ディラン・ミギー(Dylan MCGEE)
名古屋大学 国際言語文化研究科 日本言語文化専攻
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自己紹介文
2009年にアメリカのプリンストン大学で博士号(比較文学――日本と中国)を獲得し、ニューヨーク州立大学ニューパルツ校で教鞭を取りました。ほぼ三年間、日本・中国・古代インド文学など、多岐に渡る授業を担当していました。この度、六年ぶりの日本長期滞在ですが、毎日の日常生活を満喫しています。江戸時代(1603-1868)の大衆文学(特に浮世草子・八文字屋本・黄表紙などの娯楽物)を中心にして研究しています。出典研究よりも書誌学的、文学史的、或いは社会学的な研究だと言えるでしょう。作者よりも読者のほうに焦点を置いて、具体的に近世読者はいかに当時の文学作品を受容していたかということを問題にしながら、現在、日本の各図書館において幅広い蔵書調査を行い、版本における読者による落書きや戯画の資料を集めています。是非、日本の学者にもこういう近世読書のサブ・カルチャーをご鑑賞いただければと思います。貸本屋にて通流された書物には落書きや戯画が特に多いのですが、その関連で明治31(1898)までには日本一大きな貸本屋(名古屋の城下町長島五丁目にあった「大惣」という店)の研究もしています。今後、大惣だけではなくてそれほど知られていない知多村木米屋岡七、文林堂、廣屋久治郎、玉華堂なごの近世名古屋の書肆或いは貸本屋の歴史も研究したいと思います。
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