大晦日(おおみそか)

 12月31日のこと。日本人にとって一年の内で最も大きな行事は、やはり新年です。その新年の前日である大晦日には色々な習慣があります。最近では大晦日は会社も休みなので旅行に行く人もいますが、過ぎ去った一年を振り返り、良い年を迎えようとします。

除夜の鐘(じょやのかね)

 大晦日(おおみそか)の夜、年が変わる少し前に、あちらこちらの寺から次々と鐘の音が聞こえてきます。これを「除夜の鐘」と言います。鐘の音は108回と決まっていて、この鐘の音によって、私達の色々な悩みがなくなるといわれています。除夜の鐘が終ると、もう少しで新しい年の始まりで、今度は神社へ初詣(はつもうで)に出かけます。

今どきの除夜の鐘

 自分の家の近くにお寺がない人でも、除夜の鐘の音を聞くことができます。大晦日の夜11:45ごろテレビをつけていると、お寺から鐘の音を108回きちんと聞かせてくれます。

年越しそば(としこしそば)

 大晦日に食べるそば。ふつうのそばと同じですが、大晦日には毎年そばを食べる習慣があります。それは、そばのようにずっと長く生きられるようにという願いが込められているからです。大晦日の夕食にそばだけ食べる人は少なくて、お寿司などのごちそうの後に食べることが多いようです。また、神社へ初詣(はつもうで)に出かけるとちゅうで、そば屋さんに行って食べることもあります。だから大晦日、そば屋さんは一年で一番忙しくなります。

紅白歌合戦(こうはくうたがっせん)

 大晦日(おおみそか)のテレビ番組には、毎年決まっているものがあります。その一年に最もたくさん売れた音楽に賞を贈る番組や、「紅白歌合戦」など、音楽に関係する番組がよく放送されます。「紅白歌合戦」はNHKで何十年も続いていて、大晦日のテレビ番組のシンボルになっています。女性が「赤」組、男性が「白」組に分かれて、演歌(えんか)からポピュラー音楽まで、日本で最も人気のある歌手が40人ほど次々に歌を歌っていきます。最後に、「赤」組と「白」組のどちらがよかったかを決めます。「紅白歌合戦」に出ることは、歌手にとっての目標の一つになっているようです。最近少しずつ見る人が減ってきましたが。

こたつ

 冬になると、ストーブやエアコンと並んで欠かせないのが「こたつ」です。「こたつ」は畳(たたみ)に座る習慣から生まれたヒーターです。床や畳に座ったときに使う背の低い机にヒーターが付いていて、しかも机の周りにふとんがかかっているので、大変あたたかいのです。こたつを家族みんなで囲んで、テレビを見たりおいしいミカンを食べたりすることは、日本人にとって、冬の夜の幸せな過ごし方の一つです。

もどる