一年に二回春と秋に、昼と夜の長さが同じになる日があります。春の方を春分(しゅんぶん)、秋の方を秋分(しゅうぶん)と言います。この頃のことを「彼岸」と言います。「彼岸」とは仏教の言葉で、人が死んだ後に行く世界を意味し、真西の方角にあると信じられています。春分と秋分には太陽は真西に沈みます。そこで春分と秋分を「彼岸」と呼ぶようになりました。また、このころ死んだ祖先のお墓へ行ってお祈りをする習慣があります。
日本人は死ぬと、ふつう家族がみな同じお墓にはいります。つまり、墓の石には「○○家の墓」と書かれていて、同じ名字を持つ両親、夫、妻のお墓に自分の骨も埋められるのです。ですからお墓参りは、誰か一人にお祈りをするのではなく、自分の親、おじいさん、おばあさんなどみんなにお祈りをするということです。日本人は、お盆や彼岸の時によくお墓参りに行きます。
今どきのお墓
国土の狭い日本では土地の値段が高いので、お墓を作るのにもお金がたくさんかかります。そこで、土に骨を埋めるお墓ではなく、コインロッカーのようなお墓が登場しました。
もち米をつぶして丸めた上に小豆(あずき)のあんをつけた甘いお菓子。あんのかわりに、きな粉(大豆の粉)やゴマをつけることもあります。おはぎは、たいてい春と秋の彼岸のときにつくって、お墓にいる先祖にさしあげます。またこのお菓子は「ぼた餅(もち)」とも言います。