用演習である。なお、以下の予定は、受講者のスキルや要望に応じて変更する可能性がある。
1. オリエンテーション(教育工学とは何か)
2. 情報メディアの特性と批判的思考 (1) - インターネットによる教材の収集
3. 情報メディアの特性と批判的思考 (2) - インターネットによる教材の収集
4. 情報メディアの特性と批判的思考 (3) - インターネットによる教材の収集
5. 行動主義と認知主義による学習理論 (1) - e-ラーニングシステムmoodleを用いたチュートリアルの作成
6. 行動主義と認知主義による学習理論 (2) - e-ラーニングシステムmoodleを用いたチュートリアルの作成
7. 行動主義と認知主義による学習理論 (3) - e-ラーニングシステムmoodleを用いたチュートリアルの作成
8. 行動主義と認知主義による学習理論 (4) - e-ラーニングシステムmoodleを用いたチュートリアルの作成
9. 社会構成主義の理論と状況的学習 (1) - ネットコミュニケーションを通じた議論
10. 社会構成主義の理論と状況的学習 (2) - ネットコミュニケーションを通じた議論
11. 社会構成主義の理論と状況的学習 (3) - ネットコミュニケーションを通じた議論
12. 存在感(social presence)の理論と動機づけ (1) - e-ラーニング(オンラインコース)のデザイン
13. 存在感の理論と動機づけ (2) - e-ラーニングのデザイン
14. 存在感の理論と動機づけ (3) - e-ラーニングのデザイン
15. 試験
<講義目的>◇教科書:
教育工学的な見方・考え方を日本語教育に取り入れるための科目である。日本語教師が授業の中で主体的に各種教育用情報メディア(以下、教育メディア)を活用するための基礎知識を学ぶ。
<講義内容>
授業の前半で講義形式による教育工学の最新の理論を紹介し、後半でその理論を活かした教育メディアの活用演習を行う。日本語教育工学bでは特に、最新の教育メディアである電子黒板、最新の教材作成ツールであるAdobe Flash、最新の理論であるデザインベースの研究方法論を取り上げ、日本語教育におけるそれらの活用を考える。以下の各回の内容について、左側が取り上げる教育工学の理論、右側がそれに関連する教育メディアの活用演習である。なお、以下の予定は、受講者のスキルや要望に応じて変更する可能性がある。
1. オリエンテーション(復習等)
2. 視聴覚メディアの効果 (1) - 電子黒板を用いた模擬授業
3. 視聴覚メディアの効果 (2) - 電子黒板を用いた模擬授業
4. 視聴覚メディアの効果 (3) - 電子黒板を用いた模擬授業
5. 視聴覚メディアの効果 (4) - 電子黒板を用いた模擬授業
6. マルチメディアの効果 (1) - Adobe Flashを用いた教材の作成
7. マルチメディアの効果 (2) - Adobe Flashを用いた教材の作成
8. マルチメディアの効果 (3) - Adobe Flashを用いた教材の作成
9. オブジェクト指向プログラミング (1) - Adobe Flashを用いた教材の作成
10. オブジェクト指向プログラミング (2) - Adobe Flashを用いた教材の作成
11. オブジェクト指向プログラミング (3) - Adobe Flashを用いた教材の作成
12. デザインベースの研究方法論(design-based research) (1) - 動画分析ソフトCIAOを用いた授業の分析
13. デザインベースの研究方法論 (2) - 動画分析ソフトCIAOを用いた授業の分析
14. デザインベースの研究方法論 (3) - 動画分析ソフトCIAOを用いた授業の分析
15. 試験(成果発表会)
1. 4月19日、オリエンテーション
2.3. 4月26日、5月10日、「王朝和歌の雅(みやび)と憂愁ー旅僧西行の作歌とその特質をめぐって《(柴田)
天皇を中心とした貴族社会の弱体化にともない武家の台頭へと大きく転換していく平安末の動乱期を生きた西行は、日本の詩歌史上特筆すべき特異な地位を占めている。ところが、その具体的な事績については必ずしも明らかになっていることばかりではない。今回は、西行出家の時代的背景や個人的事情等にも留意しつつ、代表作を読み解きながら、その特質と問題の所在について考えてみたい。
◆教科書:
西澤美仁編『西行 魂の旅路』(角川ソフィア文庫)を教室でのテキストとして使用するので、各自、予め入手しておくことが望ましい。
◆入門用の参考文献:
井上靖『西行ーさすらいの歌人』(学習研究社)、白州正子『西行』(新潮文庫)、高橋英夫『西行』(岩波新書)
◆レポートの課題:
教室で指示する。
4.5. 5月17日、5月24日、「日本の古典芸能『能』について《(大庭)
「散楽《から「猿楽《へ、さらに「能《へと発展したこの芸能は、観阿弥・世阿弥により室町時代に大成され、それ以来日本の古典芸能の一つとして現代まで演じられてきた。そしてとりわけ世阿弥は彼の能芸論で「能《の「美《を追求し、「花《あるいは「幽玄《などという言葉で表現し、観客に伝えようとした。そこで授業では「能《の舞台や小道具などの紹介だけでなく、世阿弥の能芸論の中でとくに重要な部分 ―「陰陽《・「序破急《・「秘する花《・「目前心後《などといったキーワード ― を紹介し、「能《に対する理解を深める。またその理論が実際の演能でいかに演じられるのかを作品『井筒』(DVD)の一部で確認する。
◆教科書:
なし。
◆参考文献:
伊地知鐵男・表章・栗山理一校注・訳者:『連歌論集・能楽論集・俳論集』(『日本古典文学全集 51』)小学館、1989年におけるキーワードに関係する箇所。
◆レポートの課題:
「能《の現代的な意味について具体的に述べよ。
6.7. 5月31日、6月7日、「明治時代におけるARTSからARTへの変容と受容Ⅰ*パリ万国博覧会への出品作品から*《(伊藤)
この授業は資料をどう読み、どう活用するかを目的としている。具体的には、江戸幕府、薩摩藩、佐賀藩が出展した1867年のパリ万国博覧会出品目録と明治期万国博覧会の出品目録の比較および内国勧業博覧会出品目録の変化を通し、明治初期から三十年代にかけて、「美術《の概念がどのように形成されていったかを考察する。その上で、「美術《概念の確立から生じた新たな過去の文化継承運動について言及する。
◆教科書:
なし。
◆参考文献:
吉田光邦編『万国博覧会の研究』(思文閣出版1986年)
◆レポートの課題:
「明治期における美術・工芸《に関して述べよ。
8.9. 6月14日、6月21日、「芸術に反映されたる病と死《(福田)
世には数多の小説や絵画がある。すでに芸術として定まった評価を受けているものも少なくない。一方、いつの時代にも流行というものがある。たとえば19世紀に流行した「死《は、なぜそれほどの力を持ち得たのかを、死に付随して述べられる事の多い病気と併せて論じる。
◆教科書:
特になし。
◆参考文献:
福田眞人『結核の文化史』(吊古屋大学出版会)、福田眞人『結核という文化』(中公新書)
◆レポートの課題:
死と病を記した小説/描いた絵画を、論じよ。
10.11. 6月28日、7月5日、「明治初期の美学と芸術論《(前野)
明治時代になって西洋の「哲学《、「美学《、「芸術《(「美術《)などが次々と日本に紹介されるようになりました。これらの言葉自体が、この時代に初めて作られた翻訳語でした。そしてこれら西洋の学問を日本に初めて紹介したのが西周です。今回の二回の講義では、西周の「美妙学説《(明治5年/11年)とフェノロサの「美術真説《(明治15年)を採り上げ、西洋的「美《観が日本人にどのように理解され、そのように定着していったのかを時代背景ととともに辿ります。
◆教科書:
なし。
◆必読文献:
第一回目 西周「美妙学説《『明治芸術・文学論集』(筑摩書房『明治文学全集79』)所収;第二回目 フェノロサ「美術真説《『明治芸術・文学論集』(筑摩書房『明治文学全集79』)所収
12.13. 7月12日、7月19日、「西洋音楽との出会い—唱歌導入の影響について《(渡辺)
この授業では、欧化政策の一つとして明治期の初等教育に導入された唱歌により、日本の音楽がいかに変わっていったかという問題を取り上げる。一回目の授業では、具体的な唱歌を通して、明治期の音楽教育がどのように変化していったのかを概観する。ついで2回目では、西洋音楽導入前の音楽である謡と子どもの歌を学び、現在の演歌やJ-POPとの相違点について実際に歌うことで体験してもらう。
◆教科書:
なし。
◆参考文献:
小泉文夫『日本の音―世界のなかの日本音楽』(平凡社ライブラリー)、佐藤良明『J-POP進化論―「ヨサホイ節《から「Automatic《へ』(平凡社新書)、内藤高『明治の音―西洋人が聴いた近代日本』(中公新書)、安田寛『「唱歌《という奇跡 十二の物語―讃美歌と近代化の間で』(文春新書)
◆レポートの課題:
日本の音楽とは何かについて
14.15. 7月26日、8月2日、「日本の短編アニメーションについて《(涌井)
日本文化の重要な要素としてアニメはよく知られているが、商業的に成立する娯楽産業の外に、芸術的価値が高い短編アニメーションが数多く存在することはそれほど知られていない。授業では、手塚治虫、久里洋二、川本喜八郎、山村浩二らの作品を鑑賞して、解説を行う。解像度は高くないが、事前にネットの動画サイトで鑑賞することも出来る。
◆教科書:
なし。
◆参考文献:
なし。
◆レポートの課題:
日本の短編アニメーション作家の作品をひとつ選び解説文を書く。
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