院生紹介
修了生の主な進路
NHK、東海テレビ、中日新聞社、日本経済新聞社、毎日新聞社、報知スポーツ、電通、読売広告社、ぴあ、NHKプラネット、東芝、任天堂、富士通、NTT西日本、日本IBM、IIJ、ダイハツ、アサヒビール、日本体育協会、トヨタツーリスト、ブラザー工業、アイシン精機、住宅金融支援機構、東海学園大学ほか
2012年度 修了生からのメッセージ
石川紀実
人は、2年という短い時間の中でどれほど成長できるのでしょうか。少なくとも、ひとつの研究をかたちにするには難しい「長さ」であるのは確かです。私は、中東地域のメディアや、戦争報道に強い関心を抱き、メディアプロフェッショナルコースへの進学を決めました。
入学当初は、直前に東日本大震災が発生したことを受け、授業も様々な角度から震災を見つめ議論することが中心でした。重大な問題として当然関心はありましたが、修士課程の2年間という時間のことを思い、「自分の関心に直接関係のあることを、もっとすぐに学びたい」と考えていたところもありました。しかし、後に修論研究のためにイスラエルを訪れた時、福島の事故のことを頻繁に質問され、日本の災害は、中東地域における原発建設という問題とも直結していることに気づかされました。
どれほど周囲の情報に敏感でいられるか、どこまで強い好奇心を持って、自分が関心を持っている以外のことにも耳を傾けられるのか。それがこの2年間を有意義なものにできるかどうかの鍵です。日本でメディアやジャーナリズムを大学院で学べる場所は多くありません。このコースには現場を熟知している先生方がいて、名古屋大学全体の中にもさらに多くの専門知識を持った知識人がいます。この環境を生かすも殺すも、自分次第です。
渡辺 悠平(静岡新聞社 内定時執筆)
このページをご覧になっている人のなかには、「人生の近道をしよう」なんてことを考えている方がいるかもしれません。「そんなことはない」と力強く断言できる貴方、素敵です。一瞬言葉に詰まった貴方も、恥ずかしがる必要はありません。ぼくがそうでしたから。「日本のマスコミ業界を担う大企業の人とお近づきになって、スキあらば潜り込んでやろう」みたいな貪欲さは、ある意味ここで最も重要なものだと思いますよ。
ただ、初志貫徹というのもなかなか難しいものです。結局、自分の場合、幾つか方向転換を経験することになりました。けれども、それで二年間の院生活はムダとなってしまったのか。どうやらそうでもないみたいだぞ。最近ちょっとだけ、わかってきました。
例えば、初の海外ひとり旅、山のように集めた資料をガイドブックのようにまとめたり。大切な親友の結婚式、カメラを片手に走り回り、撮った写真をその場で共有してみせたり。それら一つ一つは取るに足らないことでしょう。けれども、何に臨むにしてもそういった方向へ、体がスッと進んでいく。つくりたがりの自分が、なんでもない毎日のなかで、それでも何かしらつくる機会を見つけている。こうした今のぼくの姿勢は、間違いなくここで培われたものです。
近道ではありません。まわり道に感じられることさえ、あるかも知れません。でも、何かを見つけようという気持ちに、応えてくれる場所だと思います。誰のものでもない貴方の進路です。他と併せて、じっくり検討してみてください。
川合 結子(電通名鉄コミュニケーションズ 内定時執筆)
様々なものを伝える媒体、メディア。そのメディア自体を専門的に学ぶとはどういうことなのか、具体的に身につけられるスキルは何なのか。そんな思いと共に進学しました。
友人知人だけでなく、インターンシップや就職活動の場でも「メディアコースって、どんなことを勉強するの?」と尋ねられることがよくありました。具体的な授業の内容や自分の研究について話すことで伝えられることもありますが、敢えて言うならばなんでも勉強できる場だと答えられると思います。メディアという存在自体が様々な形を持っているからか、周りの学生の研究も多様でユニークなものが多く、他の人の研究や関心分野に目を向けるだけでも多くの学びを得ることができます。
論文の研究テーマを掲げて、調査し、一つの論文として書き上げるという作業を振り返ると、二年は決して十分な時間ではありませんでした。講義や就職活動も同時に進行していくので、常に時間に追われていたように感じます。ですが同時に、同じ二年の間に得られた知識や経験、貴重なチャンスや人脈は何にも代えがたいものであったと思っています。
2011年度 修了生からのメッセージ
WONG Yee Lee (Media Prima, Malaysia )
I joined the course after resigned from a TV program production job in Malaysia and I spent precious moments in Japan, Nagoya University and also in Media Professional Course. In my first year, I was worried about my Japanese language ability because my Japanese was very weak at that time. However, I’m glad that the lecturers and course mates were very kind, patience and helpful to me. I was able to enjoy classes at the same time managed to communicate well in Japanese slowly. Furthermore, the lectures conducted by media professionals from the media industry allowed me to explore more about the Japan media industry and research. I was also given chances to join activities such as internships, field observation programs, research seminars, international symposiums and many other events that organized by the course. Besides, through participating group projects such as the “Public Service Announcement Advertisement Student Award Competition” organized by AC Japan, I managed to discover my talent and creativity in the area of advertising too. In my personal academic research, I’m very thankful that the assistance from Japan’s Public Service Broadcaster NHK, contributed a lot to my master thesis and the interaction with them were fruitful. Finally, I would like to express my highest gratitude to all teachers, seniors and course mates that we had wonderful learning time together in two years. I believe that what I had learnt in the course will definitely contribute to the industry in my future career or research.
何思穎(株式会社オークローンマーケティング 内定時執筆)
メディアコースとの出会いはとても偶然でした。たまたまこのコースに在学していた先輩の話を聞いて、「このコースは面白い」と思い、入学を決めました。今ここで過ごした時間を振り返ってみると、絶対最初に思った面白さに逆らうことはなく、むしろ様々な意味合いを融合しているメディアコースでの二年間はその面白さを越え、貴重な記憶を残してくれました。
まず、メディアの先生たちは魅力的です。先生たちの専門理論はもちろん、現場の知識も非常に豊富です。新聞社やテレビ局、企業に勤めている先生からの授業も設けてあり、メディアの最前線の話を聞くことができます。学生としては、広告CM学生賞のための広告作り、新聞社での記者体験、テレビ番組の企画書の製作など、身をもって「メディア」を理解することができ、メディアについて考える環境は揃っています。もちろん、授業中でも、学生に最大の寛容を与え、学生がやりたいことをやらせ、自由に発表させ、自由に考えさせ、「教える」と「教わる」のバランスがよくできています。さらに、この自由の中で、今の自分についてじっくりと考える時間もでき、自分のことをよく知ることができました。
今、修了の時期を迎え、相変わらずメディアコースは面白いと思い、この二年間は価値のある二年間と思います。この面白くて、新鮮で、自由である二年間を作ってくださったメディアコースの先生たちに深く感謝しています。
仲田桂祐(東海テレビ放送株式会社 内定時執筆)
私は大学院に何を求めて入学したのだろう。おそらくこのHPを見ているのは、メディアコースへの進学を希望する方々が多いと思う。みなさんの多くも何かを求めて(漠然としたものも含めて)大学院への進学を考えているのだろう。私自身は学部生時代よりメディア研究に興味があり、できることならばテレビメディアで働いてみたい,という拙い考えからメディアプロフェッショナル・コースの門を叩いた。
このコースはメディア企業のバックアップや、映画祭の主催、学内雑誌の刊行など、実践的な機会に触れられることが大きな魅力であった。このような恵まれた環境で研究を行い、自身の将来に繋がる実践を提供してくれる研究科はそうはない。
大学院に入るからには、研究と大学院の授業に真剣に取り組まなければならない。同時に、自分が描いた青写真を達成するための努力も怠ってはならない。皆さんが大学院にいる間、大学の同窓生の多くは社会人1年目、2年目を迎えていく時期である。彼ら以上の経験をこの大学院に在籍している間に積み重ねて欲しいと思う。
2010年度 修了生からのメッセージ
趙世華(株式会社チャンスイット 内定時執筆)
学生として過ごしたメディアプロフェッショナル・コースでの2年間は、人生で最良の時間となりました。私はここで世界各国から集まった多くのよき友人と出会っただけでなく、多くの優れた教授にも出会いました。教授陣は実務経験者が多く、講義では理論的内容に加えて、実践への適用に基づいた考え方やノウハウ、ツールといった実務レベルの内容まで習得することができました。また、AC学生広告賞や様々なワークショップに参加するチャンスも多く、テレビCMと番組の制作、観光プラン企画、地図デザインなど、自ら企画を立てて、協力を求める合同作業をたくさん経験しました。アイデアを形にするクリエイティブの実戦を通じて、物事に対する問題発見力、創造力と思考力、クリエイターに求められるセンスを磨くことができました。多文化環境と素晴らしい教授陣のおかげで、現在の仕事に必要な基礎学力とスキルを備えることができて、このコースに入って本当によかったと思います。
小川祐希(毎日新聞社 内定時執筆)
メディアコースの2年間を振り返ると、様々な出会いに恵まれたと感じられる。特に、自分と今まで接点の無かった「映像」について学ぶ同期や先生との出会いは、とても新鮮だった。また、同じ研究科内にも、東アジア講座などたくさんの講座があり、メディアコースとは違ったタイプの学生がいる。そんな環境なので、自分が「やりたい」と思ったことを主体的に進めていけば、周りの人がどんどん面白い意見を出してくれる。私は、商店街を会場にした映画祭に2年間携わってきた。これも、面白いアイデアを持った同期や後輩と一緒にやってきたからこそ実現できた企画だ。
逆に、主体性を持って研究やイベントに取り組まないと、あっという間に2年間が過ぎ、「気づいたら修了していた」ということになるかもしれない。もしメディアコースに入学するのであれば、短い2年間ではあるが、時間はたくさんあるので、いろいろなことに挑戦してみると良いと思う。
内山裕幾(日本放送協会 内定時執筆)
好きな言葉 に「正しい選択など無い。自分が選んだ選択を、正しくするのだ」というものがあります。事態を良くするも悪くするも、結局は自分にかかっているのだと思い ます。正直な話をすれば、この大学院へ来たことが、自分にとって本当に正しい選択だったか、悩んだことが幾度もありました。ですが今、修了を迎えて、この 大学院へ進学して良かったなと感じています。なぜならこのコースでの2年で、自分の進路を考える上での、多くのヒントを得たと思うからです。現場で働いた先生方のお話を聞けたこと、また「取材」という経験をし、多くの人と出会えたことは、自分にとって本当に大きかった。卒業制作や、研究会の為に行った取材で得た名刺は200枚程。多くの方と出会い、一生ものの繋がりを得ることも出来ました。この研究科は、頑張れば報いが得られる、恵まれた環境だと思います。今春から記者として、この研究科で得たものを武器に、頑張りたいと思います。お世話になった研究科の皆さま、本当にありがとうございました。
達慧晶(東海ゴム工業株式会社 内定時執筆)
「時の流れは光の如く」。修士二年間はあっという間に過ぎてしまいましたが、未熟の私がメディアコースを離れることに非常に未練があります。それは、多くの面で成長できたと思うからです。
まず、理論的面において、私は主に社会情報学を中心に勉強してきたが、ジャーナリスト論とメディアディスコース分析論などの知識も学ぶことができて、幅広い見解や知恵を吸収し、自分の視野が広がりました。
それだけではなく、メディアコースにはメディアコンテンツ制作論、広告戦略論など、たくさんの実践的な課程を設けられ、とても興味深く、ユニークの講義だったと思います。また、これらの知識を活かし、就職活動にも役に立ったように考えています。
学業以外に、指導教員をはじめ、親切な先生方々から丁寧なご指導をいただき、学校生活上の様々な支援も受けました。さらに、なんでも話せる仲間ができて、お互いに競争しあい、共に進歩し続ける毎日を送ってきました。すべての経験は人生の宝物となり、今後の社会人生活の中にも、自分らしく頑張っていく気持が強くなりました。