再現と顕現の表象形式

!予定

1 10/11 後期授業の見取り図:

前期授業の前提には、女性にかんして、次の三つがあった。

(1) 男性原理と女性原理という二項対立軸

(2) 原理は歴史によってねつ造される(例 母性の誕生)

(3) 女性原理が男性原理を支配すべきだ(例 キリスト教の家父長制 VS 民主的個人平等主義)

その前提を成り立たせている手口は、@馴致化された物語への依存、A自ら外部に立てるという信頼であった。(不問の両性具有、性差

後期授業では、象徴表現にかんして、どのような前提と手口があり、何が不問にされているかを、さぐる。

 

2 10/18 起源を反復する、「文字付き絵画」:「確かさ」にもとづく表象可能性

言葉と形像との〈共通の場〉の形成

エリザベス・アイゼンステイン『印刷革命』(別宮貞徳監訳 みすず書房, 1987年) 

&ウイリアム・アイヴァンズ 『ヴィジュアルコミュニケーションの歴史』(白石数也 訳 晶文社 1984年)

 

3 10/25 起源の光学的模写をする、「文字付き絵画」:より精度のある「確かさ」への運動

表象完全性への対応パターン(幾何学道徳型と光学叙述型

&スヴェトラーナ・アルパース『描写の芸術: 一七世紀のオランダ絵画』(幸福輝訳 ありな書房, 1993年)1章−2章

 

4 11/1   エンブレムの誕生:真理を模写する意志

表象秩序の仕組みと仕掛け

&マリオ・プラーツ『綺想主義研究―バロックのエンブレム類典』(伊藤博明訳 ありな書房, 1998)世俗エンブレムの章

11/8 QUIZ

 

5 11/15 エンブレムの解釈学(総括編):多様解釈の混在する表象

表象にまつわる、多義性と散種

            &東浩紀『存在論的、郵便的:ジャック・デリダについて』(新潮社, 1998年)6-73
『存在論的、郵便的:ジャック・デリダについて』についての要約はここをクリック

 

6 11/22 エンブレムの解釈学(テクスト編):類似への変質願望と註釈への執着

表象が開示する内・世界存在(記憶ゲーム)、そして世界・内・存在(自己投企)への盲目化

            &東浩紀『存在論的、郵便的:ジャック・デリダについて』(新潮社, 1998年)148-212

 

11/29 QUIZ      12/6 予定調整日

 

7 12/13 用語エンブレムとシンボル論(土台編):多重啓示論

文字と形像との融合文化という現相/幻想

              &カッシーラー『シンボル形式の哲学』序論I (岩波文庫)
    &
E・H・ゴンブリッチ『シンボリック・イメージ』(平凡社)

 

8 12/20 エンブレムの文法学(行為編):自己形成化と個の誠実さ

個人という起源の再現と、個人の顕現の抹消

&S. グリーンブラット『ルネサンスの自己成型』(高田茂樹訳 みすず書房, 1992)序章

 

1/10 QUIZ