4.7.
事後アンケート
担当 : 渡邉
1.概要
事後アンケートは、準備から実施に至るまで、コース全体がどうであったかということを主観だけではなく学習者の視点を取り入れて反省するために重要な材料となる。
今年度実習の事後アンケートの質問項目は、前年度までの事後アンケートに含まれていた内容を参考に、コース準備期間である7月下旬から会議、MLによって話し合いが行われた。個々の授業の後に質問したほうがよいと思われる項目は、授業後ごとに行うアンケート(「授業後アンケート」)に含めることとし、コース後に質問するべきであると考えられる項目(つまり事後アンケートに含める事項)についてもクラス別に別々の質問内容を聞く部分を設けた。全体で聞く項目がコース開始前8月3日に決定し、コース開始後の土日にクラスごとの質問項目が決定され最終的に完成した。なお、事後アンケートはコース最終日(8/20)最後の授業の終了後に実施された。
2.アンケート項目の決定について
今年度の質問事項については基本的に前年度までのものをベースとすることとし、以下の点について変更・決定をした。
■
5段階評価では学習者によってその数字の指し示す意味を誤解して評価するおそれがあるため、言語による選択肢にする。
■
コースデザインについては、クラスごとに教えた内容を詳しく載せて聞く。
前年度にあった、教師の話し方、誤用訂正、文法説明のわかりやすさ等の教師の技術的側面に関する項目は、そのクラスの方針によって聞く必要のあることが異なる可能性があり、また、1コマずつ授業後に聞いたほうが的確な評価が得られるとし、事後・授業後どちらに含めるかについての決定もクラスごとに行うこととした。
■
アクティビティや教授項目については、評価を求めるだけではなく、「他にしたかったこと」を聞く。
≪質問事項≫
|
1.授業開始時間
[早すぎる・ちょうどよい・遅すぎる] 2.授業時間(50分)
[短い・ちょうどよい・長い] 3.1日3コマについて
[短い・ちょうどよい・長い] 4.コースの時期(8/12−20)
[早い・ちょうどよい・遅い] 5. コースの長さ
[短い・ちょうどよい・長い] 6. コースの案内について(わかりやすさ、受け取り方法)
[はい・いいえ] 7. 事前アンケートについて−
手段 [メール(よい・わるい)・直接(よい・わるい)] 8.教材費について
[高い・ちょうどよい・安い] 9.教材は役に立ったか
[はい・いいえ・どちらでもない]→理由(自由回答) 10.クラスは自分のレベルに合っていたかどうか
[低い・ちょうどよい・高い] 11.役に立った学習項目 [→クラス別に項目を載せる] 12.アクティビティ(オリエンテーション,JapaneseDay,フェアウェルparty)の評価 [あってよかった・ないほうがよかった・どっちでもよかった] 13.他にしたかったアクティビティ、トピック(自由記述回答) 14.その他コメント(自由記述回答) 15.クラスごとに加えたい質問項目 [→クラス別に質問を考える] |
※
以上のうち、11はクラスごとに選択肢を変えた。また、15に入る項目の内容や数はクラスごとに異なる。
※
クラスごとの質問の詳細は「アンケート結果(クラスごとの質問)」参照。
3.アンケート結果
3.1. 全体共通項目 (y=YES n=NO)
|
|
クラス |
A(ゼロ初級) |
B(初級) |
C(中級) |
||||||
|
|
学習者 |
1 |
2 |
3 |
4 |
1 |
2 |
3 |
1 |
2 |
|
1 |
授業開始 |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
早すぎる |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
|
2 |
授業時間 |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
長すぎる |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
短すぎる |
|
3 |
1日3コマ |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
少なすぎる |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
|
4 |
コース時期 |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
早すぎる |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
遅すぎる |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
|
5 |
コース期間(7日間) |
短すぎる |
短すぎる |
ちょうどいい |
短すぎる |
短すぎる |
ちょうどいい |
短すぎる |
ちょうどいい |
短すぎる |
|
6 |
案内わかりやすい |
y |
y |
y |
y |
- |
y |
|
y |
n |
|
案内受取りやすい |
y |
|
y |
y |
- |
y |
y |
y |
n |
|
|
上記以外の場合、説明 |
|
|
|
|
I don't remember receiving a flyer, only email. It
was easy to understand and obtain. |
|
|
|
見ていない |
|
|
7 |
事前アンケートの手段はよかったか:メール |
y |
N |
y |
y |
y |
y |
y |
|
y |
|
事前アンケートの手段はよかったか:手渡し |
|
Y |
y |
|
y |
|
n |
y |
|
|
|
事前アンケート/時期 |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
もっと早いほうがよい |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
|
|
事前アンケート/質問の量 |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
多すぎる |
|
|
事前アンケート/回答が反映されていたか |
y |
y |
y |
y |
y |
y |
y |
y |
y |
|
|
8 |
教材費 |
安い |
安い |
安い |
安い |
ちょうどいい/安 |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
安い |
ちょうどいい |
|
9 |
教材役に立ったか |
y |
y |
not sure |
y |
y |
y |
y |
y |
y |
|
上記の回答の説明 |
But could have made more references to the book, i.e.
"ok, now we are going to talk about what's on page 10." |
The book was very helpful. I am glad I have it
because although we did not cover everything I can study it on my own. |
Maybe a little too much katakana and hiragana. Romaji is more useful at beginner level! |
|
It was useful to have many explanations of the same
material |
|
can review on my own at home |
|
Ifelt that the conbination of
resources used (from various texts,videos,etc.) |
|
|
10 |
クラスのレベル |
ちょうどいい |
難しすぎた |
ちょうどいい |
簡単すぎた |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
簡単すぎた |
ちょうどいい |
簡単すぎた/ちょうどいい |
|
コメント |
|
|
|
|
|
|
|
|
I felt that there were a lot of "basic"things + conversational tructures,
that I needed to review and work on. In that sense, the class was just right.
In terms of vocab/kanji used, at times I felt it was
a little too easy. Overall. though. I feel like I was able to both
acquire new grammer/vocab and further strengthen
what I already knew. |
|
|
12 |
オリエンテーション |
|
必要ない |
どちらでもよい |
どちらでもよい |
あってよかった |
どちらでもよい |
必要ない |
あってよかった |
あってよかった |
|
Japanese Day |
必要ない |
あってよかった |
あってよかった |
あってよかった |
あってよかった |
あってよかった |
あってよかった |
あってよかった |
あってよかったが、-but maybe we could have done another
reading or watched a news segment on the cultured activities we did? |
|
|
フェアウェルParety |
あってよかった |
どちらでもよい |
あってよかった |
あってよかった |
あってよかった |
あってよかった |
不在 |
あってよかった |
あってよかった |
|
|
13 |
他にしたかった活動やトピック |
|
More vocabulary. Never studying Japanese before
made some of the activities/lessons too hard. More everyday situation
practices. |
More general conversation. Slightly faster-paced
lessons. |
|
|
More general conversation practice. More writing
practice, which would be fine as optional home work. |
|
|
I wish that more work could have been alone w/kanji =
learning radicals, ways |
|
14 |
その他コメント |
|
Good work. Sorry if we were crabby at some
points. |
|
|
I thought the class was very fun. I wish we had more
time. |
|
|
|
I am certain that you will both became excellent
teachers. I truly wish I could |
※
Aクラスは5名、Bクラスは5名であるが途中までしか参加できなかった学習者についてはe-mailで行ったが回答は得られなかった。
3.2. クラス別項目 : 作成の注意点と結果
Aクラス
Aクラスでは、質問15にあたる質問は行わなかった。
最も役に立った活動(○)、役に立たなかったと思う活動(×) <結果は人数表示、アンケート回答者計4名>
|
|
学習者1 |
学習者2 |
学習者3 |
学習者4 |
|
activites |
|
|
|
|
|
grammar
explanation |
○ |
× |
○ |
○ |
|
vocabulary
|
|
○ |
○ |
○ |
|
information
gap |
|
× |
× |
○ |
|
memorizing
conversations (from text, etc.) |
|
× |
× |
○ |
|
gramdrill |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
conversation
practice with classmates |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
listening
exercises |
|
× |
× |
○ |
役に立ったトピック(○)、役に立たなかったトピック(×)
|
selfintro |
|
× |
× |
× |
|
orderff |
|
× |
|
× |
|
teleph |
|
○ |
× |
○ |
|
shop |
|
○ |
|
○ |
|
kana |
|
○ |
○ |
○ |
|
skit |
○ |
× |
|
○ |
|
invit |
○ |
○ |
|
○ |
|
likes |
|
○ |
○ |
○ |
|
dailylife |
○ |
○ |
○ |
○ |
Bクラス
(授業内のトピックと活動について)
・
Bクラスでは、このコースによって「〜ができるようになった」という達成感を具体的な言語使用状況で得てもらうことを目標にしようとしていたため、授業で取り上げた項目については、事後アンケートではできるようになったかどうかを聞くことにし、そのトピックが役に立ったか、満足したかどうかは1つ1つの授業後に行う授業後アンケートでわかるようにした。
・
・
自分たちの授業構成が適切だったかどうかを振り返るため、具体的にどのような活動が役に立ったと思ったかについても聞くこととした。教師の発話の仕方・説明・指示など技術に関わる点については、授業後アンケートにおいてその評価を得ることとし、事後アンケートではコースを通した全体の雰囲気や理解度を聞いてその理由の1項目として取り上げることにした。
授業でとりあげた項目のうち、どれについてできるようになったという自信があるか
|
項目 |
学習者1 |
学習者2 |
学習者3 |
|
self-introduction (hobby, occupation) |
○ |
○ |
○ |
|
shopping (buying a camera at an electronics shop) |
○ |
○ |
○ |
|
at a restaurant (ordering dishes without
meat) |
○ |
○ |
|
|
at the hospital (describing your symptom and understanding
treatment) |
|
○ |
|
|
asking permission(to be excused from school) |
○ |
○ |
○ |
|
extending an invitation |
○ |
○ |
|
|
accepting and turning down a request |
○ |
○ |
|
|
ordering pizza on the phone |
○ |
○ |
|
|
describing/explaining things(at the post office) |
○ |
○ |
|
|
pre-preparation for Farewell Party presentation(change /
potential) |
○ |
○ |
|
|
preparing for Farewell Party presentation |
|
○ |
|
コースの中で、どの活動が最も役に立つと思うか(複数回答)
|
reading sample conversations |
|
○ |
|
|
making your own original conversations |
○ |
○ |
○ |
|
grammar explanations |
○ |
○ |
|
|
grammar drills |
○ |
○ |
|
|
Vocabulary |
○ |
○ |
○ |
|
interacting with peers |
|
○ |
○ |
|
answering instructor’s questions |
○ |
○ |
○ |
|
tasks (role plays, etc.) |
|
○ |
|
|
games(quiz) |
|
○ |
○ |
クラスの雰囲気は 【よい 悪い】
→理由(選択式) @雰囲気・教室・教材 A他のクラスメイト B教師(・指示の仕方 ・文法説明の仕方 ・誤用訂正の仕方 ・話し方)
|
|
学習者1 |
学習者2 |
学習者3 |
|
|
よい悪いの評価 |
よい |
よい |
よい |
|
|
理由 |
雰囲気、教室、教材 |
○ |
○ |
|
|
他のクラスメイト |
|
○ |
○learned a lot from them |
|
|
教師 |
○ |
○ |
○Teachers are really friendly, light and easy atmosphere |
|
|
a. instructions |
○ |
○ |
○ |
|
|
b. grammar explanation |
○ |
○ |
○ |
|
|
c. corrective feedback |
○ |
○ |
○ |
|
|
d. way of speaking |
○ |
○ |
○ |
|
次の事項は理解しやすかったか【容易・容易だが難しい・難しい】
@他のクラスメイト Aトピック B教師 (・指示の仕方 ・文法説明の仕方 ・誤用訂正の仕方 ・話し方)
|
|
学習者1 |
学習者2 |
学習者3 |
|
1. Other class members |
容難 |
容 |
容 |
|
2. Topics covered |
容難 |
容難 |
容 |
|
3. The instructor |
容難 |
容 |
容 |
|
a. instructions |
容 |
容 |
容 |
|
b. grammar explanation |
容 |
容 |
容 |
|
c. corrective feedback |
容 |
容 |
容 |
|
d. way of speaking |
難 |
容 |
容 |
*この 項目については、上の項目と同じようにわかりやすさとその理由を選択してもらうつもりが誤ってこの形式にした。
Cクラス
本クラスでは、会話だけでなく読解、聴解、プロジェクトワークなどを含めたコース・デザインを行った。これは、事前アンケートやインタビューの結果からデザインしたものであったが、7日間という短期集中プログラムにおいては、少し欲張りすぎたものではないか、学習者が満足できるコース・デザインとなっているのか、また学習者が有益だと思えるトピックを扱えたのかという疑問があった。そのため、事後アンケートの質問項目として取り上げることにした。なお、教師に対する質問項目は、授業後アンケートで毎時間行ったため、事後アンケートでは取り扱わなかった。
どの項目が最も役に立ったか(役に立ったものに○、役に立たないと感じたものに×)
|
項目 |
学習者1 |
学習者2 |
|
Leaving/confirming a message |
○ |
○ |
|
Praises and modesty |
○ |
○ |
|
expressing your opinion |
○ |
○ |
|
|
○ |
○ |
|
Project work |
○ |
○ |
|
Making a reservation |
○ |
○ |
|
asking for permission/allowance |
○ |
○ |
|
review of grammar |
○ |
○ |
|
Videos |
○ |
○ |
|
offering help |
○ |
○ |
|
expressing appreciation and apologizing |
○ |
○ |
|
preparing for Farewell Party presentation |
○ |
× |
|
talking with guest speakers |
○ |
×but it was fun!! |
時間配分について 【少なすぎる・ちょうどいい・多すぎる】
|
Conversation |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
|
reading
& discussion |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
|
watching
video |
ちょうどいい |
少なすぎる(maybe
1 more news section?) |
|
project work |
ちょうどいい |
ちょうどいい |
コース内容は満足いくものだったか
|
y |
y |
|
|
I think it was very dynamic and well-planned. For only lasting
7days, I felt this |
このコースで学んだものは?
|
communicative strategies |
Practical communicative strategies!! うれしい!! |
4.事後アンケートの反省・コメント
4.1. 全体的反省
4.1.1. 準備
・ 実習前・最中でバタバタしていて、作成にあまり時間をかけられなかった。
・ 「何を知りたいか」という話し合いはよくしたが、アンケートでは「それをどのように聞くか」ということが重要だ。その調整ができていなかった部分があった。
4.1.2. 実施
・ ・ 学習者によってかなりの時間を要した者とそうでない者がいた。今回はアンケートに記入する時間を十分に持つことができたが、そうでなければかなりの時間がかかり、学習者の負担となる。(Cクラス)
・ 当人の都合で途中で抜けてしまった人の回答も得られるとよかった。(A,Bクラス)
・
途中で抜けた人にe−mailを送ったが、「全部に参加していないので答えられない」と答える学習者がいた。(Bクラス)
4.2. 質問内容・質問形式に関する反省・コメント
4.2.1. 全体の質問事項に関して
・ コースの期間、flyerに関しては、来年度(2005年度)の実習生のための質問項目だが、これに関しては教育館とのこともあり、この結果を反映することができるのかどうかは疑問。
・ クラスごとに聞いた箇所を設けたことで具体的に聞くことができるようになったことはよかった。「他にしたかったこと」を聞いたことで、コース構成について学習者のニーズを汲み取ったことがどのように生きたか、または汲み取っても生きなかった・或いは取り入れることができていなかったかが反省できてよかった。
4.2.2. 質問形式に関して
・ 学習者のアンケートの記述からコースに対する感想やもっとやりたかったことなど、選択式の質問にも、教師側が気付かない点を多く記述してもらえた学習者もいるので、アンケート項目の中に記述する部分を入れる必要性を感じた。
・ 回答の仕方として、自由記述をさせる質問に全く答えなかった学習者がいた(Cクラス)。そのため結局、一番聞きたかった、コースの満足度、コメントなどの回答を得ることができなかった。このような学習者には、全て多肢選択式問題にした方が良かったかもしれない。しかし選択肢だけでは学習者の本心を引き出すのは難しいと思われる。今回の事後アンケートで、様々なタイプの学習者がいるため、聞き方答え方を工夫する必要がある。
4.2.3. 各クラスの質問に関する反省・各クラスからのコメント
<Aクラス>
クラスの中に初来日のメンバーと日本滞在2年目を過ぎたメンバーが混在したため、それぞれの感想を聞きたいと思っていた。アンケート結果にその点の違いが出ていたので、アンケートの内容としては、それぞれの状況の違いからくる感想を知ることができてよかった。
<Bクラス>
・
「できるようになったこと」について聞いた事は、学習者のニーズにこたえたかどうかの直接の答えにはならないが、授業中の練習でどれくらい自信が持てたかを聞けてよかったと思う。
・
知識を得るための授業か、知識を使えるようにするための授業かを意識するために作ったが、それを反省するよい材料になると思う。ただコース前からの既習項目の差により、答えが違うことを考慮しなければならない。取り上げたトピックに関して、「できるようになったか」だけでなく、「役に立ったか」も聞けるとよかった。
・
「クラスの雰囲気について」の項目は、雰囲気を「よい」とした理由としてではなく、「雰囲気・環境・教材」「他の学習者」「教師」をそれぞれよいか悪いかそれぞれ評価してもらったことになるように思える。初めからそのように質問すればよかった。
・
「雰囲気」を大きく取り上げるのは曖昧すぎる。
・
「理解しやすさ」についての質問は、質問意図がわからない。コースが始まってそれらをチェックすることを怠っていた。(何が受講者にとっての学習項目の理解しやすさに影響するものだったのかを聞こうとしたものだったが、この質問では、例えば1は、クラスメートの発話の分かりやすさについて聞いていると勘違いされているかもしれない。質問の質に問題があった。)
⇒(上の点に関して)例えば、Q)授業の理解に何が一番影響があったと思うか。 A)教師の説明、 ドリル、例文、クラスメイト、その文法自体が既習だった、文法が理解しやすいものだった、・・・その他( )というような選択肢を用意したらよかった。
・
理解しにくかった場合の影響要因の選択肢も用意しておけば、もっと具体的な答えが得られたのではないかなと思う。
・
教師の行動についての質問A,Bの選択肢のところに「その他」をいれて記述できるようにしておけばよかったと思う。
・
教材についての質問は、もっとクラス用の質問を設けておくべきだった。(文法に関する説明があった方がいいか、新出語彙のリストは別の方がいいか、会話の一部になっている方がいいかとか、もう少し選択肢を設けるべきだったように思う。)
・
Bクラスは、教材を毎時間ファイルしていく形式でおこなったので、教材を一度に全部もらいたかったか、毎回違うプリントでもよかったと思うか、を聞きたかった。
<Cクラス>
・
「項目が役に立ったか」という質問は、回答の仕方をただ○×にするだけでなく、Bクラスのようにどのくらい役に立ったかを段階的に聞いても良かった。
・
会話で取り上げた機能(伝言を残すなど。。)に関して、もうひとつ質問を立てて、実際の場面で使用できる自信がどれほどあるかを段階的に聞けばよかった。”役に立った=使用できる自信がある”ではないので。
・
カリキュラムにおける時間配分(会話、読解、ビデオ鑑賞、プロジェクトワーク)についての質問は、聞いてよかった。カリキュラム・デザインの際、時間配分が気になっていたので。
4.3. その他・事後アンケートからわかったこと等
・ 事前のニーズ分析と教師の判断から、『既習文法項目の見直し、定着』を目標にしてコース・デザインしたが、事後アンケートによって、コースが始まってから学習者のニーズが変化しており、コース・デザインの見直しが必要であったことが分かった。(Cクラス)
・ 事後アンケートでは、授業後アンケートと組み合わせることによって、「学習者の情報の何を生かした結果、学習者のその点に関する評価が確かによくなった」「ニーズを生かしたが、実施段階に問題があった」 「評価が悪いところは確かにニーズ調査を生かしきれていなかった」「ニーズは生かさなくても、満足度は得られた」「勝手にトピックをこちらで設定したところはトピックの評価が悪い」などと、コース全体を、事前調査・カリキュラム作成・授業準備・実施の各段階のどこに問題があったかということを予測しながら反省するのに利用できた。しかし各調査の工夫が必要である。
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