■ベケット『勝負の終わり』(『エンドゲーム』)Endgameの梗概■テキストここでは『ベケット戯曲全集 2』安堂信也・高橋康成共訳(白水社、1967)所収のものを使用。
■劇の展開1 クロヴの繰り返される動作(上手の窓、下手の窓など) 2 クロヴとハムの関係と彼らの特徴(あくび、言葉と身振りの不一致、など) ・権力者としてのハム(戸棚の鍵をもつ) 3 ドラム缶からナッグの顔が現れる。お粥とビスケット。幼児化した老人であることが分かる。18 ・なぜドラム缶に入れられているのか? ・登場人物は何が起こっているのかわからない。クロヴにはなぜハムといっしょにいるのかわからない91。 ・(緊張、興奮、笑いなど喚起する)虚構的な時間の流れを拒否、大事件のヒントを拒否20、29 4 ネルとナッグ。コモの湖。30 ・コモの湖(婚約したばかり)の記憶はネルにとって鮮明。→ナッグの冗談話は笑わせる力を次第に失う。 5 車椅子を動かす(世界一周)。望遠鏡。36 ・クロヴは劇の最初にも窓の外を見ている。 6 意味を問う。「なぜこんな芝居をするんだろう、毎日、毎日?」43 7 昔のこと。父親代わり。犬52。ベッグ婆さん。50 8 魚又(やす)。目覚まし時計の音を鑑賞する61。 9 ナッグに話を聞かせる。クリスマス前夜の話。話の中に言及される子どもはクロヴか。「人の声を聞きたいと思う日が」62 10 クロヴに作りかけの小説を聞かせる73。「終わり」84。ネルの死97。 ・ハムが語ることは現実に起きたことなのか。 11 ベッグ婆さんを追い返した91。86 12 これが最後だ93。不意に終わる100。クロヴの旅立ちの装い102。
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