国際多元文化専攻の講義題目 日本言語文化専攻の講義題目 メディアプロフェッショナルコースの講義題目 文系大学院開放科目

 

英語高度専門職業人コース

2016年度後期シラバス)

 

[2016年度前期シラバス]

 


A

国際多元文化特殊講義Ib
(今期は開講しない)

国際多元文化特殊講義IIb
副題:文化研究の方法論──絵画を読み解く、文字テクストを読み解く
担当教員:上原 早苗
開講時限:木曜5限
教室:北棟107
◇目的・ねらい:
授業で学んだ批評の枠組みを実際に使用しながら、絵画や文字テクストを分析することで、方法論を用いる応用力を養う。
◇履修条件等:
授業の最初に、前期授業で学んだ文化研究の方法論を簡単に復習し、学習内容を確認するが、前期開講の「国際多元文化特殊講義 IIa」を履修していることが望ましい。
◇授業内容:
この授業は、19世紀イギリスにおいて物議を醸した絵画や文学テクストを取り上げ、なぜセンセーションを巻き起こしたのか、その理由に迫ろうとするものである。特に注目したいのは、こうした絵画や文学テクストには、解釈しようとしても解釈されることを拒み、それが物議を醸した理由と密接不可分に関わっているという点である。この授業で扱うのは主として、イギリスの画家(ロセッティ、ハント、A. L. エッグ等)および作家(ハーディ)の作品だが、予備知識は特に必要ではない。
授業の具体的な展開は以下のとおりである。
1 導入 文化研究の方法論の復習 
2 意味に解消されることを拒む絵画とは 
3 絵画を読む(1) ロセッティ「受胎告知」
4 絵画を読む(2) ハント「良心の目覚め」、A. L. エッグ「過去と現在」
5 意味に解消されることを拒む文字テクストとは
6 文学テクストを読む(1) ハーディ『テス』
7 文学テクストを読む(2) ハーディ『ジュード』
8 解釈再考 絵画・文字テクストを解釈することは可能か
なお、授業の進め方としては、講義を行うだけではなく、受講者のレポートの作成や発表、討論等を通じて、より大きな成果をあげてゆきたい。この授業の受講者として念頭にあるのは、文化研究の方法論を学びたいと思っている学生、あるいは自身の研究を理論的に先鋭なものにしたいと考えている学生だが、知的好奇心のある「勤勉な」学生であれば、誰でも受講することを歓迎する。
◇成績評価の方法:
授業への貢献度(50%、注意事項(2)を参照のこと)、レポート(50%)
◇教科書:
初回の授業で指定されたウェッブ・サイトから画像・電子テクストをダウンロードし、プリントアウトしたものを使う。
〈画像〉 ロセッティ「受胎告知」、ハント「良心の目覚め」 、A. L. エッグ「過去と現在」
〈文字テクスト〉
Thomas Hardy, The Mayor of Casterbridge (London: Macmillan, 1912), Chapters 1 & 2.
Thomas Hardy, Tess of the d’Urbervilles (London: Macmillan, 1912), Phases 1 & 2.
トマス・ハーディ『ダーバヴィル家のテス』(邦訳は色々あるが、井出弘之訳が名訳。)
◇参考書:
池田潔 『自由と規律』(岩波新書)
◇注意事項:
1) 本授業は、ヨーロッパ言語文化講座の「ヨーロッパ文化分析批評論b」との合併授業である。2) グループあるいはペアによる討論の時間が多いため、積極的に意見を述べることが期待される。3) 受講を検討しているが初回の授業に出席できない場合は、予め担当教員に相談すること。4) オフィスアワー:随時。ただしメールにて面談の予約をとること。

国際多元文化特殊講義IIIb
副題:クィア理論
担当教員:松下 千雅子
開講時限:火曜3限
教室:北棟105
◇目的・ねらい:
この授業の目的・ねらいは、以下の通り。(1)ジェンダーとセクシュアリティに関する批評理論についての基礎的な理解力を習得する。(2)批評理論を映像・文学を含めた様々なテクストの分析に用いる応用力を養う。(3)理論に基づきテクストに対して独自の解釈を行い、学術的討論を通して、自分の解釈を表現する実践力を身につける。
◇履修条件等:
なし
◇授業内容(演習):
授業ではクィア理論への導入として、ジュディス・バトラー、イヴ・コゾフスキー・セジウィックらの理論書を抜粋でいくつか購読し、フェミニズムが脱構築を経てクィア理論へと理論的に発展していくプロセスを概観する。その後、フーコーの『性の歴史』第1巻をはじめとしてセクシュアリティ研究の基本的文献を講読する。最後に受講者が自分でテクストを選び、理論に基づきクィア的解釈を行う。
◇成績評価の方法:
評価は、課題(読書報告/レポート)および出席点による。先行研究のまとめ30%(批評/レビュー)、授業最終時に提出してもらうレポート(テクスト分析/批評実践)を40%。さらに、授業中の積極的な発言や討論への参加度を30%程度として加味し、総合的に評価する。
◇教科書・参考書等:
授業時に指示またはプリント配布する。教材には以下の文献からの抜粋が含まれる。ジュディス・バトラー『ジェンダー・トラブル』、イヴ・コゾフスキー・セジウィック『男同士の絆』、ミシェル・フーコー『性の歴史』、デイヴィッド・ハルプリン『聖フーコー』、『同性愛の100年間』
◇注意事項:
オフィスアワー:火木・正午〜午後1時(メールなどで事前に予約すること)

国際多元文化特殊講義IVb
副題:アメリカ文学史概観(4)
担当教員:長畑 明利
開講時限:月曜6限
教室:文総609
◇目的・ねらい:
 この授業の目的・ねらいは主として次の3点である。1. 19世紀始めから半ばにいたるアメリカ文学史についての理解を深める。また、種々の文学史上の重要項目に関連するテクストの実際を知る。2. その過程で、自分なりの(学術的な)問いを見いだす。また、自分が得た問いをより大きな知的文脈に置いて吟味する。3. 文学・文化の研究に必要なリサーチの方法について学ぶ。また、1次資料、学術論文の読解に資する高度な英文読解力を涵養し、学術論文執筆に必要となるライティングのスキルを身につける。(特に、作品を正確に読む力をつけることを重視する。)
◇履修条件等:
 基礎的な英語読解力を有すること、学習に対する意欲、積極性を有することを履修の条件とする。前期同時限に開講される「国際多元文化特殊講義IVa」と連続して受講することが望ましい。関連科目として、「英語表現演習 IIIb」、「英語表現技術演習 b」、「英語学術論文演習b」を挙げておくが、英米文学・文化に関する他の授業も受講するとよい。
◇講義内容:
 前後期を通じ、ヨーロッパ人の入植以前の時代から19世紀半ばにいたるアメリカ文学の作品のいくつかを年代順に読み、文学史を概観する。 a(前期)、b(後期)ともに、 教科書として Nina Baym, et al., ed., The Norton Anthology of American Literature, Vol. 1: Beginnings to 1865 (Shorter Eighth Edition)を用いる。(目次 → http://media.wwnorton.com/cms/contents/NAAL8S_TOC.pdf
 b(後期)においては、教科書に従い、19世紀始めから半ばの文学作品を扱う。作品は網羅的に扱うのではなく、適宜取捨選択する。(取りあげる作品については、授業HPに示す。)
 毎週の授業は報告形式で行う。授業用のメーリングリストを作成するので、その週の担当者は、授業前日の午後5時までに、担当する作品についてのポジション・ペーパーを投稿する。受講者は作品に加え、担当者のポジション・ペーパーを読んだ上で授業に望む。授業では、担当者が作品の紹介および自身のポジションについての解説を行った上で、担当作品の任意の箇所の英文和訳および議論を行う。
 各回の課題については、別途授業用ウェブページに載せる。上記文学史に収録された作品を取捨選択する予定だが、授業で扱わない作品も各自で読むことが求められる。
 学期中および学期末に、自分で選んだ作品それぞれ1点について論じる口頭発表をしてもらう。トピックは各受講生と教員とで相談して決める。また、期末レポート1点(英文)を課す。
◇成績評価の方法:
 基礎的な英語力を有することを単位取得の条件とする。そのうえで、授業点30%、中間発表30%、期末発表+期末レポート40%。欠席3回で単位放棄とみなす。また、遅刻2回で欠席1回分とする。
◇教科書:
・Nina Baym, et al., ed., The Norton Anthology of American Literature, Vol. 1: Beginnings to 1865 (Shorter Eighth Edition)  (Norton, 2012) [ISBN: 978-0393918861]。各自で用意すること。
◇参考書:
・Greil Marcus and Werner Sollors, ed., A New Literary History of America
・Emory Elliot, et al., ed. Columbia Literary History of the United States
・渡辺利雄『講義アメリカ文学史』(全3巻+補遺)
・平石貴樹『アメリカ文学史』
・亀井俊介『アメリカ文学史』(全3巻)
・その他、授業HPもしくはMLにて紹介する。
◇注意事項:
・授業関連の連絡は、授業HPもしくはMLにて行う。
・授業HPは次の通り:  http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/~nagahata/lectures16/amcul16/amcul16b.html
・Office hour: By appointment. Contact the instructor by email.
・本授業はアメリカ言語文化講座開講の「アメリカ文学・文化IIb」との合併授業である。

国際多元文化演習b
副題:ドラマ/パフォーマンス研究入門
担当教員:村主 幸一
開講時限:金曜5限
教室:北棟107
◇目的・ねらい:
T ドラマの特性を捉える能力を訓練する
1)研究書を輪読することによって、演劇テキスト読解に関する「基礎的な理解力」を養う。今学期は、文化と解釈との問題に焦点を当てる。劇は、特定の文化の中で、特定の劇場で、特定の役者たちによって、特定の観客に向けて上演される。また劇作家は上演の諸条件を考慮して作品を書く。台本を読んでいるだけだと気づきにくい、これらの要素に対する感受性を養う。また、そこにどのような問題があるのかを認識する。また、作品の意味が諸々の要素によって作られる点についても認識を深める。ここでのテキストは、Simon Shepherd and Mick Wallis, Studying Plays, 3rd ed. (London: Bloomsbury Academic, 2010), Ch. 7: "culture and interpretation"。前期に読み残した部分を読む。

Ch. 7: "culture and interpretation"
<Writers> 172
The house dramatist 172
The play gets printed 173
The independent author 173
<Location> 174
Where the venue is 175
What the venue is 175
What sort of place is it? 176
What are Its Internal arrangements? 176
What does 'going to the theatre' feel like? 177
Examples 178--Medieval, Renaissance, Nineteenth century
<Performers> 180
Performers and society 180
Lawyers 180
Prostitutes 181
Outsiders 181
Performers as stars 182
What do we think actors do? 184
Examples 185--Medieval, Renaissance, Nineteenth century
<Audiences> 187
The audience·s view of itself 187
The occasion of watching 188
Declaring an interest 189
Creating unity 190
Creating disunity
Cultural competence 191
Genre 191
Critical approaches 193
Character analysis 193
Image analysis 194
Reader-response criticism 195
Historical and cultural approaches 196
<Interpretation> 198
Value judgements 198
Learning not to ask what it means 199
Two simple, and better, questions 200
Producing culture 200

2)演劇作品を議論することによって「応用力」を養う。議論する作品はシェイクスピア作『十二夜』と『冬物語』。(前期開講のドラマ研究概論a/国際多元文化演習aでは、『ヴェニスの商人』と『真夏の世の夢』を予定)

U 英語論文を読む力をつけるための訓練をする
この読みの力は研究にとても役立ちます。英語ができるから英語論文が読んで理解できるかというとなかなか困難のようだと、これも学生諸君を見ていて思います。あなたはご自分のリサーチを日本語文献の範囲に、また母語文献の範囲に限定しようとしていますか。英語文献をリサーチしないでおいて、先行研究はないと豪語している学生も見かけます。とても残念だし、もったいないです。少し英語文献を覗いてみると、すぐに今まで知らなかった理論やアプローチが見つかることが多いからです。目指すのは研究ツールとして不可欠な英文読解の応用力と実践力を養成することです。
◇履修条件等:
とくになし。
◇講義内容:
〔概要〕と〔授業方法および計画〕
授業の目的T(ドラマの特性を捉える能力を訓練する)について:
1)Simon Shepherd and Mick Wallis, Studying Plays, 3rd ed. (London: Bloomsbury Academic, 2010), Ch. 7: "culture and interpretation"(主に後半)を、輪読形式で議論の要点を捉えながら読み進めます。授業での課題は、当番を決め、その日に読み進んだテキストの要約(日本語)を作ってもらい、それを教員が加筆修正し、受講者全員にメール配布し、その日のテキストの内容理解を確認しながら進むという方法を取ります。受講生による解説の足りないところは教員が助け補いますので、英語が苦手な人も尻込みすることはありません。
2)前期では2つの演劇作品を取り上げディスカッションします。参加者にこれらの演劇作品について前もって「質問文」を作成していただき、集まった「質問文」を土台にして議論します。
「質問文」作成に当たっては次の諸点に注意します。問いの焦点が絞れていること、かつ、作品についての自分自身の読み(情報、観察、感想など)が含まれていること。そのためには、ドラマというメディアの特性(脚本、役者、観客などの要素)に注意を払うこと、読み進めるなかで刻々と変化してゆく作品の印象を大切にすること(観客の視点、経験の重視)、作品の部分と部分の間の相互関係に注意を払うこと(構成)、自分がこれまでに読んだり観たりした芸術作品との連想にこだわってみること(間テキスト性)、他のクラスで学んだ理論を応用してみること。
私のHP(「演劇作品について具体的に考える」の項目)に過去の質問文の自作例を載せているので、参考にして下さい。http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/~muranush/index.html
3)ビデオ鑑賞。上記1)と2)以外のときに。1学期に1〜2回、鑑賞体験をもとに作品について議論します。

授業の目的U(英語論文を読む力をつけるための訓練をする)について:
上に述べたStudying Playsの輪読作業を通し、この目的を追求します。中等教育までの英語学習と言えば、主に語彙・熟語・文法・構文などが主な学習項目でしたが、研究生活に入った諸君にとって重要となってくるのは、(英文)テキストの議論を理解する力です。そのためには段落ごとの鍵語を見抜くことが必要です。議論は鍵語を用いながら展開されてゆくからです。教員が発する質問に対して応答するなかで、テキストの内容を把握する力を訓練します。
◇成績評価の方法:
授業への参加(課題・提出物を含む)(50%)と学期末レポート(50%)。学期末レポートが未提出の人の評価は「欠席」とする。
◇教科書:
・『十二夜』と『冬物語』(各自で購入か図書館蔵書利用)。英語版でも、翻訳でもよい(日本語訳以外でもOK)。日本語訳には、松岡和子訳(ちくま文庫)、小田島雄二訳(白水Uブックス)などがある。
・Simon Shepherd and Mick Wallis, Studying Plays, 3rd ed. (London: Bloomsbury Academic, 2010), Ch. 7: "culture and interpretation"(各自で複写)
◇参考書:
(以下の他には、Simon Shepherd and Mick Wallis, Studying PlaysのBibliographyを参照)
・村主幸一『シェイクスピアと身体 危機的ローマの舞台化』(人文書院、2013)
・オリヴァー・タプリン『ギリシア悲劇を上演する』岩谷智・太田耕人訳(リブロポート、1991)
・マーティン・エスリン『ドラマを解剖する』山内登美雄訳(紀伊国屋書店、1978)
・鈴木忠志・中村雄二郎『劇的言語』(白水社、1977)
・鈴木忠志『演劇とは何か』(岩波新書、1988)
・Phillip B. Zarrilli, Bruce McConachie, Gary Jay Williams, and Carol Fisher Sorgenfrei, Theatre Histories: An Introduction, ed. Gary Jay Williams (New York and London: Routledge, 2006)
Dramatic Theory and Criticism, ed. Bernard Frank Dukore and B. F. Dukore (New York: Holt, Rinehart and Winston, 1997)
Theories of the Theatre: A Historical and Critical Survey, from the Greeks to the Present by Marvin Carlson, expanded edition (Cornell Univ. Press, 1993)
Theatre/Theory/Theatre: The Major Critical Texts from Aristotle and Zeami to Soyinka and Havel, ed. Daniel Gerould (New York: Applause, 2003)
・Mark Fortier, Theory/Theatre: An Introduction, 2nd edition (London and New York: Routledge, 2002)
Critical Theory and Performance, revised and enlarged edition, ed. Janelle G. Reinelt and Joseph R. Roach (Ann Arbor: Univ. of Michigan Press, 2007)
Performance: Critical Concepts in Literary and Cultural Studies, ed. Philip Auslander (London and New York: Routledge, 2003), 4 vols.
・Modern Drama: Critical Concepts in Literary and Cultural Studies, ed. Martin Puchner (London: Routledge, 2008), 4 vols,
・European Theatre Performance Practice (Surrey: Ashgate, 2014), 4 vols.
◇注意事項:
・前後期の両方を受講することを強く勧めます。
・私のHPのなかの「大学院生のためページ」に、必要な資料を掲載するので適宜、参照のこと。http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/~muranush/index.html
・面談希望の方には、相談の上で日時を決めさせていただきます。

 


B

 

情報システム基礎演習b
担当教員:小松 雅宏
開講時限:水曜4限
教室:CALL2
◇目的・ねらい:
この演習では、膨大な電子化された文書等のデータから必要な情報を取り出す為にプログラムによる基礎的なデータ処理を学ぶ。最低限の電子データ(特に文書データ)処理を自力で行うための実践的な技量の習得を目的とする。
◇授業内容:
 PERLというコンピュータのプログラム言語を用いて基礎的なプログラミングの演習を行いつつ、プログラミングの考え方や言語処理への応用の基本的知識を習得する。
 プログラミング言語PERLはプログラミング言語の習得において非常にわかりやすく、特に文字列処理や言語処理に向いた言語の一つとして広く用いられている。プラットフォーム(UNIX, Windows, Mac)への依存性が低く幅広いPC環境で利用可能である。演習はプログラミング言語の習得を目的とし、プログラミングの基礎として、ループ、条件判断、配列、PERLの優れた特徴である連想記憶配列、文字列処理の応用としての正規表現、置換といったことを習得する。大量のデータにおける統計処理(平均、最頻値、標準偏差)の基礎知識とその誤差に関してもコンピュータシミュレーションを元に誤差を体感しながら学習する。

  • Perlプログラミングの基礎復習 (変数、ループ、条件分岐、配列、データ入出力)
  • ディレクトリ操作、テキスト処理
  • 基本の統計情報とその算出
  • 基本の統計情報とその誤差
  • 最終演習

◇教科書・参考文献:
深沢千尋著『すぐわかる Perl』、技術評論社、ISBN4-7741-0817-0:他
◇成績評価方法・基準:
演習の授業のため、出席状況と毎回の授業で作成したプログラムの評価により成績を決める。
◇履修要件・関連する授業:
特に必須条件は無いが、キーボード入力に抵抗が無いことが望ましい。
◇授業についての問い合わせ:
メールでの質問などはつねに受け付けます。オフィスアワーは、水曜3限です。連絡先:komatsu@nagoya-u.jp 国際言語文化研究科棟2階201号室

マルチメディア技術演習b
担当教員:後藤 明史
開講時限:火曜3限
教室:工 スタジオ
◇目的・ねらい:
ビデオ教材制作等に必要な実践的なデジタルスキルを身につけることを目標とします。電子書籍などを制作することを通して、メディアコンテンツの制作能力を習得する。コンテンツ制作に必要なビデオ、コンピュータ関連の知識を獲得し、企画、取材、撮影、編集、オーサリングを行い電子書籍等を制作します。
◇講義内容:
1. Podcast、YouTube、Ustream などインターネットでの映像利用について解説し、実習を行います。
2. Webサイト作成サービスなどを利用し効率的にWebサイト作成をする実習を行います。
3. マルチメディアを活用した電子書籍を実際に制作することを課題とします。
過去にはグループで語学学習用の電子教科書(日本語、英語、中国語、タイ語)、電子レシピ、店舗紹介等を制作しました。
これらの作品を事前に視聴したい場合は担当教員に連絡を下さい。
◇教科書、参考書等:
教科書は使用しません。参考書は授業で紹介します。
◇成績評価の方法:
履修取り下げ制度を採用します。授業への取り組み方(50%)、提出課題で評価を行います(50%)。
◇履修条件・関連する授業等:
内容は前期に開講されるマルチメディア技術演習aから連続するが、後期からの受講も可能です。
◇授業についての問い合わせ:
メールでの質問などは常に受け付けます。オフィスアワーは随時です。メール等であらかじめ連絡を取って下さい。連絡先:goto@media.nagoya-u.ac.jp 全学教育棟北館2階201

eラーニング技術演習b
担当教員:尾関 修治
開講時限:火曜3限
教室:北棟309
◇目的・ねらい:
英語教育をはじめとした教育現場でコンピュータとネットワーク(ICT)をいかに教育支援に活用するかを学ぶ。単に利用のテクニックや開発手法だけでなく、ICTの活用が教育にどのような意味を持つのかについても議論する。特に英語eラーニング教材の学習管理と学習支援サイトの運用を中心に学ぶ。
◇履修条件等:
コンピュータとインターネット利用に関して一般的な技能が必要。HTMLその他のweb技術についても既習であることが望ましい。
◇講義内容:
〔概要〕
以下の内容をそれぞれ1回ないし数回の授業で取り上げる:
・eラーニングとは何か。語学eラーニングに求められるもの。
・eラーニング教材作成と運用の実際
・学習支援サイトの設置と運用
 以下のサービスとツールについて解説と実習を行なう:HTMLとCSS, JavaScript, Hot PotatoesとXoopsHP等の教材作成・管理ツール,Mahara等の教育SNS。XOOPSやMoodle等のLMS。
 予定されるレポート課題の例:自習型eラーニングコースの制作とMoodleでの運用結果の分析
〔授業方法および計画〕
1) ICT利用教育とは何か。英語利用教育に求められるもの。
2) eラーニングとLMS利用教育の事例
3) LMS運用に必要なネットワーク技術の解説
4) LMSの導入とeラーニングコースの制作・運用
5) 課題発表・講評とまとめ
◇成績評価の方法:
開発や議論を重ねることで自分のアイデアをどのように発展させていったかというプロセスを重視して評価する。したがって、レポート以外にも講義期間を通して授業サイト上のWiki等に記述したメモや課題が直接的な評価の対象となる。
◇教科書・参考書等:
HTMLの文法書等を必要に応じて使用する。他に関連論文を配布する。
◇注意事項:
面談・個人指導は随時行うのでメール等でアポイントをとること。

言語統計学b
副題:言語研究・外国語教育研究に用いられる統計的手法について
担当教員:小島 ますみ
開講時限:月曜1限
教室:CALL4
◇目的・ねらい:
言語研究・外国語教育研究で必要となる統計的手法の基礎を習得する。各種の統計的手法がどの様な原理に基づいて成立しているかを理解する。統計学の理解を深めるために必要な数学の演習も適宜行う。統計処理には、統計解析ソフト「R」を主として使用し、必要に応じオンライン・ツール等を利用する。言語研究・外国語教育研究で実際に問題になりそうな擬似データを統計的に分析し、結果を解釈するなどの演習を通して、実践的な統計分析技術を身に付ける。
◇履修条件:
特になし。
◇授業内容:
1. テストの信頼性と妥当性
2. 回帰分析
3. 分散分析の応用
4. 判別分析
5. クラスター分析
6. 主成分分析
7. 因子分析
8. コレスポンデンス分析
9. 共分散構造分析
10. メタ分析
◇成績評価方法・基準:
与えられた課題に対するレポート並びに授業での発表等で評価する。
◇教科書:
なし。資料を配布する。講義はプロジェクターを使用して行う。
◇参考文献:
竹内理・水本篤 (編著)『外国語教育研究ハンドブック―研究手法のより良い理解のために(改訂版)』(松柏社, 2014)
石川 慎一郎・前田 忠彦・山崎 誠 (編著) 『言語研究のための統計入門』(くろしお出版, 2010)
青木繁伸『Rによる統計解析』 (オーム社, 2009)
◇授業についての問い合わせ:
相談の内容と希望される日時を事前にメールでお知らせ下さい。連絡先:m.kojima@nagoya-u.jp

言語科学演習b
担当教員:村尾 玲美
開講時限:木曜3限
教室:文総623
◇ 授業のねらい・目的:【Learning objectives and outcomes】
In this course, students will

  • understand the theoretical models of working memory and how they function in language learning and processing
  • apply the knowledge of WM gained in this class to design tasks in language learning classrooms
  • understand the methodology of study in the field of SLA as well as statistics
  • enhance critical thinking skills through discussing with peers

◇履修条件等:
 This class is conducted mostly in English.
◇授業内容【Course Description】
This course will focus on the functions of working memory in second language acquisition, processing, and development. The instructor will provide key issues of the topic for the week using PowerPoint slides. Students will be asked questions regarding the issue, and will be given some time to discuss with other students to answer the question. In the beginning of every lesson, quiz on the key concept from the previous week will be given.

The following topics will be covered in this course:
1) Differences between long-term memory (LTM), short-term memory (STM), and working memory (WM)
2) Methods of measuring WM
3) Working memory in L1 research
4) Working memory in L2 acquisition and processing (The P/E model)
5) Working memory and tasks in L2 speech performance
6) Working memory and language aptitude in L development
7) Working memory and the acquisition of L2 syntax
8) Recent trends of WM models
◇成績評価の方法【Requirements】
Evaluated by participation, quiz, and final exam.
◇教科書:
A copy of powerpoint slides
◇参考文献:
Wen, Z. (2016). Working memory and second language learning. Towards an integrated approach.  Multilingual Matters.
Wen, Z., Mota, M.B., & McNeill, A. (Eds.) (2015). Working memory in second language acquisition and processing. Multilingual Matters.


C

翻訳技術演習Ib
副題:ギャスケルを通して見るヴィクトリア朝前半の時代精神と社会風潮
担当教員:松岡 光治
開講時限:火曜4限
教室:文総623
◇講義目的:
英国ヴィクトリア朝後期(1870-1901)の都市文化を研究する一次資料として小説を使い、研究に必要な調査力、読解力、分析力、想像力、発表力、修正力を強化する。具体的には、英語文献の精読と関連文献の渉猟によって、当時の時代精神と社会風潮の表層的な現象を理解するための基礎力、そして個別の都市文化の深層に隠れた真相を読み取るための実践力の養成を目的とする。同時に、小説の原書の輪読を通して英語読解力の基礎を固め、将来高校や大学レヴェルの英語教員になるために必要な文法と構文の実践的な運用能力の養成も目指す。さらに、人口に膾炙した問題でも、新たな解釈ができるような独自の視点の発見に努める。
◇履修要件:
授業で扱うテキストは比較的難易度の高い英語の小説であるから、時間をかけて文法と前後関係を押さえる予習が必要となる。また、担当以外の箇所も真摯に予習する義務が課される。
◇授業内容:
ヴィクトリア朝の小説家(特にディケンズ、ギャスケル、コリンズ、ギッシング)の作品には、当時の人々が都市に対して抱いていたアンビヴァレンスをイメージ化した言説が充満している。ヴィクトリア朝の都市は、単なる背景を提供する場ではなく、綺羅星のように光かがやくと同時に、悪夢のように恐ろしい空間であった。都市の繁栄の裏面にあるスラム街、貧困、犯罪、売春、アヘン中毒などは、そうした都市空間の脆弱さを表象したものだと言える。授業では、このように近代人の意識が捉えた都市のイメージをできるだけ多くの点から考察する。授業ではヴィクトリア朝前半の小説家エリザベス・ギャスケルの社会小説 North and South (1854-55) を輪読する。彼女の社会小説には、他にも新興産業都市面チェスターの悲惨な生活を描いた『メアリ・バートン』(Mary Barton, 1848) や堕ちた女の問題を扱った『ルース』(Ruth, 1853) があるが、マンチェスターを拠点に活動したギャスケルの社会小説は、ロンドンを舞台として書かれたディケンズの作品に負けず劣らず、第一級の歴史資料となっている。授業では作品を精読すると同時に、その背景としての時代精神と社会風潮を読み解く。
a. 初回の授業では、教員がギャスケルの生涯、彼女が活躍した当時のマンチェスター、ヴィクトリア朝前半の社会システムや経済システムを概説し、次週からの担当者を割り振り、順番を決める。
b. 担当者は、担当箇所の英文を文法、前後関係、内容語のイメージの各方面から精読し、日本語の翻訳を推敲し、語句注、鍵語解説、関連画像を入れたワード文書を作成し、担当時に教員と他の受講者に配布する。担当しない受講者も必ず毎週予習をし、質問とコメントを準備しておくこと。
c. 授業では、担当者がテキストの音読と翻訳をし、その他の解説を加え、随時、教員と他の受講者が質問とコメントを投げかけながら、作者の意図や当時の時代精神と社会風潮について議論する。同時に、教員がいかにして英文を達意の日本文に翻訳するか、その技術を指導していく。
d. 専用のメーリング・リスト(urban@lang.nagoya-u.ac.jp)が開設してあるので、授業時間以外でも、積極的に質疑応答を行う。
e. 最終回は、精読したテキストの内容を踏まえ、後期ヴィクトリア朝の時代精神と社会風潮およびギッシングの自然主義的な思想について全員で議論し、それぞれ結論を導き出す。
f. 各自が担当した箇所の翻訳その他の配布資料については、授業での質疑応答を踏まえて加筆修正し、学期末レポートとして提出する。
◇成績評価方法・基準:
担当箇所の発表(50%)、質疑応答への参加(20%)、学期末のレポート(30%)。
◇教科書:
初回の授業で指定されたウェブ・サイトから電子テキストをダウンロードし、プリントアウトしたものを使う。
使用テキスト:Elizabeth Gaskell, North and South
http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/~matsuoka/urban/gaskell-north&south.docx
◇参考文献:
松岡光治(編)『ギャスケルの文学−−ヴィクトリア朝社会を多面的に照射する』(英宝社、2001年)
松岡光治(編)『ギャスケルで読むヴィクトリア朝前半の社会と文化』(渓水社、2010年)
Matsuoka, Mitsuharu, ed., Evil and Its Variations in the Works of Elizabeth Gaskell. Osaka Kyoiku Tosho, 2015.
ギャスケルに関する情報は担当教員のウェブ・サイトを参照のこと。
http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/~matsuoka/Gaskell.html
◇注意事項:
正当な理由があれば授業の欠席を許可するが、担当箇所は事前にメーリングリストに流すこと。

翻訳技術演習IIb
担当教員:中西 須美
開講時限:木曜2限
教室:文総623
◇目的・ねらい:
現代国際社会における高度専門職業としての翻訳に必要な技術の習得を目的とします。単なる和文英訳にとどまらず、プロフェッショナルな翻訳技術についての知見を広め、将来、みなさんが実務翻訳にたずさわるための基礎力を養い、実践力を身につけるために、次のような能力の向上を目標とします。
1. 多様な文体の日本語原文を一定の時間内に正確に英語へ翻訳すること。
2. 作成した翻訳文について発表し、注目すべきポイントを解説すること。
3. 他者の作成した翻訳文について適切な批評をすること。
◇授業内容:
この授業では、主に日本語から英語への翻訳演習を行います。使用する翻訳課題は、フィクション、ノンフィクション、定期刊行物、パンフレット、企業等の資料、邦画の英語字幕、アカデミックな内容の英文作成など、おもにウェブから選定します。実務翻訳を視野に入れ、さまざまな文体の英語翻訳に挑戦します。授業は以下のように進めます。
1. 演習形式であるため、翻訳を相互に発表し、全員で意見を述べあうことを重視します。授業中に発言が無い/少ない場合は減点対象になります。
2. 初回の授業では、短い日本語原文を読み、一定の時間内に英訳します。和英辞書または辞書機能のある電子機器を持参してください。しあがった翻訳文を比較検討しながら、全員でディスカッションをおこないます。
3. 第2回以降の課題と授業計画については、初回の授業で説明します。
◇教科書・参考書:
教科書は特にありませんが、参考書は必要に応じて授業中に紹介します。
◇授業期間中の課題・宿題等:
原則として、翌週の授業までに課題の翻訳をしあげ、レジュメを作成し、授業時に発表して質疑応答をおこないます。受講者の人数によっては、2回に分けることもあり、その場合は翌々週の発表になることもあります。
◇成績評価方法・基準:
1.演習への積極性(出席・無断欠席をしないこと・遅刻をしないこと・翻訳課題の提出・ディスカッション)50%  2.翻訳文のクォリティー 50%。
◇履修要件・関連する授業:
初回に限らず、授業時間内におこなう課題を出す場合があるので辞書(電子機器推奨)は必携です。履修要件ではありませんが、翻訳技術演習IIa(英語から日本語への翻訳)を合わせて履修することが望ましい授業構成になっています。
◇授業についての問い合わせ:
メールでの質問などは常に受け付けます。連絡先: nakanishi.sumi@nagoya-u.jp

言語表現技術演習b
副題:Innovative Writing and Translation
担当教員:長畑 明利
開講時限:金曜3限
教室:文総623
◇目的・ねらい:
The primary aims of this course are (1) to learn how innovative writers and poets in the Modernist tradition have utilized translation in their works and what kinds of thoughts on translation can be derived from their innovation; (2) to learn about various thoughts about translation; and (3) learn how to analyze and appreciate innovative literary texts and cultural products.
◇履修条件等:
None.
◇講義内容:
 In this course, students will learn and discuss how innovative poets and writers in the Modernist tradition have utilized translation and expressions in foreign languages in the composition of their works. The special focus will be on Ezra Pound, especially his translation and use of Japanese and Chinese literature, but we will also pay attention to other poets and writers, including Kenneth Rexroth, Rosmarie Waldrop, Theresa Hak Kyung Cha, Yoko Tawada and Caroline Bergvall. We will discuss how they use translation and expressions in foreign languages and what kinds of meanings -- literary, linguistic, socio-political -- can be found in each example.
◇成績評価の方法:
 Class participation (10%), oral presentations + position papers (30%), a mid-term paper (30%) and a final paper (30%).
◇テキスト:
・ Internet resources
・Ezra Pound, New Selected Poems and Translations (2nd ed.) (New Directions, 2010 [ISBN: 978-0811217330]) is recommended.
◇参考書:
 A list of reference texts will be provided on the class website or in the classroom.
◇注意事項:
・Class HP: http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/~nagahata/lectures16/modernism16/modernism16.html 
・Office hour: By appointment. Contact the instructor by email.
・本授業はG30比較言語文化コース "Literary Modernism and the Avant-Garde" との合併授業である。

通訳技術演習b
担当教員:中西 須美
開講時限:木曜4限
教室:文総623
◇目的・ねらい:
現代国際社会における高度専門職業としての通訳に必要な技術の習得することを目的とします。会議通訳者、官庁の通訳官、企業内通訳者、国際機関・地方自治体・NGO/NPO組織のバイリンガル・スタッフなど、将来、みなさんが通訳業務にたずさわるための基礎力を養い、実践力を身につけるために、次のような能力の向上を目標とします。
1. 多様なトピックの日本語スピーチを正確に聴きやすく英語通訳すること。
2. 逐次通訳と同時通訳のためのトレーニングを通し、英語の応用力だけでなく、日本語の語彙や表現力をもレベルアップすること。
3. 通訳者になるための研鑽を通し、異文化交流の担い手となること。
◇授業内容:
この授業では、主に日本語から英語への通訳演習を行います。パラグラフ・サマリー、チャンキング、サイト・トランスレーション、テクニカルタームのクイックレスポンス、シャドーイング、リプロダクションなどを経て、逐次通訳を中心に演習を行い、同時通訳にも挑戦します。前期の通訳技術演習aと異なる点は、アテンド通訳、日本国内観光ガイド通訳、イベント通訳、ミーティングでの英語ウィスパリングなどに必要な表現とスキル習得のための演習が多く取り入れられることです。授業は以下のように進めます。
1. 初回の授業では、ペアを組み、それぞれ数分間程度の簡単な逐次通訳をクラス全員の前でおこないます。携帯可能な和英辞書または辞書機能のある電子機器、メモ用の筆記用具を持参して下さい。
2. 第2回以降の授業計画については初回の授業で説明します。期末プレゼンテーションとして、日本国内の観光地をひとつ選び、英語で通訳ガイドを行うシミュレーションを、パワーポイントを使って発表します。
3. 原稿のあるスピーチ、音声のみで原稿無し、原稿があってもスピーカーが原稿に無いことをアドリブで話す、または原稿の一部を予告無しに飛ばして話すなど、通訳現場のリアリティを取り入れたさまざまな状況下での通訳に挑戦します。同時通訳システムを利用する授業があります。
◇教科書・参考書等:
教科書は特に定めず、さまざまな通訳者養成教材(テキスト/オーディオ/ヴィデオ)を使用する予定です。参考書は必要に応じて授業中に紹介します。
◇授業期間中の課題・宿題等:
原則として、翌週の授業のための準備にあたる宿題があります。配布されたプリントの学習、通訳のための原稿作成、通訳準備に必要なリサーチなどが含まれます。また、期末プレゼンテーションのためのリサーチと資料作成は、各自で早めに取りかかって下さい。
◇成績評価方法・基準:
1.演習への積極性(出席・無断欠席をしないこと・遅刻をしないこと・通訳パフォーマンス)50%、 2.期末プレゼンテーションのクォリティー 50%。
◇履修要件・関連する授業:
履修要件ではありませんが、通訳技術演習a(英語から日本語への通訳)を合わせて履修することが望ましい授業構成になっています。
◇授業についての問い合わせ:
メールでの質問などは常に受け付けます。連絡先: nakanishi.sumi@nagoya-u.jp

コミュニティー通訳特殊研究2
担当教員:水野 真木子
開講時限:集中講義
教室:後日通知
◇目的・ねらい:
日本に滞在する外国人の数の増加とともに、司法、医療、教育などの現場で通訳するコミュニティー通訳の需要が増しています。この授業では、司法、医療、行政、教育など、コミュニティー通訳についての各論を詳しく学んでいきます。また、音声教材やプリントを使用したトレーニングを行い、司法や医療などの様々な場面で通訳するのに必要な、より専門的で実践的な通訳技術を身につけます。「内なる国際化」の進展のなかで異言語・異文化コミュニケーターとしての実践力を身につけるのがこの授業の目的です。
◇授業内容:
(1)司法通訳の意義や特徴、日本の現状と問題点について学びます。
(2)医療通訳の意義や特徴、日本の現状と問題点について学びます。
(3)行政通訳、教育通訳、災害時ボランティア通訳の意義や特徴、日本の現状と問題点について学びます。
(4)司法、医療などの現場での通訳を想定したロールプレイやサイト・トランスレーション、メモ取りを含んだ逐次通訳の練習をします。
◇教科書・参考書等:
教科書:水野真木子・内藤稔『コミュニティ通訳――多文化共生社会のコミュニケーション』みすず書房
◇授業期間中の課題・宿題等:
プリント教材のサイト・トランスレーションなどの宿題を出します。
◇成績評価方法・基準:
授業中に行う通訳のパフォーマンスと、最終日に行う授業内容の理解度を確認するための論述テストの結果を見て、総合的に判断します。
◇履修要件・関連する授業:
履修要件は特にありませんが、通訳に関する授業を履修しているのが望ましいです。
◇授業についての問い合わせ:
メールでの質問などは常に受けつけます。m-mizuno@kinjo-u.ac.jp


D

英語表現演習Ib
(今期は開講しない)

英語表現演習IIb
担当教員:Edward T. W. Haig
開講時限:木曜3限
教室:北棟103
◇目的・ねらい:
本講義では、批判的言説分析(以下CDA: Critical Discourse Analysis)分析方法を研究手段とし、マスメディアが社会の力関係から受ける影響、またマスメディアがそれに与える影響そしてこの力関係がメディアテクストで具現化される様相を考察し、批評的メディアリテラシーの確固たる基礎を学習することを授業のねらいとする。
◇授業内容:
近年様々なタイプのメディアの様相が変わりつつあるにもかかわらず、唯一不動の地位にあるのが「言葉」であり、広義には「記号現象」(semiosis)である。したがって、理論ベースでメディアにおける「言葉」を理解することはまさにメディアプロフェッショナル教育にとって不可欠である。また、「言説」の概念は人文学と社会科学の学問分野において非常に注目を集めるようになってきており、これまで分析カテゴリーの中でも最も重要なものの一つといわれている「イディオロギー」に取って代わった分析カテゴリーがまさに「言説」分析である、といっても過言ではない。「言説」とは正確にどういうものか?そしてどのようにしてメディアテクストにおける「言説」を分析するのか?他の様々な言説分析と同様、CDAは社会が生産するコンテクストの中における「言葉」を分析するが、(1)言葉と社会の関係そして(2)「言説の学術的研究」と「社会的局面から研究された言説」との関係、これら2つの関係に対する見解においてCDAは他の言説分析と異なる見解をもつ。はじめに、CDAには言説とコンテクストの間に弁証的関係があるという仮説が潜在しています。つまり言説は、場面、組織、社会構成の要因により構築され、またそれら要因が言説を構築するという相互的な働きをする。言説はコンテクストと弁証的関係にあるため、社会に大きな影響を与えていると考えられる。イディオロギーに包含されている言葉の使用やそこに潜在する力の関係はしばしば見過ごされる傾向にあるが、CDAにおいてテクストとコンテクストの分析に言語学的・社会学的理論の両方を応用することによって、これら見え隠れしている言説の局面に透明性を持たせることを試みている。次にCDAは社会科学/言語学研究の公平かつ主観的な研究形式ととるのではなく、むしろ政治に深く関連し、支配/抑圧されている団体のサイドとしての見解をとる姿勢を示す。本科目は主に以下に挙げる2つのアプローチで進めてゆく: (1)CDA理論と分析方法の導入。(2)選定された様々なメディアテクスト(例えば:新聞、雑誌記事、広告、テレビ放送、映画、インターネット)におけるCDAの実践的応用。
◇成績評価方法・基準:
出席率(10%)、授業での議論の積極的参加(30%)、中間発表(20%)、小論文(40%)。
◇教科書・参考文献等:
授業中に紹介する。
◇履修要件・関連する授業:
原則として、授業は日本語で行うものとする。本授業はメディアプロフェッショナルコースの「メディア言語分析論」との合併授業である。

英語表現演習IIIb
副題:アメリカ文学: The Road in American Literature and Film
担当教員:Christopher J. Armstrong
開講時限:火曜2限
教室:文総623
◇目的・ねらい:
This course aims to develop students’ academic writing, discussion and presentations skills through an exploration of American literature and film.
◇履修条件等:
Students should be functional in spoken and written English. Review / practice of the styles and conventions of academic writing, discussion and presentation will be provided as needed.
◇講義内容:
The course will examine key literary and film texts in order to understand the image and significance of the automobile and the road in American culture.
◇成績評価の方法:
Preparation and Participation: 30%
Each week, students will prepare oral or written responses to the assigned texts, films and / or readings. Students should read the texts / view the films carefully, look at relevant background materials and be ready to engage in critical and theoretical discussions of the issues at hand. There will be some short writing assignments designed to help students improve their academic writing skills, especially in regard to literary and film analysis essays. We will also look at critical sources with the aim of understanding text-types and genres of academic writing.

Presentations, Writing Activities and Essay: 70%
There will be one formal academic presentation focusing on a literary or film text along with one or two short presentations. Students will participate in a student conference at Chukyo University to be held in January (Details TBA). An essay based on the formal presentation will be due at the end of the semester.
◇注意事項:
Students are expected to prepare for each class by doing the relevant critical and biographical research on their own, in addition to preparing their responses to the assigned readings.
◇教科書・参考書等:
(1) Proposed Literary Texts and Films:
Whitman, Walt. “Song of the Open Road” (handout / online: http://www.poetryfoundation.org/poem/178711)
Fitzgerald, F. Scott. The Great Gatsby [1925]. Oxford’s World Classics. Ed. Ruth Progozy. Oxford UP, 1998.
Steinbeck, John. The Grapes of Wrath [1939]. London: Penguin, 2011. (Excerpts from the instructor)
The Grapes of Wrath. Dir. John Ford. 1940. DVD.
Kerouac, Jack. On the Road. [1955]. London: Penguin, 1999.
Easy Rider. Dir. Dennis Hopper. 1969. DVD.
Thelma and Louise. Dir. Ridley Scott. 1991. DVD.
One recent film to be chosen by the class.
(2) Slethaug, Gordon E. “Mapping the Trope: A Historical and Cultural Journey.” Hit the Road Jack: Essays on the Culture of the American Road. Eds. Gordon Slethaug and Stacilee Ford. Montreal and Kingston: McGill-Queens U.P., 2012, 13-38.
(3) Students may find the following critical sources useful (not required):
Casey, Roger N. Textual Vehicles: Automobiles in American Literature. New York and London: Garland, 1997.
Cohan, Steven and Ina Rae Hark. The Road Movie Book. London: Routledge, 1997.
Mills, Katie. The Road Story and the Rebel: Moving through Film, Fiction and Television. Carbondale: S. Illinois U.P., 2006.
Primeau, Ronald. Romance of the Road: The Literature of the American Highway. Bowling Green: Bowling Green State U.P., 1996. Rochester: Camden House, 2011.
Slethaug, Gordon and Stacilee Ford, eds. Hit the Road Jack: Essays on the Culture of the American Road. Montreal and Kingston: McGill-Queens U.P., 2012.

英語表現演習IVb
担当教員:Jeremy Cross
開講時限:水曜4限
教室:文総522
◇目的・ねらい:
To explore L2 pedagogy and learning from the perspective of sociocultural theory.
◇履修条件等:
You need to be at least an advanced learner of English to fully participate and benefit from this class.
◇授業内容:
We will focus on sociocultural theory and practice from a pedagogical perspective. Underlying concepts such as the ZPD, Activity Theory, and dynamic assessment will be covered, as well as empirical research which examines the application of such notions in relation to L2 reading, writing, listening and speaking.
◇成績評価方法・基準:
Attendance, participation, essay assignment, preparedness for lessons and presentations.
◇教科書・参考文献等:
Swain, M., Kinnear, P. & Steinman, L. (2010). Sociocultural Theory in Second Language Education: An Introduction Through Narratives. NY: Multilingual Matters.
◇履修要件・関連する授業:
Students are expected to complete the assigned reading before each lesson. In class, students are expected to engage in small-group discussions based on what they have read. A different group member will prepare discussion questions, lead the discussion each week, and present discussion outcomes to the rest of the class. This course is a precursor to Sociocultural Perspectives on Language Learning II.

英語表現演習Vb
(担当教員決定後通知)


E

英語学術論文演習b
担当教員:Andriy Ivanchenko
開講時限:水曜5限
教室:文総609
◇目的・ねらい:
1. To help students conduct Master’s level research by exploring methodologies, approaches and data collection methods.
2. To encourage students to read, analyze and discuss academic writings in their respective fields.
3. To help students improve their academic writing skills, with specific emphasis on style and clarity.
4. To give students opportunities to present their research orally.
◇履修条件等:
This class is conducted entirely in English.
◇授業内容:
This is a practical course for students in the initial stages of their Master’s level research. In this course, students will consider issues related to their research including the formulation of research questions, research design, data collection and analysis. Students will be provided with ample opportunities to improve their academic writing skills by writing on these aspects of their research in a thesis chapter format. Students will be encouraged to present their research to their peers, participate in group discussions and give feedback.
◇成績評価方法・基準:
Portfolio: 70%
Discussions and oral presentations: 30%
Students’ portfolios will comprise written tasks given throughout the semester. These writing samples may eventually contribute to the students’ own Master’s theses.
◇教科書:
Required: How to Do your Research Project: A Guide for Students in Education and Applied Social Sciences (2013) by Gary Thomas, SAGE Publications.


(last updated: 2016.9.27)

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