昨年度に引き続き、E-mailによる事前アンケートを実施した。この事前アンケートの結果だけでは各AETの正確な日本語のレベルを把握することは困難である。しかし、来日後に行うプレイスメントテスト以前に各レベルの人数が大まかに把握でき、それに合わせて実習生側も担当の割り振りをしておけるため、事前の準備がスムーズに行え、有益であった。
各AETのE-mailアドレスは、こちらから教育館に問い合わせたのではなく、教育館からいただいた名簿にすでに明記してあったため、教育館にその使用許可をいただき事前アンケートを行った。また、アンケートの内容は教育館の先生にもお知らせした。
こちらが使用したE-mailアドレスはhotmailで専用のアドレスを作り、6月20日に送付、締め切りを6月30日とした。ただし、この締め切りまでに返答がなかったものや、E-mailアドレスが間違っていたものなどについては教育館にアドレスを再確認し、送付し直した。最終的に返答がなかったものは、プレイスメントテストの際に印刷したアンケートを持ち込み、実際に記入してもらった。
事前アンケートの内容は以下のとおりである。(実際に表記はすべて英語)
1名前
2国籍
3来日経験の有無(来日回数・滞在期間・来日目的)
4日本語学習経験の有無
5日本語学習経験の概要(期間・頻度・場所・使用教科書)
6他の外国語の学習歴
7ひらがな/カタカナが読めるか/書けるか
8知っている漢字数
9日本語能力のレベル
10日本語能力試験受験経験の有無
11ボーダーラインにいる場合上のクラスに行きたいか/下に行きたいか
12授業でひらがな/カタカナを使用してほしいか
13漢字を勉強したいか
14コースではどんな内容を勉強したいか
15日本についてどんなことに興味があるか
なお、前年度の事前アンケートからの変更点は以下のとおりである。
・ 他の外国語の学習歴を加えた
・ ひらがなだけでなくカタカナについても授業で使用してほしいかを聞いた
・ 漢字を学びたいかについても聞いた
・ コースではどんな内容を勉強したいかを自由記述式にした
質問7、12、13により、授業でローマ字/ひらがな/カタカナ/漢字をどの程度使用していくかを把握することができた。特に入門レベルでは、ほとんどの学習者からひらがな/カタカナ/漢字を学びたいという結果を得たため、授業ではひらがなだけでなく、漢字、カタカナについても少しではあるが取り上げたり、プリントを配布したりして、そのニーズに応えた。また、質問14により、学習者が何を学びたいと思っているのかを事前に知ることができ、授業内容を決める際の有益な判断材料となった。