1.概要
担当:古川
1.1. 実習の概要
本実習(「名古屋大学夏期日本語教育実習」)は、名古屋市に新しく赴任するAET(Assistant English Teacher)を学習者とし、名古屋大学大学院生が教師を務める教育実習である。1989年、名古屋市教育委員会の協力により実現の運びとなり、本年度で15回目を数えた。
本実習の大きな特徴は以下の4点にあると考えられる。
コースの特徴 :7日間ほどの短期集中型
学習者の側の特徴 :全ての学習者の母語が英語
教材の特徴 :実習者が作成した教材を使用
実習者の側の特徴 :チームティーチングをとり、原則としてすべてのレベルの学習者に直接法で指導
これらの特徴のうち、前二つの特徴は外的な条件であり、学習者がAETであるということと、彼らのスケジュールによって必然的に決められるものである。特にスケジュールに関しては、8月の上旬に来日して、下旬には愛知県の各地域へと赴任して行くという日程であったため、この7日間が許される限り最長の日程であったことは述べておく。
後の二つの特徴は、実習者の側の都合により決められたものである。「当該のコースに最適な教科書とはどのようなものであるか」という問いに答えていくことは、日本語教育の学習者に不可欠なケーススタディーであり、本実習ではそのような学習の機会として、実習者が教科書の作成を行っている。なお、本年度に関しては、各レベル担当者別にコースデザインを行った結果、ゼロ初級クラスにおいては『すいか―つかえるにほんご―2003年度版』を使用することにし、中上級クラスにおいてはカリキュラムに合わせ、前年度に作成された「ふうりん」という教科書を基に、会話だけでなく読解、ビデオ鑑賞、プロジェクトワークのための資料を加えて、新たに「ゆかた」というテキストを作成し、初級クラスにおいては毎回授業の度にパンチで穴をあけたプリントを配布し、綴っていってもらい、Bクラスの教科書はコース終了時に教科書が完成するというものであった。
1.2.2004年度夏期教育実習の概要
今年度の夏期日本語教育実習は12名の学習者を、ゼロ初級、初級、中上級の3クラスに分け、ゼロ初級に5名、初級に5名、中上級に2名の担当実習者が交代でつくという形で行われた。期間は8月12日(木)から8月20日(金)(14日(土)と15日(日)は休日)までであった。以下、表1にクラス編成、表2〜4にスケジュールを示す。
<表1 クラス編成>
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クラス |
担当実習者 |
学習者 |
教室 |
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田中・プレンストン |
5名(アメリカ人2名/イギリス人2名/オーストラリア人1名) |
609教室 |
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河合・大和・渡邉 |
5名(アメリカ人2名/イギリス人1名/カナダ人1名) |
623教室 |
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広瀬・古川 |
2名(アメリカ人2名) |
611教室 |
<表2 ゼロ初級 予定表>
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1 |
2 |
3 |
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12(木) |
Orientation(クラス内) |
授業 |
授業 |
Orientation |
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13 (金) |
授業 |
授業 |
授業 |
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14(土)・15(日)休み |
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16(月) |
授業 |
授業 |
Activity |
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17(火) |
授業 |
Japanese day |
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18(水) |
授業 |
授業 |
授業 |
|
|
19(木) |
授業 |
授業 |
授業 |
|
|
20(金) |
授業 |
Farewell Party |
質疑応答・アンケート記入 |
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<表3 初級クラス 予定表>
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1 |
2 |
3 |
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12(木) |
Orientation(クラス内) |
授業 |
授業 |
Orientation |
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13 (金) |
授業 |
授業 |
授業 |
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14(土)・15(日)休み |
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16(月) |
授業 |
授業 |
授業 |
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17(火) |
授業 |
Japanese day |
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18(水) |
授業 |
授業 |
授業 |
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19(木) |
Activity |
Activity |
授業 |
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20(金) |
スピーチ練習 |
Farewell Party |
質疑応答・アンケート記入 |
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<表4 中上級クラス 予定表>
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1 |
2 |
3 |
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12(木) |
授業 |
授業 |
授業 |
Orientation |
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13 (金) |
授業 |
授業 |
Project work |
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14(土)・15(日)休み |
||||
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16(月) |
授業 |
授業 |
Project work |
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17(火) |
Project work |
Japanese day |
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18(水) |
授業 |
Activity |
授業 |
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19(木) |
授業 |
授業 |
授業 |
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20(金) |
授業 |
Farewell Party |
質疑応答・アンケート記入 |
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* Orientationは「609教室」を使用。
* Farewell Partyは「日言文院生室」を使用。
* Japanese dayは「日言文院生室」「609教室」を使用。
1.3.総括
教育実習の準備ミーティングを5月から週一回の割合で行った他、メーリングリストを使って実習生同士の連絡をなるべく密にとるように心掛けた。本年度の実習では、初日のオリエンテーションでゲームを取り込み、全員が自己紹介をした。これは実習生と学習者同士の顔合わせの場となりコースの良いスタートとなった。
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