池側研究室について
最新情報 10/12(水): 映像ワークショップ(10/28〜)については「ニュース」の欄をご覧ください
連続のデザイン…伝えるということ/伝わるということ
名古屋大学大学院国際言語文化研究科メディアプロフェッショナル論講座・池側隆之研究室では、映像メディアを活用することで新たに知覚される日常の「継起性(シークエンス)」を出発点とし、時間軸をいかにデザインの対象として捉えるのかを実際の制作研究を通して考察しています。主要な研究対象となる「映像」は、デザインやアート、またマスメディアや教育といった流通形態や展開経路によって様々な様相を帯びてきます。研究室ではそれらにバランス良く対応できる視座の獲得をもっとも大切に考えています。「作ることの視点を介して考える」をキーワードに、人文社会的な映像研究・分析から「今までに無いものを作る」という工学的な観点に近い映像メディア関連の制作研究を積極的に行っています。
具体的には、映像作品の制作、コンテンツ制作、メディアアート、メディアデザインといった実践領域。さらには異分野間をつなぐコミュニケーションデザイン、地域における映像アーカイヴの活用、情報とまちづくり、映像メディアを活用した造形ワークショップに関する研究、またメディア表現を軸とした文化・芸術プロデュースおよびマネージメント研究などを実際のプロジェクト形式に展開しています。
●研究領域イメージ

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研究室について
●池側隆之(IKEGAWA,Takayuki)
国際言語文化研究科 国際多元文化専攻
メディアプロフェッショナル論講座 准教授(コンテンツ作成プログラム)
*プロフィール、研究業績等はこちら
*主な映像メディアコンテンツ制作歴はこちら
●専門分野
映像デザイン,造形科学
●所属学会
日本映像学会(常任理事)→ウェブサイト
→中部支部 ウェブサイト
ヒューマンインターフェース学会→ウェブサイト
意匠学会→ウェブサイト
日本認知科学会→ウェブサイト
日本デザイン学会→ウェブサイト
●担当授業
映像メディア構想論(大学院メディアプロフェッショナル論講座・前期月2限)
映像メディア設計論(大学院メディアプロフェッショナル論講座・後期月6限)
英語(全学教育科目)
●オフィスアワー
特に設けませんが、訪問希望の方は事前にメールをお願いします
進学相談など研究室訪問を希望される方はメールか電話でご連絡ください
●連絡先
〒464-8601
名古屋市千種区不老町
名古屋大学大学院国際言語文化研究科
研究室:全学教育棟北館 301号室(3階・映像メディア制作室)
Tel/Fax 052/789-4348(研究室)
E-mail ikegawa **at** lang.nagoya-u.ac.jp
●研究会など
名古屋大学映像表現研究会事務局(池側研究室内)
名古屋大学教養教育院 プロジェクト・ギャラリー「clas」スタッフ
名古屋大学ヴィジュアルスタディーズネットワーク・メンバー
●2011年度研究室メンバー
・佐原理(D3)
「多様化するメディア発展の芸術教育から理解と価値共有へのアプローチ」
・西尾祥子(D2)
「都市空間におけるテレビ放送の巨大スポーツイベントの日独比較研究」
・渡辺悠平(M2)
「住民による文化主導型地域活性事業への関与を巡るコンテンツ制作
—長者町を舞台とした名古屋市民のトリエンナーレ受容の事例を通じて—」
・村松里実(M2)
「交流の場としての映像祭に関する考察
——アートセラピーのコミュニケーション的構造を利用して」
・寺島工人(M1)
・久野舞香(M1)
・青山太郎(M1)
「映像表現のヴァーチャリティによる世界の創造について」
・中野翠(M1)
●これまでの修了研究
2008年度
「コミュニケーションを誘発するメディア: ワークショップに関する実践報告」
2009年度
「若者を対象としたテレビ美術番組の一考察」(映像コンテンツ提出)
「ドキュメンタリー映像制作を通じた現代モンゴル人の価値観とその文化の変容に関する考察」(映像コンテンツ提出)
2010年度
「フェイクドキュメンタリーの制作を通してみる演技としての自己表現」(映像コンテンツ提出)
「ドキュメンタリー制作から見る広州の国際都市構築の現状」(映像コンテンツ提出)
●就職・進路等
中日新聞社、TOSHIBA、楽天、チャンスイット、起業
制作研究プロジェクト
●アニメーションからみえるコミュニケーションのカタチ
デジタル技術の発展に伴い、美術・デザイン系の学生たちがアニメーションを主要な表現媒体と考えて、かつてない勢いで質の高い作品を多く生みだしています。我が国のコンテンツ産業の核といえるアニメーションですが、情報伝達手段という視座においてはまだ多くの可能性を秘めているといえます。ここでは学生や20代の若手作家たちと彼らの短編アニメーション作品を取材対象とし、アイデアが作品に落とし込まれる制作プロセスを解析していきます。また造形行為にどのような「伝える」ための工夫が内包されているかを読み解き、コミュニケーションのあり方やデザイン教育(デザインプロセスや日常の分節化)ためのヒントを検証するプロジェクトです。*詳細は随時アップします
●メディアアートにおける時間表現研究
映画に代表される時間軸芸術をモチーフとして、作品内部に重層的に織りなされた時間関係を視覚的に体感できるコンテンツを制作するプロジェクトを準備中です。詳細は随時アップしていきます。
*上記いずれのプロジェクトも科学研究費補助金(科研費)採択プロジェクト「異分野コミュニケーションにおける情報共有のための視覚・触知化に関するデザイン研究
」の助成により遂行しています。
●その他、研究室での制作物
2008.8
国際シンポジウム「恐怖からの思考」ポスター

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2008.6
メディア・プロフェッショナルコース・リーフレット

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ニュース
011.10.12
2011.10.28(金)〜
●「映像による環境広告作成ワークショップ:干潟をフィールドに」
を開催いたします。
環境をテーマに、映像メディアを用いたワークショップを行います。環境を扱ったCMなどをよく目にすることがありますが、そもそも環境をテーマとすることには多くの困難がともないます。つまり、ある程度、問題の「抽象化」や議論の「一般化」を行わない限り、メッセージは多くの人には伝わらないのです。そこで今回、実際に「干潟」に出かけ、観察を通して「現場」に存在する意味や情報を多角的に抽出し、立場を超えたメッセージの発見から、それらを映像化することを目的としたワークショップを行います。映像を中心としたメディアは、「コンテンツ」といった言葉に見られるとおり、現代における視覚情報伝達を行う上で欠くことのできないものとなっています。しかし、メッセージを「アウトプット」するだけではなく、映像は問題発見から問題解決に至るクリエイティブなプロセスを考える上でもたいへん重要な機能を有しています。まず一つには、映像によって捉えられた対象の観察(ビデオ視聴による観察)によって、問題解決を目指すプロセスを駆動させる情報の抽出が可能となるり、よりロジカルに問題を捉えることができます。一方で、多義的な解釈をもたらす映像をコミュニケーションのツールとして利用することで、言語化しにいく「状況の記録」が可能になることもあります。撮影された様々なものに対する解釈は当然一様ではなく、この解釈のプロセスを共有することで、相反する立場の人間が最終的に共通の認識を抱くことも起こり得えます。これらは思考を深めるためのツールとしての映像の力が積極的に利用される例です。ワークショップでは教える/教わるの間にある垣根を取り払い、参加者全員で新しい眼差しの獲得を目指し、試行錯誤する場の構築を行いたいと考えています。
○ワークショップへの参加を希望される方は、下記の連絡先までお知らせください。ワークショップ参加料は無料で、学外の方(学生・一般・プロフェッショナル問わず)も歓迎いたします。
連絡先:名古屋大学大学院国際言語文化研究科・池側隆之
E-mail tik **at** nagoya-u.jp
↑メールを送信される際は**at** を@に変更してください
ワークショップの日程などを記したフライヤーのダウンロードはこちら(PDF/2MB)
010.910
2010.10.25(月)〜11.1(月)
●国際言語文化研究科アソシエイティブ・メディア研究プロジェクト
「《S/N》ー断絶からのコミュニケーションー」を開催いたします。
京都を拠点に活動をするダムタイプが1990年代に手がけた「S/N」を検証する催しが今年、様々な場所で行われました。この企画では、アートが内包するコミュニケーション的共有性をアソシエイティブ・メディアと位置づけ、「S/N」が現代の私たちに提示し続ける問題意識について議論を行いたいと考えています。ぜひ多数のご参加をお待ちしております。
主催:名古屋大学大学院国際言語文化研究科
場所:名古屋大学 全学教育棟プロジェクトギャラリー「clas」(展覧会)
全学教育棟北館406(上映会+トーク)
詳細は随時アップして参ります。関心のある方はご参加ください。
フライヤーのダウンロードはこちら(PDF/17MB)
2010.9.10
●「篠田正浩監督作品ポスター+スチール展」を開催いたします。
2010年10月16日(土)に名古屋大学で行われるホームカミングデーにおいて、映画監督の篠田正浩氏をお招きして講演会が行われます。池側研究室では、篠田監督の初期作品を中心としたポスター(宣伝美術)展を企画し、講演会との連動プロジェクトを展開しています。
2008.1124
2008.12.19(金)〜12.21(土) ※無事終了しました。
●“国際シンポジウム「観られる身体、読まれる欲望、多様化する家族〜ジェンダーの事象と表象」"
で、映像作家の高木正勝さんをお招きして作品上映とご講演を行っていただきます

アート分野でのセッションで「映像を見る身体〜映像的なるものの思考」をテーマに発表します。またゲストスピーカーとして世界的な活躍で知られる高木正勝さんにお越しいただき、作品を上映とトークを行う予定です。ぜひ多数のご参加をお待ちしております。
主催:名古屋大学大学院国際言語文化研究科
場所:名古屋大学 野依記念学術交流館
詳細は随時アップして参ります。関心のある方はご参加ください。
2008.9.15
2008.12.8(月)〜12.12(金) ※無事終了しました。
●“物語の空間 - narrative space”展を後期開講「映像メディア制作理論b」で企画します
→10/6(月)10:30〜12:00の最初の授業でオリエンテーションを行いますので、関心のある方はご参加ください。
*この授業では複数のメディアコンテンツ制作演習を実施予定です。“narrative space”は軸となるその一つで、他には「AC学生CMコンペティションのための企画〜映像制作」、「フィールドワークによる地域コンテンツ企画」(他にオプションとして映像作品制作の場合もあり)を3週のローテーションで回していき、それぞれのフィニッシュに時間差を設けることで学生の負担を減らす工夫がなされます。

かおだし play_textile, 山田麻衣2008
会場:名古屋大学教養教育院プロジェクトギャラリー「clas」
全学教育棟南入口横
主催:メディアプロフェッショナル論講座
+池側研究室(コンテンツ制作プログラム)
展覧会開催の趣旨
国際言語文化研究科メディアプロフェッショナル論講座は、人類の情報活動が質的・量的に大きく変化する現代においてますます重要性が高まる多様なメディアのあり方を考察し、 東海地区のマスメディア各社の協力のもと、 その知識豊かな担い手を育成することを目的とした社会連携講座です。
本講座の「映像メディア制作理論」は、映像メディアを駆使した作品制作を実践する上で重要となるテーマの発見、表現手法研究の実験と応用、またコンテンツの展開経路の構想などに焦点を当てた講義と演習を展開し、多様なフィールドに対応できるメディアの「発信者」に必要な情報編集力の獲得を目指す授業です。後期開講の「映像メディア制作理論b」では、大学外でのフィールドを対象とした映像コンテンツ作品の制作を予定しており、ここではメディアコンテンツの制作や企画立案から作品完成、および公開までのプロセスをすべて視野に入れ,時間の許す限り論理的かつ実践的なアプローチで制作指導を行う内容となっています。
芸術・デザイン系の基礎教育を受けた経験のない院生がほとんどです。しかし自身が企画するということ、またそれをなんらかの形に具体化させ提示するということを通して、「アイデアが言葉・カタチになり、それが第三者に伝わる(伝える)」ことの価値を、自身の体験として確認してもらうことが重要と考えています。メディアプロフェッショナルコース以外で、関心のある学生の皆さん(研究科は問わず)もご参加いただけます。
展示概要
作品を通してコミュニケーションのあり方を多彩に提示する若手美術作家・山田麻衣(名古屋芸術大学大学院デザイン研究科修士課程在籍)とメディアプロフェッショナル論講座のコラボレーション展です。同講座「映像メディア制作理論b」(担当:池側)を受講する学生が様々なガジェット(映像、オブジェ、本など)を用意いたします。鑑賞者はガジェットと巨大な山田作品(着ぐるみ状のオブジェ)を自由に掛け合わせることによって、自分自身の物語を「clas」内に想像(創造)することになります。
参加学生はガジェットを制作するとともに、展覧会そのものの企画・運営に関わることになり、授業の一環で広報手段の決定から広報
ツールの制作なども有機的に行っていきます。展示の具体案は、授業の中での
ディスカッションを通して決定していく予定です。
企画内容のPDFはこちら
2008.10.9
●ワークショップ「カードのメディア論:バラバラ・同じの遊び方」ディスカッションに参加
日時:10/18(土)13:30〜15:00 ※無事終了しました。
場所:名古屋大学 野依記念学術交流館
名古屋大学教養教育院プロジェクトギャラリー「clas」において、10/14(火)〜10/24(金)
まで「カード:つなぐ器」と題された企画展が開催されます。この企画はホモ・サピエンスの道具研究会によるもので、カードについての人類学的リサーチの内容とそこから生まれたいくつかの作品を紹介しようというモノです。
期間のちょうど真ん中に位置する18日(土)は名古屋大学ホームカミングデーで、名大の卒業生やその家族が多数キャンパスに集います。その日に「clas」では、ワークショップ「カードのメディア論:バラバラ・同じの遊び方」が開催され、池側研究室もワークショップのディスカッションに参加します。
ディスカッション参加者
坂井信三先生(南山大学人文学部教授)
秋庭史典先生(名古屋大学大学院情報科学研究科准教授)
新美倫子先生(名古屋大学博物館准教授)
ほか
関心のある方はご参加ください。詳細は「clas」のwebをご覧ください。
*ホモ・サピエンスの道具研究会…
名古屋大学と南山大学を行ったり来たりしながら、「モノの研究」と「研究の見せ方の研究」をするべんきょう会です。
2008.9.11
●“みんなで育てるアニメーション”開催
日時:11/1(土)〜11/3(月・祝) ※無事終了しました。
場所:名古屋大学 野依記念学術交流館

主催:[みんなで育てるアニメーション]シンポジウム実行委員会(ANIMATION TAPES,TAFF,名古屋大学映像表現研究会,名古屋大学現代芸術研究会等から構成)
後援:日本映像学会中部支部ほか
「アニメーションは今や日本の文化の一翼を担っています。コンピュータや映像機器、アプリケーションが普及するなかで、制作環境が整い、多くの制作者が生まれてきています。さらに政府や行政がその育成に力を入れ、多くのコンペティションが開催されると同時に、携帯電話や映像投稿サイトを通じて、流通、共有されています。大学をはじめとする教育機関でも、相次いで学科やコースが設立され、多くのプログラムが提供される状況にあります.しかし、アニメーションに対する社会的な評価や、それを取り巻く知的環境は未だ確かなものとはなっていません。一方では商業的な成功に結びつき、他方では芸術的な評価が求められるといった二つの側面は、制作者はもとより、鑑賞者に、そして批評や研究においても、基準の多様化をもたらしています。このシンポジウムは、上映と鑑賞、ワークショップを通して作品を理解し、その置かれた現状を概観すること、また研究者らによる講演とパネルディスカッションによって、アニメーションの今後の可能性を模索し、環境整備へとむけた知的見取り図を、学際的な視点から描くこととを目的として開催されるものです。」(プレスリリースより)
http://animationtapes.sakura.ne.jp/(公式HP)
http://www.k5.dion.ne.jp/~mimicry/(ANIMATION TAPES)
→池側研究室(名古屋大学映像表現研究会)も協力メンバーとして関わり、ワークショップ担当および11/3にデザイン教育におけるアニメーション制作研究に関する発表を行う予定です。
2008.8.1
●“木ノ下智恵子先生(大阪大学コミュニケーションデザインセンター)”をお招きします
日時:8/7(木)3〜5時限、8/8(金)2〜4時限、8/9(土)2時限・3時限の前半年
※無事終了しました。
場所:国言棟1階ラウンジ
→「科学技術」、「減災」、「臨床」、「アート」、「支援」、「横断」といったキーワードのもと、2005年4月に大阪大学に設置された「コミュニケーションデザイン・センター」は文字通り「コミュニケーション」に焦点を当て、人的資源、イベント、システム、制度などのメディア性を研究する先進的な部局です。今回はメディアプロフェッショナル論講座の集中講義として、大阪大学コミュニケーションデザイン・センターより木ノ下先生を招き、ご自身の関わられたプロジェクトを紹介頂きながらメディアの多様性についてご講義いただきます。