12月の別名。1月から12月まですべて別名があるのですが、12月の「師走」は最もよく使われます。それは、この名前の意味が人々の気持ちをよく表わしているからです。「師走」とは、「いつも落ちついている先生が忙しく走り回る」という意味です。12月は1年の終わりの月なので、忘年会(ぼうねんかい)があったり、家中のそうじをしたり、たまった仕事を片づけたりと、とても忙しく過ごします。また、「年賀状」を書くのも一仕事です。こうして、みなお正月をいい気持ちで迎えようと準備します。
12月に入ると、一年の終りを記念して飲んだり食べたりする宴会を開きます。これを「忘年会」といい、会社の部の集まり、会社の友達の集まり、大学時代の友達の集まりなど、毎週末、或いは毎日のように夜を楽しく過ごします。お酒の好きな人は、重なる忘年会に疲れてきても、また出かけて行きます。また、会社の上司も参加する忘年会のように、行きたくなくても行かなければならない忘年会もあります。日本人にとって12月から1月は、忘年会・クリスマス・そしてお正月ととてもにぎやかな季節です。
冬(12月)の贈り物のこと。たいてい目下の人がいつもお世話になっている人にお礼の気持をこめて贈るものとされていますが、今は目上でなくても、お礼をしたいと思う人へだれでも贈ります。収入のある大人の習慣なので、学生が先生にお歳暮を贈ることはありません。夏にも「中元(ちゅうげん)」といって、同じようにお世話になる人への贈り物の習慣があります。
今どきのお歳暮
お歳暮とお中元のころ、どのデパートでも贈り物の商品をたくさん用意してお客さんをたくさん呼ぼうとします。また、このころデパートはとても混むので、毎年同じ人にお歳暮を贈る場合、カタログショッピングのように商品をカタログで選んで注文することができます。出かけなくても、お歳暮の商品が決められるというわけです。お歳暮の商品はだいたい3000円〜数万円までです。