お正月(おしょうがつ)

 一年のはじまりを祝う行事のこと。お正月とお盆(おぼん)が一年の内でもっとも大きな行事で、会社や学校もお休みになります。1月7日頃までは、家の門に松の飾りを飾ったり、部屋にもお餅とみかんを飾ったりします。お正月の習慣は他にもたくさんあります。親類が集まって年のはじめのあいさつをし、食事はお節料理を食べます。また、1月1日(「元旦(がんたん)」)の朝に上る太陽(「初日の出(はつひので)」)を見に出かけたり、神社へお参りに行ったりもして(「はつもうで」)一年の幸せを祈ります。

今どきのお正月

 お正月とお盆は、いつもは遠くで暮らしている親類が久しぶりに集まる時です。だから12月29日頃から新幹線や高速道路はとても混みます。また、お正月をスキー場や海外へ旅行に行って過ごすこともあります。1月1日はほとんどの店が休みますが、デパートなどは2日や3日から営業をはじめるところが多くなってきたので、「お年玉(おとしだま)」をもらった子供が両親と一緒に出かけます。

初詣(はつもうで)

 お正月に自分の家の近くにある神社へ行って一年のはじめのお祈りをすること。12月31日の夜に神社へ行くと、お酒や「年越し(としこし)そば」が配られ、1月1日に変わるとみんなで新年を祝い、すぐにそこでお祈りをします。

今どきの初詣

 各地方の有名な神社へ初詣に行くことに人気があるので、そのような有名な神社はお正月の3日間、大変多くの人が訪れます。東京の「明治神宮(めいじじんぐう)」、三重県の「伊勢神宮(いせじんぐう)」、京都の「平安神宮(へいあんじんぐう)」などが有名です。

年賀状(ねんがじょう)

 新年のお祝いのあいさつをするためのはがき。大人は親類へ、会社の仲間へ、上司へ、昔からの友人へ、子供も学校の友だちへ、先生へ、など、知り合いならだれでも送ります。また会社やお店からお客さんへ出したりもします。いつも休日には郵便は配達(はいたつ)されませんが、1月1日だけは特別に年賀状が配達されるので、お正月はたくさんの人から届いた年賀状を見るのも楽しみの一つです。国の発売している年賀はがきは「お年玉つき年賀はがき」といいます。この年賀はがきに書いてある番号がくじで当たると、電化製品や日本の色々な地方の食べもの、切手などがもらえます。

年賀状のことば

  「あけましておめでとうございます」「謹賀新年(きんがしんねん)」「迎春(げいしゅん)」「慶春(けいしゅん)」「A Happy New Year」など。

お節料理(おせち りょうり)

お正月だけに食べる特別の料理をまとめて言う言葉。1月1日から3日間食べられるように、腐りにくくて冷めてもおいしいものを年末に作っておきます。年末にがんばってたくさん料理を作り、お正月は食べるだけです。「節」(せつ)とは、一年の特定の日に神に食べものをささげる意味の「節供(節句)」(せっく)という語からきています。

今どきのお節料理

 お節料理の多くは普段あまり作らなくて慣れていないことや、作るのに時間がかかることなどから、最近はお節料理をデパートやスーパーなどで予約して買う人も多くなっています。それでも、いろいろな料理雑誌では毎年12月号にお節料理の特集が組まれ、洋風や中華風のメニュー、簡単に作れるメニューなどが紹介されていて、手作りのお節料理の楽しさを伝えていこうとしています。


お節料理のメニュー

 お節料理は、しあわせを連想させる名前をもった食べものを使って作られているものがたくさんあります。少しだけ紹介します。

・黒豆(くろまめ) 「まめ」という語は、まじめに働いてずっと元気でいられることをも 意味します。お節料理では砂糖で甘く煮ます。

・ごまめ 小さなイワシという魚を干したもの。「ごまめ」という語もずっと元気でいることを意味する。砂糖としょうゆで味つけします。

・数の子(かずのこ) ニシンという魚の卵巣のことで、「子」がたくさんできることを思い起こす名前をもっています。

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